かもめ学園に伝わる七不思議「トイレの花子さん」の正体である少年花子くんと、オカルト好きの少女八尋寧々が学園の怪事件の謎を解いてゆくレトロなホラー物語が原作のTVアニメ『地縛少年花子くん』。
2020年からTVアニメ化し、2025年1月から待望の第2期が放送されました。本記事では、作品への愛を詰め込んだTVアニメのOP・EDテーマを紹介します。
目次
TVアニメ『地縛少年花子くん』
概要
「月刊Gファンタジー」(スクウェア・エニックス)にて2014年から連載中のあいだいろの漫画が原作のTVアニメ『地縛少年花子くん』。願いを叶える代わりに大切なものを捧げるよう求める学校の地縛霊花子くんと恋愛に悩むオカルト少女の八尋寧々が、学園内で起こる“七不思議”にまつわる事件を解いて、さらに人と怪異の交流を描いているハートフルな学園ホラー物語。2020年にTVアニメ化し、2021年に東京と大阪でミュージカル舞台も上演した人気の作品です。
2025年3月時点、既刊23巻まで発売されている原作漫画の本編とは別に、2018年からは「Pファンタピー」(pixivコミック)にて物語の日常を描いたスピンオフ『放課後少年花子くん』も連載中(2025年3月時点、既刊2巻)。2022年にはアニメプロジェクトが再始動し、第1弾・第2弾としてスピンオフのショートアニメバージョンが放送され、第3弾として2025年1月から原作漫画のTVアニメ第2期が放送されました。
あらすじ
主人公は、かもめ学園に伝わる“七不思議”のひとつ「トイレの花子さん」の正体である少年花子くん(生前の名前、柚木普)。高等部1年生のオカルト少女八尋寧々は2年生の源輝との恋愛成就を願い、ある日トイレを訪れて花子くんと出会います。縁結びとして現れた“人魚の鱗”をきっかけに、花子くんと不思議な契約を交わして彼の助手となった寧々。その後、物を隠す“ようせいさん”や異界に通じると噂の“ミサキ階段”など、2人は学校の怪異の謎解きに立ち向かっていきます。
学園七不思議のリーダーとして怪異と人の関係を正しく保つ使命を自覚しながらも、放課後に友達と過ごすことに憧れを抱く寂し気な一面もある花子くん。花子くん役の声優緒方恵美は、彼の可愛らしさやかっこよさ、孤独な心情を見事に演じています。ただのホラー作品ではないポップな物語性と、大正ロマン漂うレトロな作画も魅力的な作品です。
花子くん(緒方恵美)、八尋寧々(鬼頭明里)、源光(千葉翔也)、源輝(内田雄馬)、蒼井茜(土岐隼一)、赤根葵(佐藤未奈子)、もっけ(吉田有里、森永千才、金澤まい)、ミツバ(小林大紀)、つかさ(緒方恵美)、七峰桜(安済知佳)、日向夏彦(水島大宙)、ヤコ(ゆかな)、土籠(津田健次郎)など。
*( )内は声優名
第1期『地縛少年花子くん』OP・ED
OP:「No.7」地縛少年バンド(生田鷹司×オーイシマサヨシ×ZiNG)
2020年1月から3月に使用されたTVアニメ第1期のOPテーマは地縛少年バンドが担当。PENGUIN RESEARCHのボーカルで声優としても活動する生田鷹司、アニメソングで有名なシンガーソングライターオーイシマサヨシ、凛として時雨のピエール中野(Dr)を中心としたサウンドクリエイターユニットZiNGによるスペシャルバンドです。
女性アイドルグループZOCXの藍染カレン、戦慄かなの、香椎かてぃもコーラスで参加しています(2024年3月にZOCは活動休止し、2025年1月からZOCXと改名)。
ZiNGのANCHORが作詞と作曲を手がけ、学園ホラーの世界観を疾走感のあるロックサウンドで表現した楽曲。生田とオーイシの歌声が勢いよく駆け抜けて、女性陣のコーラスによってミステリアスな雰囲気をまとっています。
歌詞には〈所詮は噂話〉〈さぁ語りましょうか 七番目〉など、七不思議を連想させるフレーズが含まれていて、物語の世界観を表現しています。中でも、〈一か八が綱渡りって八番目は無いだろ?〉といった数字を使った巧みな言葉遊びは聴きどころ。「花子くんの心情も伝わってくる」とファンの心を掴んでいます。
ED:「Tiny Light」鬼頭明里
2020年1月から3月に使用されたTVアニメ第1期のEDテーマは、原作漫画のファンで八尋寧々役の声優鬼頭明里が歌っています。作詞・作曲・編曲は、数々の声優陣の楽曲制作に携わってきたSakuが担当。ピアノが切なく響きわたるゆるやかなメロディで始まり、後半に向けて歌声もサウンドも壮大に変化して感動的な世界観を描いています。
歌詞は、特別な人の存在を強く心に想うことで自分の強さと脆さを知り、葛藤しながらも一歩踏み出そうとする勇気が伝わってきます。特に〈君がいるだけで 世界は変わった〉というフレーズが印象的。曲の美しさはもちろん、鬼頭の透明感あふれる歌声も魅力で、本編の終わりをしっとりと締めくくり、今でも愛され続けている1曲となりました。
ショートアニメ『放課後少年花子くん』ED
ED:「来い!濃い恋」八尋寧々(鬼頭明里)・もっけ(吉田有里、森永千才、金澤まい)
TVアニメ第1期の放送から2年後、2022年12月にアニメプロジェクトが再始動。その第1弾として2023年10月には、本作品の公式スピンオフ物語『放課後少年花子くん』(全4回)、第2弾として2024年10月には続編(全4話)が放送されました。花子くんと八尋寧々を中心に平和な日常を描いた10分間のショートアニメで、OPテーマはなく、第1弾と第2弾ともに同じEDテーマが使用されました。
八尋寧々役の鬼頭明里、臆病でキュートな怪異もっけ役の吉田有里、森永千才、金澤まいが歌う超ハイテンポな楽曲です。
鬼頭が八尋としてキュートに歌い、〈変変変変大変だ!〉〈変態大変変態だ!〉〈濃い濃い濃い濃い濃い恋だ!〉と、恋に落ちていく気持ちの変化をコミカルに描いています。鬼頭は「テンポが速く、めちゃくちゃ早口で、歌い甲斐がある」と初めて本曲を聴いた時の感想を述べ、「早口の部分は歌えると気持ちいいのでチャレンジしてほしい」とコメント。聴いているだけで恋するドキドキ感も楽しめて、カラオケの盛り上げソングにもなる1曲です。
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