1979年にテレビ放送された『機動戦士ガンダム』を原点に、数々の名作を世に送り出してきたロボットアニメ「ガンダムシリーズ」。
個性豊かなキャラクターたちが駆るモビルスーツの数々、そして従来のアニメ作品とは一線を画す、勧善懲悪ではない深みのあるストーリーがファンを虜にしてきました。
第1作から40年以上が経過した現在もガンダム人気は健在で、2022年から翌年にかけてシリーズ最新作として放送された『機動戦士ガンダム 水星の魔女』は、作品の感想や考察がSNS上を飛び交う話題作となりました。
本記事では、アニメ『機動戦士ガンダム 水星の魔女』で使用された全主題歌を徹底解説します。
目次
『機動戦士ガンダム 水星の魔女』とは
◆◆放送開始1周年◆◆
昨年10月2日(日)に
『機動戦士ガンダム 水星の魔女』
第1話が放送されてから、
本日で1周年となりました!前日譚「PROLOGUE」の公開から始まり、
Season1・2の放送、
そして #水星の魔女フェス まで、
たくさんの応援ありがとうございます!#水星の魔女 #G_Witch pic.twitter.com/uBp6DAj3rJ— 機動戦士ガンダム 水星の魔女 (@G_Witch_M) October 2, 2023
テレビシリーズ初となる女性主人公、そして学園ものという従来のガンダムシリーズとは一線を画す設定が話題となった『機動戦士ガンダム 水星の魔女』。
その背景には、“ガンダムに触れてこなかった若い世代の開拓”という制作側の明確な目的と意図がありました。結果的にその狙いは的中し、SNSを中心に“水星の魔女”ブームを巻き起こすことに成功しています。
「その魔女は、ガンダムを駆る。」
そんな刺激的なキャッチコピーが踊る作品の主人公は、水星からやって来た少女、スレッタ・マーキュリー。
母親の勧めでアスティカシア高等専門学園に編入したスレッタが、愛機ガンダム・エアリアルを駆り、数々のドラマを生み出します。
『機動戦士ガンダム 水星の魔女』オープニング主題歌
2022年10月から翌年1月にかけてSeason1が、2023年4月から7月にかけてSeason2が放送されたテレビアニメ『機動戦士ガンダム 水星の魔女』。
その冒頭を彩ったオープニング主題歌を紹介します。
祝福 / YOASOBI
Season1のオープニング主題歌に起用されたのは、アニメ『【推しの子】』の主題歌“アイドル”が2023年を代表する1曲となった音楽ユニット・YOASOBI。
「小説を音楽にするユニット」をコンセプトに掲げる彼らは、『機動戦士ガンダム 水星の魔女』で脚本・シリーズ構成を担当する大河内一楼の小説『ゆりかごの星』をベースとし、主題歌“祝福”を制作しました。
一聴しただけでYOASOBIの楽曲だとわかるシグネチャーサウンドにのせて歌われるのは、自らの手で未来を切り開くという強い想い。歌詞には「コクピット」などガンダムを連想させるワードも用いられています。
「目一杯の祝福を君に」のサブタイトルが付けられたSeason2最終話では、エンディング主題歌として使用され、壮大な物語を締めくくっています。
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slash / yama
2023年4月から放送がスタートしたSeason2のオープニング主題歌は、プロフィール非公開の謎めいたアーティスト・yamaの“slash”。
Season2の放送開始日である4月9日に先行配信が開始され、5月10日に4thシングルとしてリリースされた楽曲です。
緊張感あふれるサウンドと張り詰めたyamaの歌声が描き出すのは、ずっと眼を背けていた自分と世界との向き合い方。世界が持つ無限の可能性に気付いた主人公は、<もう 逃げることはしない>と覚悟を決めます。
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