シンガーソングライター「秦基博」プロフィール、人気おすすめ曲、意外な経歴を解説【鋼と硝子で出来た声】

シンガーソングライター「秦基博」プロフィール、人気おすすめ曲、意外な経歴を解説【鋼と硝子で出来た声】

今回は、シンガーソングライターの秦基博(はたもとひろ)さんです。

自ら転換点と語る、2019年12月にリリースされた6th アルバム「コペルニクス」も好評です。

情熱的なラズベリーレッドが印象的なMV「Raspberry Lover(ラズベリーラバー)」が、新たな秦基博さんが見られると話題になっています。

秦基博さんは、山崎まさよしさんや元ちとせさん、スキマスイッチなど、実力派シンガーソングライターが多数在籍しているオフィスオーガスタに所属。

『鋼と硝子で出来た声』とも称される透明感のある歌声と、キャッチーで美しい曲が人気です。

Mr.Childrenの桜井和寿さん、スピッツの草野マサムネさん、平井堅さんも絶賛しています。

シンガーソングライター秦基博になるまで

  • 生年月日;1980年10月11日
  • 出身地;宮崎県日南市

秦基博(はたもとひろ)さんは、宮崎県日南市で幼少期を過ごし、小学2年生で神奈川県横浜市に引っ越しました。

中学までは野球とバスケに明け暮れつつ、お兄さんが持っていたギターを弾きながら歌いまくる日々を過ごします。

MEMO


中学の同級生で同じバスケ部員には、お笑いコンビのジョイマンがいました。ジョイマンとのエピソードは後ほどに。

高校では、ゆるそうな軽音楽部に入部。

Mr. Children、エレファントカシマシなどのコピーバンドでギター・ボーカルを担当しますが、真面目に活動することなくカラーバットとカラーボールで野球をして遊んでいました。

秦基博さんがオリジナル曲を作り始めたのは、この頃です。

大学入学直前の春休み、横浜のライブハウスF.A.D.YOKOHAMAの弾き語りイベントに出演したのをきっかけに、様々なイベントで弾き語りをするようになります。

ここから本格的な音楽活動が始まりました。

マスとコアのどちらにも求められる!

地道に音楽活動を続けて、2004年に初めてのインディーズアルバム「オレンジの背景の赤い静物」をリリース。
インストアライブや関東をまわるツアーなどで着実に評価を高めていきます。

そして2006年3月からオフィスオーガスタに所属。

7月にはAugusta Camp 2006にオープニングアクトとして出演し、一躍注目を集めました。

MEMO


秦基博さんは、このときが人生で一番緊張したそうです。

11月にはメジャーデビューシングル「シンクロ」をリリース。
この曲がFMラジオ43局のパワープレイ新記録を樹立し、TBS「CDTV」11月のオープニングテーマにもなりました。

2007年3月に、アコースティックサウンドをコンセプトにした、全編セルフプロデュースのミニアルバム「僕らをつなぐもの」を発表。

最初のミニアルバムから、表題曲の「僕らをつなぐもの」が、ドラマ「セレンディップの奇跡」のテーマソングになったのをはじめ、複数がタイアップになります。

秦基博さんの豊かな感性で描く温かで美しい情景描写が、高い評価を得ての起用でした。

そして、東京事変のメンバーでもある亀田誠治さんをプロデューサーに迎え、カップリングにオリジナル・ラヴの「夜をぶっとばせ」のカバーを収録した、2nd シングル「鱗」のヒットにより評価を確かなものにします。

9月には1st アルバム「コントラスト」をリリース。

オリコン週間アルバムチャート5位にランクインし、一躍ブレイクを果たします

その後は、初のホールツアーや日比谷野外音楽堂でのワンマンなどで、チケットがSOLDOUT。

日本武道館やNHKホールなどライブ会場も次第にスケールアップしていきました。

現在では、横浜アリーナ、大阪城ホール、マリンメッセ福岡など、1万人以上のキャパシティのアリーナクラスでも弾き語りを聴かせています。

MEMO


シンガーソングライターは、爆音を響かせるバンドと比べると大きなホールは得意ではありません。ですが、秦基博さんはハスキーなのに透明感と伸びのある天性の声質と、ソングライティングのクオリティ、表現力の高さから、アリーナクラスでも歌を聴かせるライブができます。

秦基博さんは、キャッチーで聴きやすく美しい曲を作れるため、タイアップがとても多いのも特徴です。

これまでに、映画「あん」「聖の青春」「ステップ」「天空の蜂」、アニメ映画「言の葉の庭」「STAND BY ME ドラえもん」、アニメ「坂道のアポロン」「宇宙兄弟」「NARUTO -ナルト- 疾風伝」、テレビ 「スッキリ!!」 「世界・ふしぎ発見!」などのテーマソングを担当。

シングルとアルバムのリリースもコンスタントに続けて、最新はシングルが23作目「Raspberry Lover」と、アルバムは6作目の「コペルニクス」です。

オリコン週間チャート最高位は、シングル「朝が来る前に」が5位、アルバム「青の光景」2位

アルバムは全てが7位以上にランクインしています。

MEMO


曲数が多いアルバムのセールスが好調なのは、曲が良いうえに、曲順やバリエーションなどアルバムの構成が素晴らしいことの証明にもなります。

また、V6、山下智久さん、一青窈さん、花澤香菜さん、大原櫻子さんなど、他のアーティストへの楽曲提供やプロデュースもしています。

秦基博さんは受賞歴も多数。

2010年第4回CDショップ大賞・準大賞、2013年USEN HIT J-POPランキング1位、2014年第56回レコード大賞・企画賞、2015年JOYSOUND年間総合ランキング1位を獲得しています。

曲作りには、椋の木で作った特注品のデスクで、小さいキーボードやドラムリズムを使っています。

ときには1ヶ月以上部屋に閉じこもって作業することもあるとか。

同級生ジョイマンとのエピソード

「なななな〜なななな〜」「いきなり出てきてゴメ〜ン まことにすいまメ〜ン」「ありがとう、オリゴ糖」の、ラップ調リズムネタのお笑いコンビジョイマンの結成には、実は秦基博さんが深く関わっています。

ジョイマンの高木晋哉さんと池谷和志さんとは、小学校と中学校の同級生で、3人ともバスケ部に所属していました。

成人式で3人が再会した際に、池谷和志さんはヨシモトのお笑い養成所の東京NSCに入りたい、高木晋哉さんは何もやりたいことがないと言っていて、それを聞いた秦基博さんが「やりたいことないなら一緒にやってみたら」とお笑いをすすめたそうです。
秦基博さんからのアドバイスの後押しもあって、ジョイマンが誕生しました。

秦基博さん自身も、中学の文化祭でジョイマンと一緒に自作コントをしたこともあるなど、かなりのお笑い好きです。

今でもたまに飲むなど仲の良い関係が続いています。

秦基博・人気おすすめ曲


秦基博さんの代表曲のひとつです。
アーティストやクリエイターの創作意欲を掻き立てる曲で、岡崎体育さんやGoose houseとコラボしたり、あだち充さんの「タッチ」とコラボしたMVもあります。

Girl


4th アルバム「Signed POP」収録曲でしたが、ドラマ「恋がヘタでも生きてます」のテーマソングに起用されたのをきっかけに、シングルカットされました。
言葉とメロディが一体となった瑞々しい一曲です。

ひまわりの約束


ドラえもん初の3DCG映画「STAND BY ME ドラえもん」のテーマソングで、バラエティ「ビーバップ!ハイヒール」や、フレッツ光CMソングにもなりました。
オリコン週間チャートは10位ですが、64週にわたってチャートにランクインした、秦基博さん最大のヒット曲です。

透明だった世界


アニメ「NARUTO -ナルト- 疾風伝」のオープニングテーマに起用されました。
NARUTOを全巻持っているほどファンでもある秦基博さんが、アニメそのままの疾走感のあるロック的なサウンドに仕上げています。

最後に…..

秦基博さんは、4月3日公開の山田孝之さん主演の映画「ステップ」のテーマソングとして、「在る」を書き下ろしました。
この曲は6th アルバム「コペルニクス」にも収録されています。

秦基博さんの歌声と曲を最も楽しめるのはライブです
2019年12月にはアコースティックライブの殿堂「MTV Unplugged」にも出演した秦基博さんの歌声を、ぜひライブで体験してください!

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