HAGANE【インタビュー】世界を切り裂くハーモニックメタルの剣

HAGANE【インタビュー】世界を切り裂くハーモニックメタルの剣

ハーモニックメタルを形作った音楽的ルーツ

-HAGANEは自身の音楽性を“ハーモニックメタルバンド”と標榜しています。カルチャ読者のために“ハーモニックメタル”がどのような音楽なのか教えていただけますか?

Sakura:ハーモニーは出来上がると気持ちがいいものだと思っています。ヴォーカルとコーラスとの掛け合い、ツインギターでのハモリや掛け合い、ベースやギター、ドラムでのユニゾンだったりハモリだったり、そういったハーモニーの綺麗さを大切にしているジャンルです!

-みなさんの音楽的バックグラウンドについてお伺いします。HAGANEの楽曲からはメロディックスピードメタルなどの影響が感じられますが、どのような音楽から影響を受けたのでしょうか。

Uyu:メタルにハマり始めたのはX JAPANを聴いたのがきっかけで、その後BABYMETALを聴いて「こんな音楽をやりたいなー」と思っていました。脳を刺激する感じが気持ちいいです。

Sakura:わたしは両親が洋楽とメタル好きだったんです。そういう家だったのでラジオが常に流れてましたね。父がギターを弾けたので、そこからわたしも弾くようになって、マイケル・シェンカーやゲイリー・ムーア、Judas Priestを好きになりました!

-若くしてメタルの道に入ったのはご両親の英才教育の賜物ですね! Mayto.さんはいかがですか?

Mayto.:以前からBon JoviやVan Halenが好きでした。邦楽ではViViDというヴィジュアル系ロックバンドが大好きで、ギタリストのRENOさんに影響を受けてMr.BigやDream Theaterも好きになりました。メロディックなメタルサウンドの音楽が、私が1番聴いてきた音楽です!

Sayaka:メタルを好きになったのは、摩天楼オペラがきっかけです。そこからDragonForceやHelloween、Rhapsody of FireやIron Maidenといった洋楽メタルを聴くようにもなりました。

Kanako:もともとMr.BIGやQueen、AC/DCなどハードロックが好きだったんですけど、HAGANE加入がきっかけで少しずつメタルを聴くようになったんです。メタルバンドでは、HelloweenやDream Theater、Amaranthなどに影響を受けました!

-作曲についてお伺いします。Sakuraさんが楽曲を手掛けてらっしゃいますが、複雑な曲展開やハーモニーなども含めてほぼ完成した状態のものをバンドに提示しているのでしょうか。それとも原型の状態からバンド全体で細部を詰めていく感じでしょうか。作曲のプロセスについて教えてください。

Sakura:最初にほぼ全て完成させたものをメンバーに渡して覚えてきてもらいます! ですが、今回のアルバム制作では、そこからさらに細かく各楽器にアレンジを加えて全員で一緒に完成させました。そういう意味で今回のアルバムはメンバー全員で作ることができたので、新しい発見もあって楽しかったです!

-おお! アルバムの話が出ましたね。今年リリース予定の1stアルバムのことですね? 作品を追うごとに楽曲のクオリティやサウンドの質が向上していますが、どのような作品になりそうですか? 今の時点で話せる範囲で構いませんので、是非アルバムについて教えてください。

Sakura:この2年間ライヴでやってきた曲をやっと収録することができました。お客さんもやっと音源で聴けるということで、「こういう曲だったんだ!」「あの曲がこうなったんだ!」という驚きもあると思います。(ファンが)「これまで見てきたHAGANEだよね」と感じるようなオールド要素のある新曲と「一皮剥けたよね!」って思うかっこいい新曲を揃えることができました。さらにその一曲一曲に合わせたサウンド作りができているので、1枚のアルバムでお腹いっぱいになると思います!

-かなりの自信作に仕上がっているようですね。記念すべき1stアルバムに関連してもうひとつお伺いします。「こういう1stアルバムを作りたい!」という理想の作品はありますか?

Sakura:他アーティストのアルバムは意識しませんでした。HAGANEがこの2年間で作り上げてきた曲と想いを詰め込もうと意気込んだアルバムに仕上がっています。初のフルアルバムということで、これから大きく前進するための作品にしたかったんです。

-作詞についても教えてください。HAGANEの楽曲はストーリー性が高いものが多いですが、歌詞はどのようにして生まれてきますか? 自分が体験したことや感じたことをストレートに書くのではなく、それを物語という形式に落とし込んでいるのでしょうか。

Sakura:歌詞を書くときは、まず楽曲のイメージに合った仮タイトルを作るんです。そのタイトルについて妄想したり、言葉を調べたりして、気に入ったワードを押さえていきます! 実体験ではない現実離れした物語が多いので、自分の妄想を歌詞に落とし込んで作ってますね。

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