Aぇ! groupのオリジナル楽曲一覧!デビュー曲もご紹介

Aぇ! groupのオリジナル楽曲一覧!デビュー曲もご紹介

2024年5月15日CDデビューすることが決定したAぇ! group

ジュニアとは思えない圧倒的なパフォーマンス力で、デビュー前から多くのファンを魅了してきた実力派グループです。

今回は彼らのオリジナル楽曲に注目し、制作背景楽曲クレジットを踏まえながら各曲の魅力をご紹介していきます。

デビュー曲『《A》BEGINNING』についても徹底解説していきますので、どうぞ最後までお楽しみください。

Aぇ! groupとは

Aぇ! group(ええ グループ)は、2019年2月18日関西ジュニア(旧:関西ジャニーズJr.)の末澤誠也・正門良規・草間リチャード敬太・小島健・佐野晶哉・福本大晴で結成されたアイドルグループです。

歌やダンスに定評があるのはもちろんのこと、バンドスタイルでも活動しているAぇ! groupは、その高い音楽性で多方面から熱い注目を集めてきました。

地道なライブ活動あらゆるコンテンツを通して確実に人気を獲得してきたAぇ! group。

その人気は凄まじく、ジュニア時代からアリーナ公演を敢行したり、全国ツアーを開催するなど揺るぎない実績を積み上げてきました。

2023年10月9日には、西川貴教(T.M.Revolution)が主催する「イナズマロック フェス 2023」に初登場し、会場を熱狂の渦に巻き込みました。

2023年12月30日には、福本大晴がコンプライアンス違反で退所するも、5人体制で再出発することを決意します。

2024年3月16〜17日にかけて大阪京セラドームで開催されたファンミーティング「Aッ倒的ファン大感謝祭 in 京セラドーム大阪〜みんなホンマにありがとう~」では、約10万人を動員。

初日のライブ終盤には、メンバーからCDデビューがサプライズ発表され、支え続けてくれたファンに感謝の気持ちを伝えました。

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Aぇ! groupのオリジナル楽曲一覧 Part.1

Firebird(2019年)



作詞:ヒゲドライバー
作曲:ヒゲドライバー

Aぇ! groupにとって初となるオリジナル楽曲『Firebird』です。

ハードロックと見せかけ、メロディックなサックス軽快なシンセサイザーキャッチーさも演出。

コール&レスポンスの要素も取り入れられており、ライブ会場で初めてこの楽曲を聞いた人でも楽しめるような構成となっています。

サビで用いられているのは、♭Ⅵ→♭Ⅶ→Ⅰというコード進行です。

こちらは、大人気ゲームキャラクターのマリオがステージをクリアした際のBGMにも使用されているコードであることから、マリオ進行とも呼ばれています。

同主調から和音を借りてくることで明るい長和音のハーモニーが続き、何かを乗り越えていくような達成感のある印象を与えています。

作詞・作曲を務めたヒゲドライバーは、ファミコンゲームボーイでよく聞かれる8bit音を駆使してきたピコピコ系ミュージシャン

ゲームやアニメにも精通しており、『Firebird』ではロックテイストの中で彼のこだわりや趣向が見事な調和を見せています。

『Firebird』といえば、ラストのサビ前に登場する末澤の「熱くしてやるよ」という決め台詞が印象的です。

実はこのセリフは事前に指定されたものではなく、末澤自身が考え出したものでした。

というのも、最初に渡された歌詞には「胸キュンセリフ」としか書かれていなかったそう。

自分なりにときめく言葉を捻り出そうとした末澤ですが、当初は「燃やしてやるよ」狂犬らしさ全開のセリフを観客に投げかけていました。

ブラッシュアップしていくうちに、現在の定番のセリフが編み出されたことが分かります。

曲中で描かれている“火の鳥”は、まさに見るものを巻き込みながら飛躍していくAぇ! groupそのものを表しているかのようです。

ダンスチューンとしても最高にテンションの上がる『Firebird』。Dance Practice動画では、Aぇ! groupの華麗なフォーメーションダンスがお楽しみいただけます。

Aぇ! group 【ダンス動画】Firebird(Dance Practice)

YouTubeでは、Aぇ! groupが目隠しで『Firebird』を踊りきる企画に挑戦しています。ぜひこの機会にあわせてチェックしてみてください。

Aぇ! group【目隠しでFirebirdを踊りきれ🕺】

神様のバカヤロー(2019年)


作詞:小島健
作曲:佐野晶哉
編曲:Peach

つづいてご紹介する『神様のバカヤロー』は、リーダーの小島健作詞、最年少の佐野晶哉作曲した楽曲です。

編曲には、SUPER EIGHTの『NOROSHI』『がむしゃら行進曲』等を手がけてきたPeachが参加しました。

本作は、2019年1月3〜4日に開催された「関西ジャニーズJr. LIVE 2019 Happy 2 year!! 〜今年も関ジュとChu Year!!〜」の中で生まれた楽曲です。

最終日の公演中、ステージ最後方のキーボードポジションにいた小島が、その日に見た大阪城ホールの景色をもとに書き下ろしました。

当時、関西ジュニアはかつてない激動の時代を迎えていました。

新グループの結成他グループへの加入、さらにこれまで関西ジュニアを引っ張ってきたメンバーの卒業退所発表など、先の読めない不安定な状況が続いていたのです。

『神様のバカヤロー』では、厳しい現実への憤り自分自身に対するやるせなさなど、小島の心の叫びが表出されています。


「神様のバカヤロー 何勝手に俺らの行き先(じんせい)決めてんだ」

「もうちょっとちょっとでいいから 今ここにいさせてよ」

(『神様のバカヤロー』より一部抜粋)

この楽曲には、先行きの見えない現実に対する反骨精神、そして小島が家族のように大事にしてきた関西ジュニアへの想いが込められているのかもしれません。

『神様のバカヤロー』は、Aぇ! groupがバンドスタイルで発表した初のオリジナル曲ということもあり、グループにとっても大切な作品になっています。

ボクブルース(2019年)



作詞:小島健
作曲:佐野晶哉

『ボクブルース』は、Aぇ! groupのジュニア時代の楽曲で唯一のバラード曲です。

Aぇ! group初の単独舞台「僕らAぇ! groupって言いますねん」の関西凱旋公演に合わせて、企画・プロデュースを務めた横山裕(SUPER EIGHT)が佐野に作曲を依頼しました。

制作に与えられたリミット1週間という短期間だったため、出来るわけないと思っていた佐野ですが、なんと東京〜大阪間を行き来する新幹線の中で本作を書き上げています。

作詞した小島曰く、この楽曲に込められているのは「僕らと一緒に進んでいきましょう」というメッセージなのだそう。


「世界が君を裏切ったとしても 僕は信じてるんだ 逃げなかった君の心を」

「世界が僕を裏切ったとしても 君は信じてくれるんだろう ここにいるAぇ! group(僕達)の心(声)を」

(『ボクブルース』より一部抜粋)

引用した歌詞からも伝わってくるように、この楽曲にはAぇ! groupとファンの信頼関係が落とし込まれています。

『ボクブルース』について「ファンの皆さんに嫌なことが起きたりしても僕たちはファンの皆さんの味方やし、でも、僕たちに何かあったら僕たちの味方してくださいという想いを込めた」と語った小島。

特にAぇ! groupはデビューを前提に結成されたグループでは無かったため、将来に対する明確なビジョンをなかなか持てないまま、手探り状態で活動を続けるしかありませんでした。

そんな厳しい状況下で彼らが選んだのは、今を見つめただただ歌い続けることでした。

「共に進んでいこう この先もずっとずっと一緒に」という歌詞から滲むのは、曖昧な未来に向けた彼らの覚悟でした。

『ボクブルース』は、Aぇ! groupを信じて支え続けたファンに対する感謝の歌なのかもしれません。

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