“アイドルグループ”と言えば可愛い女の子が可愛い衣装を着て可愛らしい曲を歌うのが王道とされてきましたが、轟音で空気を切り裂き大地を揺らす重金属音楽ヘヴィメタルと奇跡の融合を果たしたヘヴィメタルアイドル が誕生しました。
その名は BABYMETAL(ベビーメタル)。
本記事では、彼女たちの経歴、メンバープロフィール、オススメ楽曲を交えながらBABYMETALの魅力を徹底紹介していきます。
ヘヴィメタル界の重鎮たちをも虜にしてしまうkawaii metal(カワイイメタル)の世界をご案内しましょう。
▼ディレイ・ビューイング決定!
目次
アイドルとヘヴィメタルを融合したアイドルグループ『BABYMETAL』とは?
すでに日本国内はおろか、海外でも大きな人気を獲得しているヘヴィメタルアイドルグループ・BABYMETAL。
筆者は彼女たちが登場した光景を見てただ衝撃を受けました。
というのも、かつてヘヴィメタルどころかバンド形式のアイドルグループすらほぼ存在しなかった中で、華やかなアイドル的要素と古今東西さまざまなサウンドスタイルによるヘヴィメタルを融合させたアイドルグループがいきなり登場したからもうビックリ!
こんな音楽の可能性があるんだと、新たな進化に驚かされたのです。
ジャンルレスな世界観
実際にBABYMETALの音楽を聴いてみていただければ分かる話ですが、BABYMETALの音楽はこれまで常識とされてきた激しいノリのパンクロック・ヘヴィメタルの根底が、ことごとく覆されています 。
時にヒップホップのようなノリ主体の音楽として奏でられたり、時にテクノサウンド全開のユーロビート系として奏でられたり・・・
もうアイドルという存在との組み合わせによって、何でもありの世界観が演出されているわけでそこが実に面白いのです。
確かに、
ももいろクローバーZ
でんぱ組.inc
も、時に滅茶苦茶はじけた楽曲を手がけることがありました。
しかし、BABYMETALはそのはるか上を行っています。
とにかく弾け方が全く異なり、 完全にノリ一つで一体となり楽しむことが出来るのです。
ヘヴィメタルやパンクロックは少し苦手という人でもBABYMETALの楽曲なら、何も考えずにノリだけで盛り上がること間違いないので、一度、彼女たちの楽曲を聴いて見てください。
BABYMETALの最大の魅力である、何でもありの世界観を目の当たりにして衝撃を受けること間違いありませんよ。
BABYMETALの経歴(歴史)
BABYMETALという新たなアイドルグループが登場 したことで、ただでさえアイドル戦国時代が繰り広げられている音楽業界で、より一層熾烈なアイドルグループたちによる音楽バトルが激しくなっていく気がします。
とは言いつつも、彼女たちBABYMETALにもこれまで歩んできた歴史があります。
では、早速、これまでのBABYMETALの経歴(経歴)を振り返ってみましょう。
BABYMETAL結成背景
2009年、BABYMETAL(ベビーメタル)は彼女たちのプロデューサーであり、同じ所属事務所(アミューズ)の社員でもあるKOBAMETAL(小林啓)によって立ち上がりました。
元々、KOBAMETALはX JAPANや聖飢魔IIのファンだったそうですが、たまたま同じ芸能事務所に所属するアイドルグループ『可憐Girl’s』のメンバー・中元すず香さんの歌声に衝撃を受け、ある構想を浮かべます。
その構想こそがPerfumeのように何かと何か(Perfumeの場合は、テクノとアイドル)を組み合わせたアイドルグループ だったのです。
そして、KOBAMETALの好きなヘヴィメタルとアイドルを組み合わせたBABYMETALプロジェクト が決行されました。
2009年3月に可憐Girl’sは解散。
そして、中元さんが2010年4月にさくら学院というアイドルグループに参加したことをきっかけに、KOBAMETALがさくら学院のプロデュースに関わることを条件に中元さんのスカウトに成功!
さらに、追加メンバー募集企画も打ち立て、中元すず香さんの周囲で踊るパフォーマーを求めたわけです。
その人物が水野由結さん(YUIMETAL )と菊地最愛さん(MOAMETAL)でした。
歌唱力抜群の中元さんに、パフォーマンス能力の高い水野さん・菊池さんを加えた、さくら学院の3名によってBABYMETAL(ベビーメタル)が誕生したのです
BABYMETAL(ベビーメタル)活動開始!
晴れて、2010年に結成することとなったBABYMETALですが、まだこの頃は、さくら学院としての活動がメインであり、あくまで派生ユニット『重音部』としての活動しか出来ていませんでした。
ところが、2011年7月、BABYMETALと正式に命名され活動していく中で発表された『イジメ、ダメ、ゼッタイ』が大ヒット!
この楽曲は、タイトル通りいじめ撲滅運動にもつながり、以降YouTube・ニコニコ動画配信なども併せて多くの音楽ファンの目に止まるように・・・
さらに、2014年には、フランス・ドイツ・イギリス・アメリカ・カナダを巡るワールドツアーも敢行し、世界のニュースに取り上げられます。
いじめ撲滅運動、ヘヴィメタルとアイドルの融合など斬新なスタイルが幾重にも重なり、BABYMETALは 唯一無二のヘヴィメタルアイドルグループとして人気を博していくわけです 。
水野由結(YUIMETAL )の脱退2人体制へ・・・
SU-METALこと中元すず香さんを中心に、BABYMETALは、世界で人気を博したアイドルグループとして急成長を遂げていきます。
また、2014年にはさくら学院卒業とともに中元さんもBABYMETALに専念・・・
より本格的にワールドツアーも敢行し、世界で多くのファンが BABYMETALを支持するようになっていきます。
ところが2018年10月、メンバーだった水野由結(YUIMETAL )さんが、 体調不良や自身のやりたいことのために前に進みたいといったことを理由に、BABYMETALを脱退・・・
以降、BABYMETALは
中元すず香さん(SU-METAL)
菊地最愛さん(MOAMETAL)
の2名に、時折サポートメンバーを加えつつ活動していくことになります。
そのメンバーの中には、元モー娘。メンバーの鞘師里保さんの姿も・・・
現在はを次々リリースしていく中、国内外を問わずライブを開催し世界中から支持されるヘヴィメタルアイドルグループとして活躍 しています。
世界に誇るBABYMETALの活躍
一人の音楽プロデューサーと一人の歌唱力の高いアイドルの存在によって形成されていったBABYMETALは>ヘヴィメタルとアイドルを組み合わせた斬新なスタイルを武器に海外中心で活躍したアイドルグループです。 ある種、逆輸入の形で海外から人気の火が付き今や国内外関係なく多くのファンから愛されて続けていますよね。
今後も、彼女たちがサポートメンバーの力を借りながらヘヴィメタルとアイドルソングの融合の素晴らしさを多くのファンに届けてほしいと願っています。
BABYMETALメンバーのプロフィール
さて、かなり斬新なスタイルの、ヘヴィメタルアイドルグループ『BABYMETAL(ベビーメタル)』ですが、現在活動中の2人のメンバーのプロフィールをここでご紹介したいと思います。
中元すず香(SU-METAL)
中元すず香さんは1997年12月20日生まれ、広島県出身の22歳。
3歳の頃からキッズモデルとして活動し、2006年には、第4回アルパークスカラシップオーディションでグランプリを受賞して第4回アルパークスカラシップオーディションでグランプリを受賞して小学2年生ながらも、広島アクターズスクールに入りアーティストとしての基礎を学びながら、舞台に立つ日々を過ごします。
また中元さんはミュージカルにも出演しながら、一方で可憐Girl’sやさくら学院などのアイドルグループにも所属。
幼い頃からキャリアの高い芸能人なのです。
そして、彼女自身の歌声が音楽プロデューサーであるKOBAMETAL(小林啓)の心を掴み、その後BABYMETALの中心メンバーとして活躍することに・・・
中元さんは女優・声優・歌手・アイドルと幅広く活躍出来るアーティストであり、世界から絶大な支持を受けている女性芸能人なのです。
どこかピュアな一面と、アーティストとしてのカリスマ性が相まって多くのファンから絶大な支持を受けているのでしょうね 。
菊地最愛(MOAMETAL)
菊地最愛さんは、1999年7月4日生まれ、愛知県名古屋市出身の20歳。
スクリーム・ダンス担当ですが、メインはダンスといった方が良いかもしれません。
基本的にヘビメタでよく耳にするスクリームはそれこそ怒りや憎しみを込めた凄まじい叫びヴォーカルのことを指しているのですが、彼女の場合はその定義とは真逆の元気で可愛いヴォーカルスタイル。
なので、個人的にはパフォーマーという感覚で彼女のことを認知していますね。
さて話を戻しますが、菊地最愛さんもさくら学院というアイドルグループ出身メンバー。
ただ、前述の中元すず香さんとは異なり菊池さんは2007年のちゃおガールオーディションで準グランプリを受賞し、モデルとしてキャリアをスタートさせています。
まさに、菊池さんのルーツをたどると根っからのパフォーマーと言えるでしょう。
なお、幼い頃から、
- バレエ
- 水泳
- テニス
- 体操
などのスポーツを習い、運動神経は抜群!
ただし、一方ではマツコデラックスさんの体型を見て妊婦さんと勘違いし、友人になかなか赤ちゃん生まれないねと天然発言するお茶目な一面も持っています。
例えるなら綾瀬はるかさんのような、時折天然発言も見られるタイプの女性と言って良いかもしれませんね。
サポートメンバー(アベンジャーズ)
上記、2名に加え
・鞘師里保さん(元モー娘。メンバー)
・藤平華乃さん(さくら学院)
・岡崎百々子さん(元さくら学院)
以上の3名が、『アベンジャーズ』と称し2019年6月以降に開催されるBABYMETALのツアーにて、サポートメンバーとして1人ずつ加わり、ダンスパフォーマンスを中心に脱退した水野由結さんの役割を務めてくれています。
正式メンバーは二人となってしまいましたが、多くのファンを魅了しています。
ぜひ、今からでも遅くないのでアイドルとヘヴィメタルの融合だけでなく、彼女たちのユニークな個性も併せて楽しんでくださいね。
BABYMETALのオススメ楽曲ベスト3
ここからは、BABYMETALのオススメ楽曲を3つご紹介します。
ぜひ、彼女たちの音楽を聴くときの参考にしてみてくださいね。
『イジメ、ダメ、ゼッタイ』
『イジメ、ダメ、ゼッタイ』は、BABYMETALのメジャー1stシングルです
ヘヴィメタルを謡い、
いじめ撲滅運動にもなっているタイトルの楽曲だけに、シャウト系で激しいナンバー という印象を受けますが、実はそこまでヘビメタというわけではありません。
曲調こそはヘヴィメタルなんですが、歌そのものはかなりポップ調に仕上がっています。
いじめ駄目格好悪いよという歌詞が妙に突き刺さりますが、メッセージソングというよりはアイドルポップスを少しヘビメタに寄せたという印象の方が強いです。
なので、いじめ駄目という啓発メッセージは胸に留めておいてほしいですが、まずは難しく考えずにノリだけで聴いてもらうと、結構楽しめますよ。
PA PA YA!!
PA PA YA!!は、BABYMETALの配信系7thシングル。
曲調も完全にヘビーメタル系に寄せていますし歌詞の途中で出てくる祭りを一つのキーワードに、とにかく騒ぎ踊り狂えと言わんばかりにノリと勢いで展開されていく楽曲です
楽曲の持つスタイルからも分かるとおり、明らかに仲間と共に踊り騒いで楽しむための楽曲であり『 PA PA YA!!』というワードも、完全に盛り上げるためのワードでしかなく特に意味はありません。
ぜひ、何も考えずに日頃の鬱憤を晴らすかのように、PA PA YA!!を聴いて踊り明かしましょう。
Elevator Girl
Elevator Girlは、BABYMETALの配信系6thシングル。
この楽曲は、曲調に見られる攻撃性から歌詞が持つ過激さまで含めて、「>生ぬるいことなんてやってないで、命がけで何かを成し遂げてみろよ!」というような、大人に対するプレッシャーを感じさせる楽曲と言えるでしょう。 そのため、受け手によっては耳が痛くなるかもしれません。 上がるか下がるかはまさに成り行き次第で、一つ間違えば地獄に急転落してしまうというニュアンスの歌詞がずらずら列挙されているので、これぞヘヴィメタルといった印象を色濃く受けますね。
一方ヴォーカルパートやメロディーラインに注目していくと、かなりテクノ系サウンドという印象も色濃く、ゲームサウンドのような感覚で楽しく聴くことも出来ます。
個人的にはPS3で発売されたペルソナ4のBGMを聴いているかのような感覚を抱き、テクノポップス調なサウンドという印象を受けました。
もちろん、ヘビメタには変わりありませんし聴き手によって怖くも楽しくも感じ方が異なる楽曲なので、斬新なテクノ&ヘビメタという風に捉えながら聴いてみると良いでしょうね。
BABYMETALの楽曲は、実に斬新!
以上が、BABYMETALのオススメ楽曲ベスト3です。
アイドルサウンドとヘヴィメタルが融合したアイドルグループ『BABYMETAL』の奏でる音楽は、かなり斬新で時にアイドルソング、時にテクノポップス、はたまた時にはヘヴィメタルといったように、楽曲ごとにスタイルが変わります。
今回は比較的オーソドックスな楽曲を厳選しご紹介しましたが、中にはでんぱ組.incのように良い意味でぶっ飛んでいる楽曲もあるので、飽きることはありません。
アイドルとの融合なので何でもありな世界観を満喫出来ますし、ぜひ一度BABYMETALの楽曲を聴いてみてください。
BABYMETAL・最新情報
2010年の結成から10年を記念し、「10 BABYMETAL YEARS」が始動したBABYMETAL。
12月23日には結成10周年にちなみ10曲を収録した自身初のベストアルバム『10 BABYMETAL YEARS』を10形態のフォーマットでリリース。
同ベストアルバムには『プロフェット盤』と題された3種類の非売品バージョンも存在し、その希少価値の高さから超お宝アイテムになること間違い無しの逸品です。
大晦日には『第71回NHK紅白歌合戦』に初出場。疾走感あふれる珠玉のメタルチューン“イジメ、ダメ、ゼッタイ”を披露することが発表されています。日本全国のお茶の間で「ダメ!ジャンプ」の嵐が巻き起こることは間違いないでしょう。(※ 「ダメ!ジャンプ」は他のご家庭の迷惑にならないようにおこないましょう。)
年が明けて2021年からは、ついに2013年にスタートした「METAL RESISTANCE」の最終章へ突入。
その戦いの舞台となるのは聖地・日本武道館。
1月19日の公演を皮切りに、「10 BABYMETAL BUDOKAN」と題された全10公演の開催が発表されています。
WOWOWでは「BABYMETAL 10周年記念特集」と題し、4月にはBABYMETAL初の東京ドーム公演の放送が予定されています。
日本武道館10公演の最後となる“X-Day”は4月15日。
稀代の仕掛人KOBAMETALのことですから、必ずやファンをあっと驚かせるドラマが準備されているはずです。
Only The FOX GOD Knows…
▼あわせて読みたい!
日本武道館10公演完遂。世界最速配信もアナウンス
2021年1月から4月にかけて<10 BABYMETAL BUDOKAN>と銘打った史上初の日本武道館ワンマンライブ10公演に挑戦し、4月15日(木)の最終公演まで完遂したBABYMETAL。
選りすぐりのライブ映像を特別編集したプレミアムエディションを6月26日(土)21:00(日本時間)から世界最速配信することがアナウンスされ、BABYMETALのオフィシャルサイトにてトレーラーとともに詳細が発表されました。
最後に・・・
今回は、BABYMETALの経歴(歴史)やメンバーのプロフィール、オススメ楽曲を交えながら、彼女たちの魅力に迫ってみました。
まず、BABYMETALには、確固たる音楽スタイルが存在していません。
ヘヴィメタルとアイドルの融合を図った何でもありの世界観こそが、彼女たちの音楽のが最大の魅力です。
もう何でもありの世界なので騒ごうが警告を発しようが、はたまた激しく罵ろうが何でもあり・・
とにかく楽しめたらOKといった感じなので、難しく考えずに彼女たちの音楽を聴いてみてください。
そして、彼女たちのユニークな個性も併せて体感してみると、よりBABYMETALの世界観にはまっていけますよ。
▼あわせて読みたい!