『リルラ リルハ』や『Butterfly』など、多数の名曲を生み出した女性アーティストの一人、木村カエラさん。
老若男女関係なく、彼女の楽曲が大好きというファンはたくさんいらっしゃいますよね。
それだけ心に響く魅力が、木村カエラさんの楽曲に秘めているといえますが、では、彼女の楽曲にはどんな魅力が詰まっているというのでしょうか?
本記事では、アーティスト・木村カエラさんの経歴(歴史)やプロフィール、オススメ楽曲ベスト3を交えながら、彼女の魅力を存分にご紹介していきます。
目次
愛溢れる歌手・木村カエラの魅力
結婚ソングとして有名な『Butterfly』 JRAのCMソング『HOLIDAYS』など、多数のタイアップソングをリリースし、多くのファンから愛されている歌手・木村カエラさん。
彼女の音楽の魅力は、ズバリ、『カラフル』な世界観にあります。
そもそも、木村カエラさんは、歌手としてデビューしたわけではなく、モデルとして芸能界デビューされています。
詳しくは彼女の経歴(歴史)として、後ほどご紹介していきますが、今もさることながら、モデル時代の木村カエラさんのファッションは、とにかく奇抜でした。
ごく普通の茶髪のお姉さんとして登場したかと思いきや、急にピンクやライトブルー系のヘアスタイルでファッション誌に登場したり、なんとも言えぬカラフルで少し奇抜なファッションコーデで登場することもしばしば・・・
普通なら、相手からドン引きされかねないファッションコーデが目立つ木村カエラさんですが、そこがまたカラフルで彼女らしく魅力的!
全く違和感なく、一つの個性として、多くのファンから受け入れられ、今なお愛され続けているのです。
では、なぜ、こんな奇抜なファッションセンスを持ちながら、多くのファンから愛され続けているのでしょうか?
筆者自身、モデルとしての木村カエラさんのことを詳しく知っているわけではありませんが、歌手・木村カエラさんとしての音楽性から考えてみると、そこにはまばゆく光る色とりどりのカラーが存在しているようにうかがえます
そして、彼女が、自身の楽曲の中で紡ぐカラーのまばゆさには、多くの愛が含まれていて、とても明るく、聴き手を元気にしてくれる・・・
たとえば、2006年1月リリースの5thシングル『You』のように、歌詞の中に、もの悲しいワードがちりばめられていても、その悲しさを受け止める優しい愛の音色がふんだんに詰め込まれていて、聴き手を暖かい気持ちに誘ってくれるのです。
だからこそ、人は、愛が溢れまばゆい彼女のカラーに惹かれていくのでしょうね。
後ほど詳しくご紹介させていただきますが、名曲『Butterfly』は、まさに愛そのものですし、老若男女関係なく支持され続けているのがよく分かります。
特に、この現実世界がモノクロ(無機質)に見えてしまうほど自身の感情が消えてしまい、愛に飢えている人は、一度、木村カエラさんの音楽に触れてみてください。
きっと、新川直司先生の漫画『四月は君の嘘』の中で、主人公:有馬公生が、ヒロイン:宮園かをりに出会い、カラフルな世界観を取り戻したかのように、皆さんの心がカラフルな世界観で彩られ、凄く暖かく心地良い気持ちになること間違いありませんよ。
木村カエラの経歴(歴史)がユニーク!
冒頭からご紹介しているように、歌手・木村カエラさんは、最初から歌手として芸能活動を開始したわけではありません。
実にユニークで異色の経歴を持つ彼女が、どのようにして歌手として成功を収めていったのか・・・
では、早速、木村カエラさんの経歴(歴史)を振り返ってみましょう。
芸能界進出の経緯
木村カエラさんの経歴(歴史)木村カエラさんは、日本人の母親とイギリス人の父親のハーフとして、1984年10月24日に生まれ、情熱的で意志の強い性格として育ってきたそうです。
一方、ネガティブで内向的な性格も持ち合わせ、愛が溢れ、時に奇抜でド派手なファッションセンスを見せるのも、普段の生活では見いだせない何かを、あえて仕事上で見せてくれているのかもしれません。
さて、話を戻しますが、彼女は、小学校6年生の頃に原宿でモデルのスカウトに遇い、女性ファッション誌『CUTiE』の読者モデルとして、芸能界デビューします。
ただ、この頃は、あくまで読者モデルであり、今のような活躍と比較するとそれほど目立った動きは見られませんでした。
しかし、2001年、女性ファッション誌『セブンティーン』が主催のコンテスト『ミスセブンティーン2001』に選出され専属モデルとなり本格的にモデルとしての仕事が入り始めていく・・・
その一方で、中学時代の同級生やスパイスガールズの影響を受けて歌手活動を志し、バンド活動も開始・・・
モデル・アーティストの2足のわらじを履き、今の木村カエラさんのベースができあがっていったのです。
歌手・木村カエラのデビュー
モデルとして活動していく中、バンドメンバーとしても活動していた木村カエラさん。
しかし、この頃、『歌手として活動していくんだ』という、強い意思を持ち始め、自身が出演していたローカルの音楽情報番組で直談判!
その背景には、歌手になりたいがために、ご両親に、「2年間だけやりたいことやらせて!」と直談判し、そのタイムリミットが迫っていたという経緯がありました。
もちろん、彼女自身、読者モデルや専属モデルなど、モデル活動を始めながら、バンド活動でデモテープを作っては、レコード会社に営業を仕掛けていたのですが、なかなか認めてもらえなかったんだとか・・・
しかも、一部のレコード会社には、自身のデモテープをそのまま拝借され、彼女に通達せずに、勝手にCDリリースしてしまうという会社も・・・
要は、デモテープを盗まれたわけで、彼女自身、心を折られそうになったこともたくさんあったようですよ。
それだけ、紆余曲折しながらも、それでも歌手を諦めたくない一心で、今の所属事務所『ソニー・ミュージックアーティスツ』に所属し、自身が出演した音楽情報番組『saku saku』のプロデューサーに直談判して、企画として、インディーズCD『Level42』を発売。
これが、発売当日3分で、販売予定数の390枚を完売させ、見事にCDデビューが決まり、2004年、歌手デビューという念願がかなったのです。
歌手・木村カエラの成功
木村カエラさんは、歌手デビューするまでかなり紆余曲折を経験されてきていますが、デモテープを盗んで彼女の承諾を得ずに勝手にCD化するレコード会社があるほど、音楽の才能を持ち合わせていました。
そして、その才能が認められ歌手デビューした2004年、2ndシングル『happiness!!!』が、
- ロート製薬「セセラ」CMソング
- テレビ神奈川『saku saku』 2004年11月度エンディングテーマ
など、いくつかのタイアップに起用。
さらに、同年12月に発売した1’stアルバム『KAELA』が、オリコンチャート初登場8位にランクイン。
歌手デビューして1年経過していないにも関わらず、早くも世間に認められ始めるのです。
そして、2005年以降も、歌手として成功し続けていく木村カエラさんは、同年に、3rdシングル『リルラ リルハ』をリリースし、大ブレイク。
当時、ボーダフォン(現在のSoftBank)のテレビCMのCMソングにも起用され、完全に、歌手・木村カエラの名が世間に浸透していくと、その翌年には、キットカットのCMソングにも起用された5thシングル『You』をリリースし、またしても大ヒット!
ますます拍車をかけて、歌手としての地位を獲得していくわけです。
歌手・木村カエラの1本立ち
リリースする楽曲が次々とタイアップ曲として起用され、歌手として成功を収めていった木村カエラさんは、2006年3月、自身に歌手デビューのきっかけを与えてくれた音楽番組『saku saku』を卒業。
その翌年には、自身単独初となる日本武道館でのワンマンライブも開催!
もちろん、2007年以降も順調にヒット曲を連発し、完全に歌手・木村カエラとして1本立ちしていくわけです。
中でも多くの人の心に残っている楽曲と言えば、シングルでは無く、楽曲配信としてリリースされた『Butterfly』ですよね。
シングルとしてリリースされておらず、あくまで友人のために創り上げた一曲だったという点にも驚きなのですが、実に彼女らしく、愛の詰まったカラフルな楽曲です。
ちなみに、『Butterfly』は結婚ソングの人気No1として、多くのファンから高い支持を得ています。
そんな楽曲を今後もリリースし、木村カエラさんは、歌手としてますます飛躍されていくことでしょう。
ソロ歌手以外にも多彩な活動を見せる木村カエラ
歌手として大成功を収める木村カエラさんですが、一方では、声優や、ロックバンド『サディスティック・ミカ・バンド』のヴォーカルなどを務め、多彩な活動を見せていく木村カエラさん。
まさに、モデル時代から見せていた、ド派手で奇抜ながらも、まばゆくカラフルな芸能人性を歩んでいることがうかがえますよね
時にタレント、時にモデル、時に声優、時に歌手など・・・
まさに多彩な活動をしていて、それがどれも彼女らしく明るく愛が溢れているので、木村カエラさんを見ている全ての人を明るくさせてくれる・・・
そんな魅力が、歌手・木村カエラの根底にあり、今の人気を支えているのだと思いますよ。
木村カエラのプロフィール
木村カエラさんのプロフィールの大体の部分は、経歴(歴史)の項目中でご紹介しておりますが、プライベートな部分には触れておりませんので、改めて、プライベートな部分を少しご紹介しておきます。
木村カエラの名前の由来
先程もご紹介したとおり、木村カエラさんは、日本人の母親とイギリス人の父親のハーフとして、この世に生まれてきていますが、そのときに名付けられたミドルネーム『カエラ』には、特に意味が無かったそうです。
そもそも、彼女のご両親が、ありきたりではない、響きの良い個性的な名前にしたいと考えていたらしく、また、祖母が『カエ』ちゃんと名付けたいと考えていたこともあって、『カエ』に『ラ』という文字を付け足せば響きが良いのではと『カエラ』に名付けたみたい。
まぁ、この話は木村カエラさん自身が、誕生エピソードとして語っているので間違いない話なのですが、実は、一部ネット情報では、ある憶測が飛び交っています。
その憶測とは、『カエラ』という言葉には、ヘブライ語で『愛』という意味があるという話。
確かに、彼女の楽曲に愛が溢れているわけですし、いろんな偶然が重なり、そのような憶測が飛び交っているのかもしれません。
しかし、そもそもヘブライ語で最愛は『Saiai』というそうです。
具体的な発音など分からなかったのですが、少なくともカエラ=最愛では無いことは事実。
どこでどのように情報が変わってこのような憶測が流れているのかは分かりませんが、あくまで、『カエラ』という名前は、祖母の意向と音の響きによって生まれただけのあまり意味を持たない名前です。
夫・瑛太との出会い、結婚
さて、話を戻しますが、2006年、木村カエラさんは、今の夫となる俳優の瑛太さんと映画『嫌われ松子の一生』で共演し、その3年後に知人の紹介もあって交流を持つようになり、2010年9月に結婚。
元々情熱的な側面を持っていた木村カエラさんは、当時、瑛太さんと結婚出来なければ仕事を辞めると、関係者に直談判するほど彼との愛に真剣でした。
まさに、何事においても情熱的な女性なんですね。
木村カエラの現在
瑛太さんと結婚し、すぐに子供も授かり(でき婚だったため・・・)現在は2児の母として、家事育児に奮闘しながら、一方で、歌手としての活動も継続中。
普段はネガティブな側面を持ちながらも、仕事となると明るく愛の溢れた音楽を手がけ、多くのファンから愛され続けている木村カエラさん。
2017年5月にリリースされたJRAのCMソング『HOLIDAYS』以降、シングルリリースは発売されていませんが、
- 2018年8月22日配信楽曲:ちいさな英雄
- 2019年7月31日発売10thアルバム『いちご』
などをリリースし、精力的に音楽活動を続けているだけに、今後、いろんなメディアでのタイアップソングも手がけられ、多くのファンが魅了するアーティストとして、活躍し続けてくれると期待しています。
木村カエラのオススメベストソング3
木村カエラさんの楽曲は、いずれも愛が溢れカラフルで魅力的なものばかりで、オススメを選ぶだけでも非常に難しいのが正直なところです
ただ、その中でも、特にオススメしたい楽曲をあえて3曲ピックアップしご紹介していきます。
You
冒頭から度々登場してきた木村カエラさん5thシングル『You』。
何度もご紹介しているとおり、この楽曲は、2006年に放送されたキットカットのテレビCMのCMソングとして起用された1曲です。
当時のCMを振り返ってみると、大学受験に不安を覚えている女子高生に、『きっと夢叶う』という願いを込めて、母親が、娘の鞄にキットカットを忍ばせてくれたというストーリーなのですが、そこには、母娘の愛が溢れていますよね。
さて、話を元に戻しますが、このYouという楽曲には、
- ネガティブな要素
- ネガティブな要素を包み込む愛
の2つの要素が見え隠れしています。
歌詞の中には、何か悲しみを抱え落ち込んでいる人の様子と、『一人で抱え込まなくて良いよ』と、その落ち込み具合を心配し、励ましてくれる友人の様子が描かれています。
孤独を抱えてしまうと、どうしても不安や苦しみ・悲しみなどで、ネガティブに考えてしまいがちですが、決して一人ではないと分かれば、苦しみも少し軽減され気持ちが楽になれる・・・
まさに、キットカットのCMで描いた母娘の関係性があふれ出ているかのような印象を受けますね。
なお、Youは、歌詞だけで無く曲調も、凄く愛を感じまばゆく聴こえます。
特にサビの部分は、凄く暖かく心地良いので、不安や悲しみを抱いているときに聴くと涙が溢れてきますよ。
ある種の浄化も得られるので、ぜひ、一度聴いてみてくださいね。
Butterfly
結婚ソングの定番として人気を博した、木村カエラさんの代表曲『Butterfly』。
イントロから、オルゴール調BGMにしても心地よく聴けるほど、実に柔らかくて暖かな愛溢れる楽曲で、一つ一つの音に、幸せに向けて光を差し込んでくれるような、暖かい歌詞が乗せられています。
実は、この『Butterfly』は、彼女の親友『千加』さんの結婚を祝して、日頃の感謝を込めて贈った楽曲でした。
木村カエラさんは、2005年に歌手としてブレイクしていきますが、同時に、いきなり訪れた多忙さに、心身のバランスを崩してしまい、そのときに精神的に支えてくれていたのが、当時ワッフル店で働いていた親友の『千加』さん。
もし、彼女が木村カエラさんを精神的に支えていなければ、今の木村カエラさんはいなかったかもしれません。
それほど、歌手・木村カエラにとって、親友である『千加』さんは<b大恩人なのです。
そんな親友が結婚して幸せを手に入れたことを祝して、感謝や愛を一杯詰め込んで綴った曲が『Butterfly』であり、そんな愛溢れる楽曲だからこそ、多くの人が感銘を受け、今の時代も変わることなく、支持され続けています。
非常に愛溢れる楽曲なので、特に幸せから遠ざかっている人、愛に飢えている人は、一度
『Butterfly』に触れてみてくださいね。
HOLIDAYS
やはり、最後の1曲は、木村カエラさんの最新曲でもある『HOLIDAYS』をご紹介させていただきますね。
先程から何度もご紹介しているとおり、JRAのテレビCMに起用された『HOLIDAYS』は、とにかく心ウキウキするような、木村カエラさんらしい『カラフルな楽曲』です。
リズミカルで軽快なメロディー・曲調は、一日の気持ちいい朝を彷彿するかのような音の連続・・・
そして、どこにでもある日常風景が歌詞として描かれ、『ふと立ち止まり休憩入れましょ』と、合の手を入れてくれるかのようなフレーズが、随所に入り込み、肩の力を抜いてリラックスして聴くことが出来ます。
そこにも、木村カエラ流の愛がちりばめられていると、筆者は感じますし、多忙で苦しい人ほど、リラックスして聴いてほしいとオススメしたくなる楽曲です。
Butterflyとはまた違った愛の形を、木村カエラ流のカラフルな世界観に乗せて、ぜひ、一度聴いてみてください。
最新情報
最後に・・・
以上、木村カエラさんの経歴(歴史)・プロフィール、オススメ楽曲ベスト3を交えた、彼女の魅力を存分にご紹介させていただきました。
筆者自身、『You』を通じて、始めて木村カエラさんの楽曲に触れましたが、こんなに愛溢れるアーティストはなかなかお目にかかれません。
少し奇抜なファッションを見せることもあるけど、音楽に込められる愛や情熱は、人一倍溢れているので、特に、モノクロの世界観しか見えないほど、苦しい現状におかれている人に、木村カエラさんの音楽をオススメします。
ぜひ、一度、彼女の音楽に触れてみてください。
きっと、いろんな意味で心が浄化され、ホッと楽になれる瞬間が訪れますよ。