fripSide(フリップサイド) – デジタルJ-POPを灯し続ける男女デュオの魅力や経歴を紹介

fripSide(フリップサイド) – デジタルJ-POPを灯し続ける男女デュオの魅力や経歴を紹介

男女二人組からなる音楽ユニット・fripSide(フリップサイド)。

アニソンを中心に活動を続け、ユニット名はファンでなくても一度は耳にしたことがあると思います。

今回の記事ではfripSideの経歴について触れつつ、リリースされている楽曲の魅力についてご紹介していきます。

「fripSide(フリップサイド)」とは


https://fripside-fc.com/

fripSide(フリップサイド)は、男女二人組からなる音楽ユニットです。デジタルJ-POPを主体にアニメやゲームに寄り添った音楽性がテーマとなっています。

女性ヴォーカリスト・nao(ナオ)八木沼悟志(やぎぬま さとし)の両名によって活動を始め、naoの脱退後には声優としても知られる南條愛乃(なんじょう よしの)がその役目を受け継ぎ、現在も最前線で活躍を続けています。

ヴォーカルの変更によって一部ファンの間では、どちらが優れているかで意見が分かれていました。しかし、根底にある音楽性そのものは一貫しており、発足当初のデジタルJ-POPを基盤とした楽曲の数々は、当時と現在のファンからも受け入れられるようになりました。

「fripSide」の主な経歴

ヴォーカルの脱退から再始動を果たし、長らくアニソンやゲーム音楽において重要な位置にあるfripSide。そんな彼らがどのような軌跡を歩んできたのか。2002年の始動から現在に至るまでの出来事をかいつまんでご紹介します。

「fripSide」の結成

2002年。サラリーマンとして生活を送っていた八木沼悟志――通称:sat(サト)が、音楽の道へと進むために会社を辞め、ネットで募集したオーディションで選ばれたnaoとfripSideを結成。

音楽配信サービス・muzie(ミュージー)で人気を博し、2003年には自主制作1stアルバム『first odyssey of fripSide』をリリースして、同人音楽デビューを果たしました。

その後の活動ではPCゲームを中心に活動を広め、2006年には『彼女たちの流儀』というアダルトゲームで主題歌を担当。OP曲「Red-reduction division-」、ED曲「true eternity」が話題となり、株式会社ビジュアルアーツと提携することとなります。

その影響もあってか、2007年にはnaoのソロプロジェクト「fripSide NAO project!」を始動。やや電波に傾向した楽曲を手がけ、2008年にはアニメ『恋姫†無双』のEDテーマ曲「やっぱり世界はあたし☆れじぇんど!!」をリリースしました。

naoの脱退から南條愛乃が加入

2008年に5pb.Recordsからメジャーデビュー。同時にリリースした1stシングル「flower of bravery」は、オリコン初登場26位を獲得しました。

しかし、その翌年の2009年にヴォーカルのnaoが脱退を発表。脱退理由に関しては取り上げられていませんが、音楽性の違いであるとの噂が当時は流れていました。

一時的に活動休止となったfripSideですが、nao脱退から約半年後に南條愛乃がヴォーカルとして加入。第二期fripSideとしての活動を再開しました。

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再デビューシングル「only my railgun」を発売

再稼働となったfripSideが最初に手がけたのが、アニメ『とある科学の超電磁砲(レールガン)』のOPテーマ曲「only my railgun」です。再メジャーデビューシングルとなった同楽曲は、初登場でオリコン3位を記録するなど、第二期fripSideの代表曲として今でも親しまれています。

また、同アニメ作品の第二期OPテーマ曲「LEVEL5-judgelight-」も手がけ、以降『とある科学の超電磁砲』シリーズにおいて、多くの楽曲を手がけました。

アジア最大級のアニメフェスにゲスト出演

2012年にはエクスポ・マックス・パビリオン(シンガポール)で開催されたアジア最大級のアニメフェス『Anime Festival Asia Singapore 2012 I LOVE ANISONG コンサート』にゲストとして出演。また、2015年には台湾にて『fripSide Live in Taiwan 2015 〜infinite synthesis 1+2〜』単独公演を開催しました。

結成15周年記念プロジェクトの開催

2017年にはfripSide結成15周年記念プロジェクトが発表。

『fripSide 15th Anniversary Tour 2017-2018 “crossroads”supported by animelo mix』と銘打たれたツアーは年跨ぎで開催されました。ツアーを行うにあたり、15周年を記念してリリースされたアルバム『crossroads』には、naoヴォーカル期(fripSide第一期)の楽曲を南條がカバーしたものが収録されました。

また、2019年には第2期メジャーデビュー10周年記念を開催。『fripSide Phase 2: 10th Anniversary Tour 2019-2020 -infinite synthesis 5- supported by animelo mix』と銘打たれたツアーでしたが、一部地域では新型コロナウイルスの感染拡大の煽りを受け、振替公演及び中止となりました。

南條愛乃の卒業を発表

10月31日、ニコニコ生放送での配信番組中、南條愛乃がfripSideを卒業することが発表されました。

来年4月には「fripSide Phase2 FINAL ARENA TOUR」と題されたアリーナツアーの開催も発表され、fripSideメンバーとしての南條愛乃を目撃する最後の機会となりそうです。

南條は自身のTwitterアカウントで「最後まで今のfripらしくゲラゲラ笑いながら楽しく走り切りたいと思います!」とポジティヴなメッセージを発信しており、決して後ろ向きな別れではないことが明らかとなっています。

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