日本のガールズ・ダンス&ボーカルグループ”東京女子流”。ダンス・ボーカルのスキルがピカイチの彼女たち。ハイレベルな彼女たちの魅力にフォーカスして徹底解説します!
無数のグループが乱立するガールズグループ界。
その中で、地道な活動を続け、今年2020年に10周年を迎えるのが「東京女子流」です。
音楽性の高い楽曲が多数あり、歌やダンスのレベルも高く、単に可愛らしさを全面に押し出したアイドルグループとは一線を画した魅力があります。
今回は、東京女子流について、メンバーやグループの歴史など、グループの基本情報を紐解きながら、東京女子流ならではの魅力にフォーカスしていきます。
目次
東京女子流の歴史
東京女子流は2010年avexからデビューしたガールズグループ。
当時ガールズグループが同レーベルからデビューするのは7年ぶりであったため、大きな話題を呼びました。
山邊未夢さん・新井ひとみさん・中江友梨さん・庄司芽生さん・小西彩乃さんの5名体制で活動をスタートさせます。
シングル・アルバムのリリースや定期的なライブ、地方イベントへの出演など地道な活動を続けて、2012年には初の武道館公演を開催。
女性グループによる武道館公演の、当時の最年少記録を更新しました。
その後もTV・映画への出演、野外ライブ開催、海外イベントへの参加など精力的に活動を行いますが、2015年に小西彩乃さんが脱退。
その後から2020年現在にいたるまでは4名体制です。
途中、アーティスト宣言を行いアイドルとしてのフィールドから遠ざかっていた時期もありましたが、宣言を撤回し、現在はアイドルやアーティストといった垣根にとらわれない幅広い活動を行っています。
東京女子流のメンバー
山邊未夢
1996年6月24日生まれでB型。出身地は千葉県。
東京女子流の中では最年長です。2014年の初めまではリーダーを担当していました。
デビュー当初から変わらずすらっとしたプロポーションで、テレビ番組内でほかのメンバーに、体型が変わらないのを羨ましがられていました。
おっとりした雰囲気で、フェミニンな歌声が特徴的です。
新井ひとみ
1998年4月10日生まれのO型。出身は宮城県。
東京女子流の中では最年少のメンバーです。
センターポジションになることが多く、歌唱パートも多めです。歌唱力もダンスもハイレベルで、バランスの良さが光るメンバーです。
高校卒業後は大学に進学し、アーティスト活動と並行して学生生活を送っているそうです。
なお、2019年からソロ活動も行っています。
中江友梨
1997年6月28日生まれの0型。大阪府出身。
ノリが良く、MCやパフォーマンスで場を盛り上げる女子流内のムードメーカー。
また、高音も低音もこなせる高い歌唱力の持ち主で、楽曲の中でポイントとなる部分を多く受け持っています。
庄司芽生
1997年7月2日生まれのO型。出身地は山形県。
宮城出身の新井ひとみさんも含め、東北組はグループ結成時それぞれ出身地に在住しており、上京するまでの間しばらくは新幹線で東京へ通っていました。
5歳の頃からダンス教室に通っており、女子流内で最もダンスパフォーマンスのレベルが高いメンバーです。
2014年3月からは2代目リーダーを務めています。
東京女子流の魅力
東京女子流にはほかのアイドルにはない独自の魅力が多数あります。
その中でも特にこれだ!という魅力ポイントをご紹介しましょう。
ジャンルにとらわれない楽曲の数々
東京女子流の楽曲は、楽曲だけで見ても完成度の高いものが多いことが大きな特徴です。
アイドルの可愛らしさを全面に出すためだけのものではなく、楽曲自体が大きな魅力をもっています。
すなわち、アイドルではなくアーティストの曲として聴いたときにも、非常に大きな満足感を感じられます。
例えば「鼓動の秘密」や「Liar」など、少しダークでアダルティな雰囲気を持った楽曲も多数あります。また、ロック色の強い「Rock you!」や、壮大なバラード調の「Say long goodbye」、ハイテンポなブギ風の「月とサヨウナラ」など、ジャンルにとらわれないさまざまな楽曲が楽しめます。
ハイレベルなダンスパフォーマンス
東京女子流の大きな魅力の1つは美しいフォーメーションを描くダンスです。
ステージを大きく使い、メンバーが端から端まで飛び回るフォーメーションは非常に見応えがあります。
楽曲とマッチする細かな振り付けや大胆なパフォーマンス、そしてそれを活かすメンバーの高いダンススキルは、女子流の世界観を演出する重要なファクターです。
歌唱力の高さ
東京女子流の楽曲は、デビュー当初は新井さんや当時のメンバーである小西さん、中江さんなど特定のメンバーに多く歌が割り振られていました。
しかし、活動の中で徐々に歌パートは均一的になっていき、今では各楽曲でさまざまな歌割りを楽しむことができます。
女子流ファンの中には、デビュー当初と比較して、メンバーの歌唱力のアップをしみじみ感じる方も多いのではないでしょうか?
新井さんはハイトーンな明るい声、山邊さんはおっとり優しい声など、メンバーそれぞれ声質も異なるため、同じ楽曲の中でもそれぞれの歌唱パートでまた違う印象を感じられます。
東京女子流のおすすめナンバー5選
ヒマワリと星屑(2010年)
ギターのカッティングから始まるイントロや、ファンク調のメロディがクールなナンバーです。
まだ幼さの残る女子流メンバーのフレッシュさや、声変わり前のあどけなさの残るボーカルが大人っぽいムードに不思議な魅力をプラスしています。
手に小さなひまわりをつけて踊る姿が印象的。また、曲間にメンバーが全員向かい合わせになって手を打ち鳴らす大胆なフォーメーションも女子流ならではでしょう。
スタンドマイクで歌う楽曲ですが、マイクが固定されていることをものともしないダイナミックなダンスが楽しめる1曲です。
Limited addiction(2011年)
女子流ファンからの人気が特に高いナンバーです。この曲をきっかけに女子流に興味を持ち始めたという人も少なくありません。
アイドルに連想されるキラキラ感はなく、終始クールな展開のメロディが特徴的です。
グルーヴィーなギターやベース、少女の繊細な魅力の詰まったボーカル、静かな激情を感じる歌詞、可愛らしい衣装とダークな雰囲気がミックスされたMV、どれをとっても絶妙なバランスで、初期女子流の傑作と言っても過言ではないでしょう。
女子流が可愛いだけのグループではないと知らしめてくれるような作品です。
ちいさな奇跡(2013年)
NHKアニメ「はなかっぱ」のエンディングテーマに起用された楽曲です。
ちなみにこの曲のほか、「おんなじキモチ」「大切な言葉」もはなかっぱに起用されています。
可愛らしい恋心が明るく爽やかなメロディにのせられている、アイドル感溢れる1曲です。
次々とボーカルが変わるパート割も特徴的で、メンバーそれぞれの持ち味が楽しめます。
なお、サビのユニークな振り付けは、ライブで観客も一緒に踊るのが定番になっています。
リフレクション(2015年)
同名のアルバムに収録されている、アップテンポの大人っぽいナンバーです。
ファルセットを多用するサビやラップなど、さまざまな歌い方が盛り込まれています。
これまでの女子流の少女チックなイメージを一新させつつ、女子流らしい幅の広さや思わず口ずさんでしまうようなキャッチー感もある人気曲です。
water lily ~睡蓮~(2017年)
この楽曲は女子流のナンバーの中でも、最も歌割が均等な曲です。
普段はあまり歌唱パートの多くないメンバーの歌もたっぷり聴くことができるので、それぞれの推しファンにとっては非常に嬉しいでしょう。
また、全メンバー歌唱力がハイレベルであることも大きなポイントです。
一般的なアイドルにイメージされるキラキラ衣装や、キャッチーな振り付けなどはありませんが、だからこそ女子流のバランスの良さやスキルの高さを感じることができます。
また、トロピカルハウスを取り入れるというチャレンジングな取組、そして結果それが彼女たちの魅力をさらに際立たせているという点が素晴らしいですよね。
女子流の間口の広さを体感できる、美しさと透明感に溢れた技ありナンバーです。
最新情報
デビュー11周年!8月にニューシングル発売を発表
メジャーデビュー11周年を迎え『東京女子流11周年記念配信』を行った東京女子流が、8月にニューシングルをリリースすることが発表されました。
最後に
東京女子流の魅力を紹介してきましたが、真の魅力を知るためには、やはり楽曲を視聴することが1番の近道です。
ぜひこの記事を参考に、気になる曲をチェックしてみてはいかがでしょうか?
10周年を迎え、女子流がこの先どのような活躍を見せてくれるのか、とても楽しみですね!