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ソロ活動
YOSHIKIはXの活動と並行してソロ活動も行っていました。最初の活動は1991年で、10月にTMNの小室哲哉と記者会見を開き「V2」結成を発表しています。
また、1992年には東芝EMIとソロ契約を締結すると、同年7月には日本武道館で「YOSHIKI TALK LIVE at 武道館」を開催。1994年にはQueenのドラマーのロジャー・テイラーとのコラボレーションシングル「Foreign Sand」を発売しています。
YOSHIKIはこれまでに3枚のソロアルバムを発売しており、クラシックを全面に出した楽曲が収録されました。
X JAPAN解散後も、YOSHIKIはソロアーティストとして、そして音楽プロデューサーとして本格的な活動が予定されていましたが、1998年5月に元X JAPANのギタリストであるHIDEが急逝。
YOSHIKIは、HIDEをXに誘った自分自身を責め、表舞台に立てないほど憔悴しきっていたそうですが、1999年11月に皇居前で開催された式典で「天皇陛下御即位十年をお祝いする国民祭典」のために制作依頼を受けていた楽曲「Anniversary」を演奏。この公演が再び音楽へ向き合うきっかけとなりました。
THE LAST ROCKSTARS始動
2022年11月11日YOSHIKIは記者会見を開き、L’Arc-en-CielやVAMPSのメンバーとして活動しているHYDE、LUNA SEAのメンバーであり、2009年にX JAPANへ正式加入したSUGIZO、そしてギタリストのMIYAVIで新しいバンド「THE LAST ROCKSTARS」を結成したことを発表しました。
バンド結成の話は数年前から出ていたとし、HYDEがYOSHIKIに対して「ピアノは年をとってからでもできる。ロックするならいま。一緒にやりましょう」と発言したことが刺激となって結成に至っています。
THE LAST ROCKSTARSは、結成直後の2022年12月31日に放送された「第73回NHK紅白歌合戦」の特別企画で出演。迫力のあるステージを披露しました。
また、2023年11月に開催されたライブではX JAPANのPATAがスペシャルゲストとして登場し、X JAPANの「Rusty Nail」をセッションするパフォーマンスも。当時はYOSHIKIが以前から痛めていた首の状況が思わしくなかったり、元X JAPANのHEATHの訃報も重なるなど、YOSHIKIにとって辛い時期でもありました。
しかし、ファンの声援や仲間の助けもあり、見事ライブを完走することができたYOSHIKI。改めて音楽とは何か、自分がいままで築き上げてきたものは何だったのか、再確認したのではないでしょうか。
グローバルな活動
YOSHIKIは1992年にロサンゼルスにスタジオと自宅を購入しており、アメリカを拠点として活動しています。また、2020年12月にはプロジェクト「YOSHIKI:Under The Sky」が始動。このプロジェクトには国内外のアーティストが名を連ね、コラボレーションを行いました。
Sarah Brightman:Miracle
The Chainsmokers「Closer」
また、ゴールデングローブ賞の公式テーマソングの制作依頼を受けたり、ハローキティの公式テーマソングを手掛けたりと、ジャンルレスな活躍をしていることも注目ポイント!特にハローキティとのコラボでは、サンリオ初の実在の人物をモデルにしたyoshikitty(ヨシキティ)が誕生しました。
YOSHIKIの慈善活動
YOSHIKIは音楽だけではなく慈善活動を行うアーティストとしても知られています。自身のコンサートに孤児を招待したり、被災地への訪問やチャリティ・オークションへの参加など、あらゆる活動に参加していました。
また、2010年7月には、非営利公益法人「Yoshiki Foundation America」を設立。最近では2024年に能登や台湾で発生した地震に対し、Yoshiki Foundation Americaを通じて寄付を行っています。
YOSHIKIは音楽を通じても慈善活動を行っており、2018年には24時間テレビに初出演し、盲目の少年とX JAPANの「紅」「ENDLESS RAIN」を演奏。2020年には新型コロナウイルスと戦う医療従事者のために「Forever Love」を披露しています。その後もYOSHIKIは24時間テレビに出演し続け、自身のSNSで全て無報酬で出演していることや、自らも寄付をしていることを明かしました。
YOSHIKIは寄付した金額を公言しており、その理由として「少しでも支援の輪が広がってくれればと思っている」と話しています。