藤井風 -「LOVE ALL SERVE ALL」|待望の2ndアルバム徹底解説!

藤井風 -「LOVE ALL SERVE ALL」|待望の2ndアルバム徹底解説!

ほとんどの人はネットやテレビでその名前を目にしたことがあるのではないか? と思えるほどの躍進を見せているミュージシャン・藤井風

デビュー曲「何なんw」で早くも注目を集め、2021年には紅白歌合戦での斬新なパフォーマンスでお茶の間にも存在感を示しました

ロック、歌謡曲、ヒップホップ、ダンスポップ、ジャズ、ソウルなど様々なジャンルの要素を取り入れつつ、柔らかく澄んだ歌声、キャッチーなメロディで聴き手を魅了しています。

2022年3月には芸術選奨の文部科学大臣新人賞を受賞。芸能人・著名人などからも絶賛されている、今まさに大注目のミュージシャンといってよいでしょう。

そんな藤井風は2022年3月23日に2ndアルバム『LOVE ALL SERVE ALL』をリリース。

メロウな曲調、シティポップやダンスポップ、チルアウト・ミュージック系の印象が強いアルバムですが、「燃えよ」や「“青春病”」などメッセージ性の強い楽曲をはじめとして、歌詞やアレンジには単純に語り尽くせない魅力があり、さらっと聞き流してしまうには勿体ない1枚です。

今回は藤井風の2ndアルバム『LOVE ALL SERVE ALL』の魅力を掘り下げて解説していきます。

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『LOVE ALL SERVE ALL』とは?

藤井風の2ndアルバム『LOVE ALL SERVE ALL』は、2022年3月23日にリリース。「きらり」などのシングル5曲に未発表曲6曲を加えた11曲が収録されています。

タイトルの頭文字をとって『LASA』と略されることも。

1stアルバムのジャケットに使用されていたモノクロの写真とは対照的に、明るく温かみのある色合いで、笑顔を見せる藤井の写真が使用されたジャケットも目を引きます。

アルバム全体の音像や曲調も、ジャケットの色合いと同様に明るく柔らかい印象。1stアルバムとはまた違った、藤井風の新しい魅力が表れた作品に仕上がっていると言えるでしょう。

サウンドプロデュースには、1stアルバム『HELP EVER HURT NEVER』と同じくYaffleが参加。
藤井とともに全曲のアレンジを手掛けています。

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3月29日発表のオリコンチャート週間アルバムランキングでは1位を獲得。
3月20日付(集計期間:2022年3月21日~3月27日)のBillboard JAPAN週間アルバム・セールス・チャートでも首位に輝き、リリース直後から高い注目を集めている作品です。

『LOVE ALL SERVE ALL』の収録曲はこちら。

01. きらり
02. まつり
03. へでもねーよ (LASA edit)
04. やば。
05. 燃えよ
06. ガーデン
07. damn
08. ロンリーラプソディ
09. それでは、
10. “青春病”
11. 旅路

また、初回盤には特典として『LOVE ALL COVER ALL』も収められています。
こちらはピアノによるカバー集です。アリアナ・グランデやジャスティン・ビーバー、レディ・ガガなど様々なミュージシャンの楽曲カバー全11曲を収録。

01. Sunny / Bobby Hebb
02. No Tears Left To Cry / Ariana Grande
03. Hot Stuff / Donna Summer
04. Sorry / Justin Bieber
05. Good As Hell / Lizzo
06. Just the Two of Us / Grover Washington Jr.
07. Weak / SWV
08. Overprotected / Britney Spears
09. Teenage Dream / Katy Perry
10. Eh, Eh / Lady Gaga
11. Circles / Post Malone

藤井は10代の頃からピアノ弾き語りのカバーをYouTubeにアップするなどしていて、ピアノカバーはいわば彼のルーツ。

1stアルバム『HELP EVER HURT NEVER』でも、カバー集『HELP EVER HURT COVER』が初回限定盤の特典となっており、こちらは2021年5月にアルバムリリース1周年を記念して配信でリリースされています。

ピアノと歌というシンプルな構成により、メロディの美しさや歌詞の響きなど原曲の本質的な魅力をぐっと際立たせるようなカバー。こちらもぜひ注目してみてくださいね。

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