TVアニメ『片田舎のおっさん、剣聖になる』OP・ED主題歌一覧

TVアニメ『片田舎のおっさん、剣聖になる』OP・ED主題歌一覧

片田舎で道場を構える剣術師範の中年男性ベリルが、出世した元弟子から騎士団付きの特別指南役に推薦されたことで剣術が評判となっていくファンタジー物語が原作のTVアニメ『片田舎のおっさん、剣聖になる』

剣術のアニメーションも本格的だと好評の作品で、2025年4月から放送を開始しました。本記事では、年齢を経ても挑戦する勇気を与えてくれるOP・EDテーマ曲を紹介します。

TVアニメ『片田舎のおっさん、剣聖になる』

概要


小説投稿サイト「小説家になろう」にて、2020年11月から連載中の佐賀崎しげるによるライトノベル『片田舎のおっさん、剣聖になる 〜ただの田舎の剣術師範だったのに、大成した弟子たちが俺を放ってくれない件〜』(略称、おっさん剣聖)が原作の『片田舎のおっさん、剣聖になる』。片田舎で道場を構える剣術師範の中年男性ベリル・ガーデナント(45歳)が、王国騎士団長に出世した元弟子から騎士団付きの特別指南役に推薦され、彼の剣術が評判となってゆくファンタジー物語です。

鍋島テツヒロのイラストを添えた書籍版が「SQEXノベル」(スクウェア・エニックス)にて2021年4月から刊行中(2025年5月現在、既刊9巻)、乍藤和樹の作画の漫画版が電子雑誌「どこでもヤングチャンピオン」(秋田書店)にて2021年8月から連載中(2025年5月現在、既刊7巻)。しがないおじさんが成りあがってゆく人気作品で、2025年4月からTVアニメの放送が開始されました。

原作小説に準拠したTVアニメの監督は『蒼天の拳 REGENESIS』『ひとりぼっちの異世界攻略』などに携わった鹿住朗生、シリーズ構成は『弱虫ペダル』『青のミブロ』などの脚本を担当した岡田邦彦、キャラクターデザインは『ゴールデンカムイ(第3期)』の作画監督を務めた早坂皐月といった実力派のスタッフ陣が集結しています。

アニメーションは、『ひぐらしのなく頃に 業・卒』『ハイスクールD×D HERO』などを制作したパッショーネと、色彩と背景美術の美しさに定評のあるハヤブサフィルムが共同で制作しています。


さらに、西洋剣術(ロングソード)の指導協力として、14〜15世紀の騎士と武士の剣術・戦術を教えるスクール「キャッスル・ティンタジェル」が参加し、海外の視聴者を納得させるほど騎士の剣術を本格的に表現しています。

MEMO

小説と漫画のほか、空路恵の作画、渡辺樹の構成による第1弾スピンオフ漫画『片田舎のおっさん、剣聖になる外伝 はじまりの魔法剣士』が、マンガ雑誌アプリ「マンガUP!」(スクウェア・エニックス)にて2024年11月から連載中(2025年5月現在、既刊1巻)。ハザマササミの作画、四谷ゼンジの構成によるスピンオフ漫画第2弾『片田舎のおっさん、剣聖になる外伝 竜双剣の軌跡』が、「ヤングガンガン」(スクウェア・エニックス)にて2025年2月から連載中(2025年5月現在、既刊1巻)。

2023年には「ピッコマAWARD 2023」マンガ部門を受賞、2024年には「全国書店員が選んだおすすめコミック2024」にて13位を獲得し、2025年5月時点で、全シリーズ累計部数は800万部を突破。小説、漫画、スピンオフと、それぞれの作品で物語を楽しめる内容になっています。

あらすじ


物語の主人公は、片田舎の村で剣術道場を構える剣術師範の中年男性ベリル・ガーデナント(45歳)。独身で、自称“しがないおっさん”のベリルは「このまま静かに年を重ねていくのだろうか」と考えていたある日、王国騎士団長に出世した元弟子のアリューシアが10年ぶりに訪れて、彼女から「先生を騎士団付きの特別指南役として推薦した」と告げられます。

同居する父親から「嫁を見つけるまで帰ってこなくてもよい、行ってこい!」と言われ、ベリルは田舎から都会へ引っ越すことに。そこで彼は、最高位冒険者やエース魔術師などランクアップした元弟子たちと再会し、彼女たちから教えを請われます。

「おっさんの自分には荷が重い」と卑下するものの、長年鍛えてきた彼の剣術は凄まじく、彼の活躍は“片田舎の剣聖”と都で評判に。周囲への配慮があり大人の哀愁を漂わせる中年男性が成りあがってゆくファンタジー物語です。


ベリル・ガーデナント(平田広明)、アリューシア・シトラス(東山奈央)、スレナ・リサンデラ(上田瞳)、クルニ・クルーシエル(広瀬ゆうき)、フィッセル・ハーベラー(矢野妃菜喜)、ルーシー・ダイアモンド(斎藤千和)、ヘンブリッツ・ドラウト(石川界人)など。
*( )内は声優名。

TVアニメ『片田舎のおっさん、剣聖になる』OP・ED

OP:「HEROES」西川貴教


2025年4月から放送中のOPテーマは、1996年にT.M.Revolutionとしてソロデビューし、様々なジャンルで活躍する西川貴教が歌っています。彼が主催した「イナズマロック フェス」を機にプロを志したNovelbrightの沖聡次郎が作曲とギターを担当し、東京事変のメンバーとしても活躍する亀田誠治が編曲・サウンドプロデューサー・ベースを務め、日本を代表するドラマーの玉田豊夢も参加している豪華な楽曲です。


ピアノが希望の光のようにキラキラと響いて、ドラマチックに展開する爽やかなロックサウンドの楽曲。本作品の物語と重ね合わせて、“誰もが誰かの夢であり、ヒーローである”というメッセージが込められています。


歌詞は西川が制作し、「夢を掴もうとする人、夢の途中の人、夢を諦めかけた人、夢を持つ全ての人に届けたい想いが詰まっている」とコメント。数え切れないほど挫けても、間違えてもいいから、諦めないことの大切さや揺るぎない覚悟を感じさせます。力強く真っ直ぐな歌声が歌詞に説得力を持たせ、頑張る人を応援しているかのようです。

歌手、俳優、声優など幅広いジャンルで活動するだけでなく、自身の故郷である滋賀県の観光大使を務め、美ボディ大会で優勝するほどの肉体の持ち主の西川。50代とは思えない挑戦を常に続け、ファンから“兄貴”と慕われる彼の心情と存在感をそのまま表したかのような1曲です。

ED:「Alright!!!」FLOW


2025年4月から放送中のEDテーマは、1998年に結成し、数々のアニメ作品の主題歌を歌ってきた5人組ミクスチャーロックバンドFLOWが担当しています。作詞はKOHSHI ASAKAWA(Vo)、作曲はTAKESHI ASAKAWA(Gt)が務め、メンバー全員で編曲した楽曲です。


曲については「ついに“おっさん”時代到来!!! “おっさん”だからこそ紡げる昨日今日ではない言葉で楽曲を彩れた」とコメント。力強くて清々しいバンドサウンドと、中世ヨーロッパをイメージさせるサウンドが融合し、ノスタルジックな世界観を構築しています。


歌詞は難しい言葉も言い回しもなく、彼らの培ってきた経験が素直に綴られていて、これからも挑戦を続け、さらに成長していきたいという前向きな気持ちが伝わってきます。

特に、〈身の丈の歩幅で / 日々道々 / 未だ進行形さ〉からは、周囲に惑わされずに着実に進み続ける実直さ、〈僕はついに失う怖さを知ってしまった / 同時に探し物を見つけられたような気がしたんだ〉からは、20年以上の活動をしてきた中で体験してきた苦楽をイメージさせます。

長年彼らを応援してきたファンにとっても、バンドが歩んできた道のりを彷彿とさせて涙を誘う1曲になったのではないでしょうか。

TVアニメ『片田舎のおっさん、剣聖になる』まとめ


原作小説では登場人物たちの心理描写を丁寧に描き、漫画版では剣術や魔法の戦闘シーンが迫力があると好評の『片田舎のおっさん、剣聖になる』。

哀愁漂うベリルですが、未熟な人々に対しても見下さず他人を思いやる姿勢は印象的で、元弟子たちからの人望も厚く、ベリル役を担当した平田広明の渋い声も相まって中年男性の魅力を存分に伝えています。

そんな彼とほぼ同世代の西川貴教とFLOWが主題歌を務めたことで、年齢を重ねても初心を忘れず、若々しく突き進む勇気を視聴者に与えてくれたような気がします。

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