【銀魂×SPYAIR】ついに完結!SPYAIRの銀魂ソングを一挙紹介!

【銀魂×SPYAIR】ついに完結!SPYAIRの銀魂ソングを一挙紹介!

アニメ映画「銀魂 THE FINAL」が2021年1月8日に公開されました。2004年から週刊少年ジャンプで連載が始まり、後にアニメ化・実写化を経て多くの人から愛されてきた「銀魂」も、今回の劇場版の公開によってついに完結となります。

そして、そのラスト主題歌を担当することになったSPYAIR(スパイエアー)。2011年の「サムライハート(Some Like It Hot!!)」から始まり、今回の映画では「轍~Wadachi~」を披露してくれることになりました。銀魂と馴染み深いアーティストでもあり、ファンであれば最高のラストを飾るのにふさわしいと感じているのではないでしょうか。

そこで今回の記事では、銀魂主題歌の代表アーティストでもあるSPYAIRが、これまでどのような主題歌を歌ってきたのかを一覧にして紹介したいと思います。主題歌が使用されていたテレビ話数も掲載しているので、SPYAIRと銀魂のこれまでを振り返りたい人はぜひご覧ください。

「銀魂 THE FINAL」の内容とは


https://wwws.warnerbros.co.jp/gintamamovie

2021年1月8日より全国で公開された劇場版アニメ「銀魂 THE FINAL」は、これまでの銀魂の集大成ともいえる作品でしょう。

主に坂田銀時、桂小太郎、高杉晋助たちの“松下村塾(まつしたそんじゅく)”のメンバーが物語の主軸として描かれており、彼らの師である吉田松陽もとい“虚(うつろ)”との最終決戦が描かれます。

そのため尺の都合などにより一部のシーンは削られているようです。ですが、観客には深い感情を抱いてもらえるように、映画での回想シーンは全てが新規描き下ろしとなっており、これまでのテレビシリーズを通して観た人でも楽しめる内容となっています。

「SPYAIR」と「銀魂」


https://www.spyair.net/

SPYAIRは邦楽のロックバンドとして活躍しており、主に若年層から支持を集めているバンドです。現在のメンバーはIKE(イケ)、UZ(ユージ)、MOMIKEN(モミケン)、KENTA(ケンタ)の4人で構成されており、結成当時はDJのENZEL☆(エンゼル)が加入していましたが、2012年をもって脱退してしまいます。

2010年にメジャーデビューを果たしたSPYAIRは、その翌年の2011年に銀魂の主題歌を担当することになります。エンディングテーマ曲として使用された「サムライハート (Some Like It Hot!!)」は、その後のSPYAIRの代表曲とまでいわれ、邦楽ロックとしてだけでなく、アニソン界でも注目される楽曲として広まりました。

この起用をきっかけに、SPYAIRは銀魂に限らず数々のアニメや映画主題歌を担当するまでに成長します。同じジャンプ作品繋がりでは、バレーボールを題材とした「ハイキュー!!」「イマジネーション」や、死神たちの熱いバトル展開が繰り広げられる「BLEACH(ブリーチ)」「Last Moment」が挙げられます。

その後の銀魂シリーズでは長編シリーズと呼ばれる、物語において重要な要素が含まれた場面で起用されることが多くなり、およそ10年の間で担当した主題歌は計6曲となります。そのどれもが作品を盛り上げる重要な役割を果たしており、ファンからも非常に好まれていました。

「銀魂 THE FINAL」は、これまでの集大成とも呼べる作品です。その集大成の映画で、同じく銀魂主題歌において人気の高いスリーピースバンドのDOESと共に銀魂の最後を彩る主題歌を歌ってくれることは、ファンとしては非常に嬉しいことでしょう。

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SPYAIRが手掛けた「銀魂」ソング

今回の劇場版主題歌を担当することとなったSPYAIRは、これまでの銀魂シリーズを支える重要な役割を果たしていました。

下記の項目では完結編の主題歌「轍~Wadachi~」を含め、SPYAIRが銀魂と携わるようになった当初からの曲をまとめて紹介したいと思います。曲名だけでなく、アニメの何話で使用されていたのかを詳しく掲載しているので、気になる方はぜひご覧ください。

「サムライハート (Some Like It Hot!!)」(第202話~第214話)

冒頭でも説明しましたが、銀魂の主題歌にSPYAIRが初めて起用された際のエンディングテーマ曲「サムライハート (Some Like It Hot!!)」は、アニメ銀魂の第2期(銀魂’)の第202話から第214話まで使用されました。

今回の話数の中では、銀魂の長編シリーズの1つ“かぶき町四天王篇”が組み込まれており、銀魂の主要キャラクターの1人・お登勢の過去に触れる重要な物語が展開されました。

エピソードの最後では特殊エンディングとして使用され、まるで映画のワンシーンのように感じた人もいるのではないでしょうか。

「サクラミツツキ」(第257話~第265話)

オープニングテーマ曲「サクラミツツキ」は、銀魂第2期“延長線”の第257話から第265話まで使用された楽曲です(※261話のみエンディングテーマ曲として使用されました)。“月・桜・約束”をテーマに歌われており、アニメーションにおいても月夜に舞う桜の美しさが、キャラクターたちを引き立てる役割を担っています。

今回の主題歌は、長編シリーズの“一国傾城篇(いっこくけいせいへん)”に該当するエピソードで使用されました。銀時たちが暮らす歌舞伎町でのストーリー展開が常でしたが、今回は吉原および江戸そのものが舞台となります。

月詠、今井信女、佐々木異三郎といった、登場回数の少ないキャラクター達の掛け合いを楽しめることもあり、銀魂ファンからも人気の高いエピソードの1つとして知られています。

また、この主題歌は261話以降の“ビームサーベ流篇 (びーむさーべるーへん)”でも使用され(※正式名称は“恒道館篇(こうどうかんへん)”)、主要キャラクターの志村新八、お妙に関連するエピソードが掘り下げられています。どちらの長編シリーズもシリアスな展開となっているので、まだ観たことがないという人は、ティッシュやハンカチと一緒にご視聴をおすすめします。

「I Wanna Be…」(第354話~第367話)

“銀ノ魂篇(しろがねのたましいへん)”は、今回の劇場版「銀魂 THE FINAL」の内容に続く物語が描かれた長編シリーズです。これまでの銀魂とは違ってシリアス一辺倒な展開が描かれ、本来であればツッコミを担当する新八の声も少ない内容となっています。

これまで敵対していたキャラクターたちがそれぞれの想いを抱き、共闘する姿は非常に熱い展開です。また、361話以降では2年後の世界が描かれ、基本的にはギャグが詰め込まれた内容とはなっています。しかし、最終戦を通して失ったもの、残された者たちにピントを当てており、どことなく寂しさを感じさせます。

そして主題歌の「I Wanna Be…」は、第354話から第367話の最終戦およびその後のエピソードを飾るオープニングテーマ曲として使用されました。アニメ版の曲では銀時が背を向けて手を振る姿が描かれており、この物語を最後に銀魂とはお別れであるとファンに伝えているようにも感じます。

しかし、そう簡単に終わらないのが銀魂です。これまで何度も“終わる終わる詐欺”を繰り返してきた銀魂は、テレビシリーズの最終話でとんでもないことをやらかします。物語が締めに入る感動的なシーンであるにも関わらず、最後はコメディ要素を詰め込んできます。「さすがは銀魂、やっぱり銀魂」と感じた人も多いのではないでしょうか。

「スクランブル」(ゲーム「銀魂乱舞」主題歌)

2017年10月11日にリリースされたSPYAIRの「スクランブル」は、ゲーム「銀魂乱舞(PS4/PS Vita)」の主題歌に起用された楽曲です。今作品では銀魂の世界観を元にした“サムライ乱戦アクション・ゲーム”とされており、爽快感溢れるバトルが魅力となっています。

この曲がリリースされた当時は、SPYAIRのメンバーが30歳を迎えた頃でもあります。まだ未来を模索していた20代の時の自分たちの心情を改めて振り返り、それを歌にしたのが今回の主題歌でもあります。

過去を振り返る想いが込められたこの曲は、主人公の銀時とも共通するものがあります。壮絶な過去を乗り越えた経験のある銀時は、作中においてその過去に苦しめられ、そして助けられることが多々あります。

SPYAIRも同じです。メジャーデビューを果たすまで、そして果たした後にも多くの困難と直面してきました。彼らの歌う主題歌が人気であるのは、そういった共通点が要因の1つであるからなのかもしれません。

「現状ディストラクション」(劇場版 銀魂 完結篇 万事屋よ永遠なれ)

劇場版銀魂の2作目「劇場版 銀魂 完結篇 万事屋よ永遠なれ」は、2013年7月6日より全国で公開されました。作者・空知英秋がストーリー展開とキャラクター原案を手掛けた完全新作エピソードとして話題を呼び、同時に“アニメシリーズ完結編”としてファンを驚かせた作品となりました。

「アニメ銀魂 ラストエピソード」「その手で、未来を――」というキャッチコピーまで使用され、アニメ銀魂もこれで終わりなのかと誰もが思いました。しかし、実はこれもお馴染みの終わる終わる詐欺の1つ。この映画の放映後もテレビアニメシリーズは続き、ファンは怒るでもなく、いつもどおりの流れに「これぞ銀魂」と感じた人も多いのではないでしょうか。

そんな劇場版の主題歌として使用された「現状ディストラクション」は、12枚目のシングルとして2013年7月3日にリリースされました。疾走感溢れる曲調はSPYAIRの楽曲の多くに該当しますが、この曲はその中でもずば抜けたカッコよさに溢れた曲として多くの人を魅了しました。ちなみに2021年現在、これまで発売したSPYAIRの楽曲の中で最高順位、最高売上を記録する楽曲でもあります。

映画ではエンディングだけでなく、バトル展開を盛り上げる熱いサウンドとしても使用されました。この映画はストーリーもそうですが、SPYAIRのサウンドが銀魂の世界観でどれだけ重要であるかを再認識させるものであると思います。

まだ観たことがない方はぜひ視聴をおすすめします。観終わった後には、主題歌とともにその映画のワンシーンを思い浮かべることができるほどに脳内に張り付くことでしょう。

「轍~Wadachi~」(銀魂 THE FINAL)

これまで数々の終わる終わる詐欺を繰り返し、アニメ映画だけでなく実写化までもされた銀魂ですが、今回の映画「銀魂 THE FINAL」を最後に完結することが発表されました。

原作そのものはすでに完結しており、テレビシリーズでは尺の都合で途中となってしまいましたが、今回の映画ではそのテレビシリーズから続く物語が展開されます。

そして、その最後を飾る主題歌「轍~Wadachi~」がどのように今回の物語を彩ってくれるのかも見どころの1つです。ちなみに“轍”には「車の通ったあとに残る車輪の跡」という意味があり、銀魂のこれまで歩んできた道のりを示唆しているように思えます。

また、SPYAIRの他に歴代の銀魂主題歌の中で関わりの深いDOESが挿入歌を担当。曲名は「道楽心情」「ブレイクダウン」となっており、どんな場面で使用されるのか気になる人も多いでしょう。

ちなみにSPYAIRとDOESの他に、映画では「ドラゴンボール」の主題歌としても有名な「CHA-LA HEAD-CHA-LA」がなぜか挿入歌として使用されています。「どういうこと?」と、疑問を抱くかもしれませんが、これぞ銀魂です。シリアスな展開がほとんどの完結編ですが、ギャグも忘れていないのはさすがの一言です。

そして、主題歌を担当することになったSPYAIRは映画公開にあたり下記のようなコメントを残しています。

銀魂のフィナーレを彩ることが出来るなんて最高です!! ありがとうございます!かぶき町四天王篇から長らく旅路をお供させていただいたのですが、いよいよと思うと寂しさもあります。
俺らのバンドライフを大きく変えてくれた偉大な作品に出会えた事、本当に感謝しています。
俺らのサムライハートはずっと万事屋と共にあります。
万事屋のフィナーレにどんぴしゃりの楽曲が出来たので、銀魂ファンの皆さん2021年の幕開けは映画館で銀魂の集大成を拝みましょう!

https://twitter.com/gintamamovie/status/1314765624036392960

ただ楽曲を提供するだけでなく、銀魂とともに歩めたことに対する感謝も込められており、ファンとしては非常に嬉しいでしょう。CDやダウンロードで購入することもできますが、今回の曲はぜひ映画と一緒に楽しんでみることをおすすめします。

まとめ

今回の記事ではSPYAIRが歌ってきた銀魂主題歌を紹介しました。どれも素晴らしい曲ばかりで思い出深いと感じた人もいるのではないでしょうか。

銀魂は、2006年からテレビアニメシリーズがスタートしました。合計話数は300を超えており、SPYAIRを始めとした多くのアーティストが主題歌を担当してきました。

ボリュームが多い分、まだ全部を観たことがない、全部の主題歌を知らないという人もいるかもしれません。銀魂の最後を描いた「銀魂 THE FINAL」の放映を期に、過去のシリーズ作品を視聴してみるのもいいでしょう。

それでは、ここまでご覧いただきありがとうございます。

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