歌い手・花たんのプロフィール、魅力、人気曲を徹底解説

「ロミオとシンデレラ」の歌ってみた動画で話題を呼んだ歌い手・花たん。

その花たんのプロフィールをはじめ、歌唱力の魅力やおすすめの曲をご紹介します。

花たんのプロフィール

人気の歌い手・花たんとは？

2008年、ニコニコ動画に歌ってみた動画を投稿して歌い手としての活動をスタートした花たんは愛知県名古屋市出身です。

音楽活動をする上で花たんという名義のほかに、かつてはユリカという名前で同人活動も行っていました。しかしオリジナルアルバム「Flower Rail」に収録された「Color」で作詞作曲を担当した際、「作家名が欲しい」「いつかYURiCa名義で活動していけたら」という想いからYURiCa/花たんという名義に変更して活動しています。

誕生日は1月18日で、誕生日当日はYouTubeを通じてバースデーライブを開催するのが恒例となっています。

ロミオとシンデレラ」の歌ってみた動画でブレイク

歌い手としてデビュー以降、精力的に音楽活動を行っている花たんですが、もともとは「歌手になりたい」という気持ちはありませんでした。花たんという活動名義も由来があるわけでもなく、特に理由もなく名づけられたほどです。

歌手になることを夢見ていなかった花たんですがカラオケは好きで、浜崎あゆみや宇多田ヒカル、TVアニメ『魔法騎士レイアース』のOP主題歌「光と影を抱きしめたまま」をよく歌っていました。しかし自分の歌唱力には自信がなく、家族や友人に歌唱力を褒められても「信用しない」と素直にその称賛を受け取ることはありませんでした。

そんな花たんが歌ってみた動画を投稿するようになるきっかけとなったのは、投稿サイト・ピアプロの存在です。

花たんは歌以外にイラストを描くことも得意で、投稿サイト・ピアプロにイラストを投稿していました。そこで歌ってみた動画の存在を知ると、匿名で投稿できることもあり自分の歌でどのような反応をしてもらえるのか、興味本位で歌ってみた動画をニコニコ動画へ投稿することを決意します。

そして、2008年2月23日にmalo「ハジメテノオト」の歌ってみた動画を投稿して音楽活動を開始。その翌年に投稿したdoriko「ロミオとシンデレラ」がカテゴリーでランキング1位を獲得して、歌い手として一気に注目を浴びました。

アルバム「Flower Drops」でメジャーデビュー

doriko「ロミオとシンデレラ」の歌ってみた動画を投稿して歌い手としてブレイクしてからも、ニコニコ動画で歌ってみた動画を投稿していた花たんは、2011年6月29日にアルバム「Flower Drops」をリリースしてメジャーデビューを果たします。

「Flower Drops」にはdorikoのほか、「光と影を抱きしめたまま」の田村直美などがクリエイターとして参加し、収録曲「笹舟」はTBS系で放送されていたバラエティ番組『教科書にのせたい!』のED主題歌としても採用されました。

メジャーデビュー以降は恋愛アドベンチャーゲーム『D.C.III 〜ダ・カーポIII〜』のDa CapoルートOP主題歌「TRUE MAGIC……」や、TVアニメ『転生王女と天才令嬢の魔法革命』とTVアニメ『攻略うぉんてっど!〜異世界救います!?〜』のOP主題歌といったアニメやゲーム関連の楽曲を多く担っています。

花たんの魅力は何と言っても圧倒的な歌唱力

花たんは歌い手として歌ってみた動画の投稿、またオリジナルアルバムをリリースするなど音楽活動を行っていますが、多くのファンを惹きつけるその魅力とは一体何なのでしょうか？

それは幅広い音域を使い分ける圧倒的な歌唱力にあります。
さらに、花たんが武器としているのが高音のビブラートです。宇多田ヒカルのデビュー曲「Automatic」を聴いて、宇多田ヒカルの特徴でもある喉を使った細かいビブラート、いわゆるちりめんビブラートに興味を持った花たんは、独学で練習してビブラートを習得しました。

その歌唱力は「口からCD音源」と称賛される花たんですが、その歌唱力をもってこれまでに全国各地でイベントに参加、ライブも開催しています。
2012年は、ボカロPたちがステージ上でパフォーマンスを披露するライブイベント『Voca Nico Night Live Stage』に、当時は斬新だったリアル・モーション・キャプチャーを使用してキャラクターの姿で登場したことが話題になりました。

そのほか、発売5分足らずでチケットが完売してしまうという人気ぶりを見せた初のワンマンライブ「『Flower Rail』YURiCa/花たん ShowCase Live」を2015年に、出身地である愛知県を含む東名阪ライブツアー「YURiCa/花たんの食べましょう歌いましょう、食べましょうツアー」を2016年に開催しています。

さらに、日本を飛び出して韓国でライブ開催、中国のアニメ系イベントに参加、また合同ライブなど様々なイベントにも積極的に参加してきました。

2024年10月26日には、音楽活動16周年を記念したライブも開催予定で、ライブにはオリジナルアルバム「ERiCa」にも参加した花たんバンドが出演することも告知されています。

VTuberとしても活動中

花たんは音楽活動をする傍ら、VTuberとしても活動しています。
2021年末に重大告知としてVTuberデビューを突如発表した花たんは、自身の誕生日直前である2022年1月14日にVTuberとしてデビューしました。

その格好は花たんがよくイラストに描く”I LOVE アニソン”の文字が入ったTシャツに、ブタのパーカーを羽織っており、ピンクでボリュームのある髪の毛をツインテールにしたフェミニンな雰囲気のキャラクターです。
キャラクターデザインを担当したイラストレーター、いわゆるママをののこ、Live2Dモデラー、いわゆるパパをtocoがそれぞれ担当しました。

VTuberとしての主な活動は歌枠の配信を行っているほか、ゲーム実況などにも取り組んでいます。