友成空(ともなり そら)「鬼ノ宴」がバイラルヒット!魅力や経歴を徹底解説

友成空(ともなり そら)「鬼ノ宴」がバイラルヒット!魅力や経歴を徹底解説

現在、私たちはSNSを通じて音楽だけではなく生活や勉強など様々な情報を手にすることができます。また、最近ではSNSから人気に火が付き、メジャーデビューを果たすアーティストも誕生。TikTokやYouTubeはアーティストたちのポートフォリオにもなっています。

今回紹介する友成空(ともなり そら)は、デビュー前からTikTokに楽曲を投稿しており、2023年11月に投稿した「鬼ノ宴」が大バズり。一躍有名アーティストの仲間入りを果たした人物です。

友成空・プロフィール

友成空が音楽を始めたのは小学1年生のとき。当時はピアノを習っており、その後は独学で曲作りを始めました。曲作りをするきっかけとなったのは父から電子ピアノを譲り受けたことで、歌詞がないインスト曲を作っていたそう。

彼の父は趣味でベースを弾いており、友成空自身も幼い頃から音楽とは近い距離にいたことが窺えます。高校生の時にバンドを結成すると歌詞が必要になり、歌ありの曲を作ることに挑戦しました。

ただ、今後も音楽で生活していくとは思っておらず、自分が曲を作っていることは友達にもほとんど話していなかったそう。デビューに関しても「デビューが決まるまで、本当に意識していなかった」と語っており、あくまでも趣味の範囲内で音楽を楽しんでいたようです。

しかし、徐々に「人に聞いてもらいたい」と思うようになり、SNSに曲を投稿。この行動が、彼のデビューへと繋がっていくのでした。

SNSから始まった道

ある日、SNSで事務所がデモテープを募集していることを知った友成空は、自分の作品を送ってみることに。すると事務所から返信があり、見事シンガーソングライターとしてのデビューが決定したのです。

まるでドラマのような展開ですが、子供の頃から積み重ねてきた知識や努力、そして彼の才能が評価された結果だと感じました。そして、彼の後を追って今後も同じようなルートでデビューを掴むアーティストが増えるかもしれません!

高校生最後の日にデビュー

友成空が高校生活最後の日を迎えた2021年3月31日に1stEP「18」をリリースし、メジャーデビューを果たしました。彼が得意とするシティポップや、バラードなど様々なジャンルの楽曲が収録されており、楽曲の中にはTikTokに投稿されていた曲も。

以前からTikTokにはJ-POPはもちろん、昭和歌謡やK-POPなど多種多様な楽曲のカバー動画を投稿していました。その引き出しの多さが彼の魅力でもあり、伸び代の多さすら感じられます。「18」は、まさにその集大成とも呼べるEPであり、友成空のスタートにも値する1枚なのではないでしょうか。

MEMO

友成空は学生時代に中国語を授業で習っており、今後は中国と日本の架け橋になりたいと話していたことも。今後は音楽を通じて、その夢が実現する日が来るかもしれません。

BiSHへの楽曲提供

友成空は、他のアーティストへ楽曲提供もしています。彼が提供したアーティストはBiSH(ビッシュ)で、彼女たちの解散が発表された後に開催された楽曲コンペに、友成空は「I」という曲を提供しました。

このコンペは、2023年12月での解散が決定したBiSHが、その年の1月から12ヶ月連続でシングルをリリースし、その中の1曲をコンペで募集しようというもの。1,000以上の応募の中からGENERATIONS from EXILEのメンバーである白濱亜嵐の「脱・既成概念」が表題曲として選ばれ、友成空の「I」はカップリングとして採用されました。

純粋な一般公募で行われたこのコンペで、まだ知名度も少なかった友成空の楽曲が評価されたことは彼にとっても大きな自信になったのではないでしょうか。

「鬼ノ宴」が大バズり

@tomonarisora 鬼の宴って曲作った。#作詞作曲 #オリジナル曲 #バズれ ♬ 鬼の宴 d e m o – 友成空

2023年11月に友成空は自身のTikTokに初めて「鬼ノ宴」の一部分を投稿しました。コメントには「めっちゃ好みの曲!」「フルが早く聞きたい」と絶賛する言葉が次々と投稿され、大反響を呼んだのです。

MEMO

この投稿は、現在400万回以上の再生回数を記録しています。

「鬼ノ宴」は、楽曲だけではなく歌詞にも注目が集まり「始月曜」と書いて「はじマンデー」と読む言葉遊びのような歌詞や「あゝ」「あかよろし」「しませうか」といった日本の文化や日本語独特の表記などにも注目が集まりました。

この反響を受け、2024年1月10日に「鬼ノ宴」のフルバージョンが配信されると、同日にはYouTubeにリリックビデオを公開。このリリックビデオは公開からわずか13日で100万回もの再生回数を記録し、現在では2,600万回もの再生回数を突破しています。

また、同年3月1日には「鬼ノ宴」のMVが公開され、2024年4月現在では700万回以上の再生回数を記録。このMVは、あのの「ちゅ、多様性」のMVや数々のCMを手掛けた渡邉直が担当しており、友成空が描く世界観を見事に表現しています。

「鬼ノ宴」がバイラルヒット

「鬼ノ宴」はSNSを通じて様々な層にまで届けられ、2024年2月3日付けSpotify Japanの週間バイラルチャートでは7位にランクイン。ビルボードジャパンの「JAPAN Heatseekers Songs」では3週連続首位を獲得しました。

また、TikTokやYouTubeでは「鬼ノ宴」のカバー動画が投稿されており、日本だけではなく海外のTikTokerやYouTuberが日本語や母国語で「鬼ノ宴」を歌う様子も見られています。中毒性のある楽曲の他に「鬼」「地獄」といった日本に古くから伝わる風習や文化が、海外の人には新鮮に映ったのかもしれません。

「鬼ノ宴」カバー動画

「鬼ノ宴」は歌い手を中心に多くの人たちにカバーされています。今回はその中からいくつかピックアップして紹介しましょう。

超学生


カバー動画でありながら、180万回もの再生回数を突破するほどの反響を呼びました。コメントには「雰囲気がぴったり」「上席の鬼なんだろうな」と、彼にしか出せない歌い方を絶賛する言葉も見られています。

MEMO

この動画は2024年2月29日に配信され、この年が閏年だったことから「特別感を感じる」という声も。

すとぷり




6人組ユニットすとぷりからは、ころん、るぅと、ジェルが参加しています。同じ楽曲ながら三人三様の歌い方が魅力。彼らには多くのファンがいるので、すとぷりのカバーを通じて友成空の楽曲を知ったという人も多いのではないでしょうか。

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