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夢白あやのおすすめ公演
彩風咲奈&夢白あや新トップお披露目公演『BONNIE & CLYDE』
2023年2月〜3月に上演された、1930年代世界大恐慌時代の米国テキサスを舞台に、実在したギャングカップル、ボニーとクライドの運命的な出会いと銀行強盗、射殺されるまでを描いた海外ミュージカルです。
夢白が演じるのは、女優を夢見るウェイトレス、ボニー・パーカー。
強気で破天荒で小悪魔的魅力に溢れたボニーは、殺人にすら手を染める狂気の青年クライドに強く惹かれていきます。
時に男を転がしさえする、大人の女の知恵と色気を感じさせる夢白のボニーは、新トップコンビの大人の魅力を観客に強くアピールし、多くの人気を集めました。
先の見えない未来に向かって突き進んでいく若い2人の刹那的な生き様は、ストーリーとしても非常にエキサイティングなので、ぜひご覧いただきたい作品です。
彩風咲奈&夢白あや大劇場トップお披露目公演『Lilac(ライラック)の夢路』
2023年4月〜7月に上演された、新トップコンビの大劇場お披露目公演です。
19世紀初頭のプロイセン王国の貴族ドロイゼン家の5人兄弟が、鉄道事業を起こすまでの物語です。
夢白が演じるのは、音楽家として身を立てていこうとする聡明且つ勝気な女性エリーゼ。
本作の見所はなんといっても、人気デザイナー加藤真美による芸術的なまでの豪華な衣装の数々でしょう。
特にポスターでも見ることのできる、彩風の深いライラック色と夢白の繊細で夢見るような淡い色合いの衣装は、新トップコンビ2人のビジュアル面での素晴らしさを最高レベルにまで引き出しており、まさに眼福の一言です。
朝美絢&夢白あや『仮面のロマネスク』
2024年4月〜5月に上演された、当時男役2番手の朝美絢と夢白あやによる全国ツアー公演です。
1830年のフランス宮廷を舞台に、プレイボーイとして名を馳せる青年貴族ヴァルモン(朝美)と、かつての恋人であり若き美貌の未亡人メルトゥイユ侯爵夫人(夢白)が、互いへの恋心を隠したまま大人の恋の駆け引きを演じるメロドラマチックな物語です。
宝塚を知らない一般のファンからも騒がれる抜群の美貌で知られる朝美と、それと対等に立ち向かう夢白の美の共演は、現代日本では絵空事としか思えない宮廷内のラブロマンスを見事に表現しており、まさに宝塚でしか楽しむことのできない世界観と言えます。
彩風咲奈退団公演『ベルサイユのばら-フェルゼン編-』
宝塚歌劇団史上最大のヒット作として知られる「ベルサイユのばら」は、過去に幾度となく再演されており、今回は古典的な演出と現代的な演出を組み合わせることでブラッシュアップされ、幅広いファン層に受け入れられる内容となっています。
夢白が演じるのは、オーストリアからフランスのルイ16世に嫁いだ悲劇の王妃マリー・アントワネット。
異国であるフランス王宮で孤独を感じるマリーは、彩風演じる若きスウェーデン伯爵フェルゼンと許されざる恋に落ちますが、世はフランス革命に突入し、彼女の命はやがて断頭台の露となって消えてしまいます。
豪華なドレスを身にまとい、お飾りの人形のような甲高い話し方をする若き王妃時代から、民衆に追われて初めて自分が王妃であることを自覚した落ち着いた声と振舞い、監獄塔コンシェルジェリーでの老婆のようになった、か細く、しかし王妃としての気品を最後まで忘れない毅然とした態度。
夢白は、この王妃としての成長と一人の恋をする女性としての悲しみを見事に演じました。
特に本作品の伝統的な演出である、物語最終盤の大階段を断頭台に見立ててマリー・アントワネットが一歩一歩のぼっていくシーンは、背中を見せるだけの演技にもかかわらず壮絶な覚悟を感じさせ、涙無しに見ることは出来ません。
まとめ
夢白あやは、クールで華やかな大人の女性としての美しさに、色白で抜群のスタイル、品のある立ち居振る舞いや高い演技力などで人気の雪組トップ娘役です。
2人目のコンビ相手である朝美絢とのトップコンビお披露目公演「愛の不時着」は、世界的ヒット作ともなった韓国の大人気ドラマが原作であり、早くも大きな話題を呼んでいます。
夢白あやのトップ娘役としての第二章を、ぜひ舞台で直接味わってください。