原作から高い人気を誇り、アニメ化された際も多くの反響を集めた『化物語』。
実はこの作品はストーリーだけでなく、主題歌も魅力あふれる曲ばかりだと話題なんです。
本記事では、アニメ『化物語』の歴代主題歌全6曲についてそれぞれの特徴や歌っている人物、アニメの第何話で使用されるか等の詳しい情報をOPテーマとEDテーマに分けてご紹介いたします。
アニメのメインキャラクターたちについても簡単にまとめてあるので、これから作品をご覧になる方は参考程度に目を通しておくと良いでしょう。
目次
1.アニメ『化物語』について
概要
『化物語』の原作は2006年に刊行された西尾維新によるライトノベルで、後に続く「<物語>シリーズ」の第1~2巻に該当します。
主人公の男子高生が各章ごとに現れるヒロインたちと共に彼らを取り巻く「怪異」と接触していく様をコメディチックに描いた作品で、TVアニメ版は2009年7月から放送されました。
地上波で放送された12話と公式サイトのみで配信された3話の全15話から成ります。
10人のメインキャラクター
①阿良々木暦(あららぎこよみ)【CV:神谷浩史】
主人公の男子高生。
「人間強度が下がる」として友人を作らないことをモットーに学生生活を送っていましたが、高校2年生の春休みにとある事件に遭遇したことをきっかけに怪異に巻き込まれていくことになります。
②戦場ヶ原ひたぎ(せんじょうがはらひたぎ)【CV:斎藤千和】
暦のクラスメイト。
見た目のおしとやかさとトップクラスの成績から校内では「深窓の令嬢」と位置づけされています。
実際の性格はツンデレで、気心知れた相手に対しては毒舌・暴言をためらいません。
③八九寺真宵(はちくじまよい)【CV:加藤英美里】
迷子の小学生の女の子で、大きめのリュックサックが彼女のトレードマークになっています。
暦の名前をわざと間違えるお茶目な性格をしており、彼の心を開いていく存在としてファンの多いキャラクターです。
④神原駿河(かんばるするが)【CV:沢城みゆき】
ひたぎの中学生時代の後輩。
相手を褒めるのが上手く、人当たりの良さから多くの人間に慕われる美少女キャラです。
運動神経抜群で、過去には弱小バスケットボール部を全国大会まで導いた経験も。
機械ものや賭け事に弱いところが弱点です。
⑤千石撫子(せんごくなでこ)【CV:花澤香菜】
人見知りで恥ずかしがり屋の中学2年生。
暦に秘めた恋心を寄せていましたが、あることをきっかけに彼へのアプローチが加速していきます。
⑥羽川翼(はねかわつばさ)【CV:堀江由衣】
クラスの委員長で、校内一の天才と称される翼はひたぎからも一目置かれる存在。
彼女の複雑な家庭環境によってため込んだストレスにより、暦と怪異が出会うきっかけを生み出しました。
⑦忍野メメ(おしのめめ)【CV:櫻井孝宏】
全国を放浪しながら怪異について調査する30代男性で、廃墟と化した塾の跡地に無断住居しています。
外見には気を遣わず、いつも金髪のボサボサ頭にアロハシャツという胡散臭い格好。
暦たちに怪異への対処法をアドバイスするという重要な役割を担っています。
⑧忍野忍(おしのしのぶ) 【CV:坂本真綾】
忍としての彼女は幼女の姿をしていますが、暦が怪異と出会う前まではキスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレードという名の絶世の美女でした。
普段は無口キャラですが、好物のドーナツを食べる時だけ饒舌になるところが可愛いです。
⑨阿良々木火憐(あららぎかれん)【CV:喜多村英梨】
暦の2人の妹のうち姉に当たるのが、中学3年生の火憐。
身長が高いことを気にしており、いつもジャージ姿で足を隠しています。
正義感が強く、妹の月火と2人で近隣中学の学生たちを助けに回っていることから姉妹揃って通称「ファイヤーシスターズ」と呼ばれています。
⑩阿良々木月火(あららぎつきひ)【CV:井口裕香】
暦の2番目の妹である月火は、和服が好きな中学2年生。
撫子とは、小学生時代のクラスメイトかつ友達です。
大人しそうなのは外見だけで、実際は短気で怒りっぽい性格をしています。
2.『化物語』の歴代主題歌 全6曲
OPテーマ編
『化物語』のOPテーマは、各ストーリーのメインヒロインによって歌われています。
以下ではOPテーマごとのタイトルや特徴、歌を担当するキャラクターについてまとめました。
①アニメ第1・2・12話OPテーマ
曲名:「staple stable」
歌っているのは戦場ヶ原ひたぎ。
「<物語>シリーズ」の中で彼女が歌う曲は多数存在しますが、これが初めて担当したOPテーマになります。
タイトルや歌詞を通して彼女の暦に対するまっすぐな想いが表現されている曲です。
②アニメ第3~5話OPテーマ
曲名:「帰り道」
歌っているのは八九寺真宵。
小学生の元気の良さが伝わってくるような歌声と、機械的な音楽の掛け合いが可愛らしいです。
この曲の魅力は映像を含めることで最大限に引き出されると思います。
③アニメ第6~8話OPテーマ
曲名:「ambivalent world」
歌っているのは神原駿河。
尊敬する人にどこまでも受け入れてもらえない…、そんな駿河のやるせない思いが伝わってくる曲です。
映像のラストで駿河がひたぎに真っ二つに切られるシーンには鳥肌が立ちました。
④アニメ第9・10話OPテーマ
曲名:「恋愛サーキュレーション」
歌っているのは千石撫子。
撫子らしいふんわりとした歌声が印象的です。
暦へ届くことのないもどかしい恋心が映像でも表現されており、歌詞と合わせて聴いていると少し切ない気分になります。
⑤アニメ第11・13~15話OPテーマ
曲名:「sugar sweet nightmare」
歌っているのは羽川翼。
自分を今まで苦しめてきたものから心だけでも自由になりたい、と願う翼の思いがダイレクトに歌詞に乗っています。
彼女が怪異に出会っていくまでの流れが分かるくらい凝った色味の少ない映像表現が素晴らしいです。
EDテーマ編
EDテーマはOPテーマと違い、全話共通の一曲が使用されています。
歌っているのは同人音楽サークルのsupercellで、登場人物たちでないのが特徴です。
曲名:「君の知らない物語」
歌手名:supercell
この曲をきっかけにアニメを見始める方も多いというほど世間的に知名度の高いEDテーマ。
サビ部分のメロディには安定感があり、聴いていて非常に心地良いです。
アニメを締めるのに、ぴったりの曲だと思います。
まとめ
今回は、アニメ『化物語』の歴代主題歌全6曲について詳しくご紹介してきました。
1シーズン分のOPテーマが同一でなく、各ストーリーのメインヒロインによって歌われているアニメ作品というのは非常に珍しいですよね。
また、この作品をご存知ない方にも有名であるほど良曲として話題のEDテーマも非常に魅力的です。
ストーリーと合わせることでより各曲の良さを感じて頂けると思うので、これからアニメをご覧になる場合には是非OPテーマからEDテーマまで通しでご覧になってみてください!