今回は、2025年4月25日に公開予定の映画『#真相をお話しします』をご紹介します。
本作では、映画初主演となる大森元貴(Mrs. GREEN APPLE)と菊池風磨(timelesz)の共演が実現し、異色のコラボに注目が集まっています。
さっそく『#真相をお話しします』のあらすじ、キャスト、主題歌を徹底解説していきましょう。
目次
映画『#真相をお話しします』とは?
2025年4月25日に公開予定の映画『#真相をお話しします』は、暴露系チャンネルを通して一攫千金を狙う男たちを描いたミステリー作品です。
Mrs. GREEN APPLEの大森元貴とtimeleszの菊池風磨の異色コラボが実現したことで、予測不能の化学反応が期待されます。
監督を務めるのは『怪談新耳袋』シリーズを手掛けた豊島圭介。
幾重にも張り巡らされた仕掛けがさらなるミステリーを呼ぶ、新感覚の映画作品となっています。
あらすじ
ビルの警備室で生配信暴露チャンネル「#真相をお話しします」を見ていた鈴木と桐山。
このチャンネルでは、話し手に選ばれた人間が真相を暴露するのと引き換えに、視聴者から投げ銭を手に入れることができる。
刺激的な暴露の数々と高額な投げ銭の応酬に湧く視聴者。
驚愕の真相が次々と明かされ、番組の盛り上がりが最高潮に達する中、鈴木と桐山に話し手の番が回ってくる。
原作は短編小説!
『#真相をお話しします』の原作は、結城真一郎による同名のミステリー短編小説集です。
同作には5篇の短編小説が収録されており、中でも最終篇の『#拡散希望』は「第74回日本推理作家協会賞(短編部門)」を受賞しました。
2022年6月に新潮社から単行本が発売されると、各書店でベストセラーを記録。
その人気ぶりは日本国内に留まらず、韓国や台湾、中国、タイなどアジア圏を中心に翻訳版がリリースされました。
2023年には本屋大賞にノミネートされた他、「楽天Kobo電子書籍Award 2023 小説(国内編)」では見事大賞を受賞。
オーディオブックやコミカライズといったコンテンツを通してさらに注目が集まると、2024年12月に映画化されることが発表されました。
見どころ
本作について原作者・監督ともに共通して大切にしているキーワードが「違和感」です。
SNSが凄まじい影響力を持つようになり、今やあらゆる配信コンテンツを通してお金を稼ぐことも当たり前の認識になってきました。
そんな現代だからこそ『#真相をお話しします』のような状況はいくらでも起こり得ることに誰もが気づくでしょう。
フィクションとノンフィクションの境目が揺らぐことで、本作のリアリティが一気に増し、巧妙に散りばめられた「違和感」が一層生きてくるのです。
本作について、監督の豊島は「謎とどんでん返しが緻密に組み上げられた結城真一郎先生の原作に、映画ならではのスペシャルな仕掛けを施して完成させた」と語っており、原作派も映画派も新鮮に楽しめるような作品になること間違いありません。
実際、原作を読んだ人の間でもこの作品をどのように映像化するのか予想がつかないという声が多く上がっており、可能性は未知数と言っていいでしょう。
巧妙に設計されたストーリー展開に加え、映画初主演の菊池と大森の化学反応がどんな影響をもたらすのか、非常に楽しみな作品です。
映画『#真相をお話しします』主要キャスト
鈴木:大森元貴 / Mrs. GREEN APPLE
大森元貴は、今や国民的人気バンドとなったMrs. GREEN APPLEのフロントマンです。
同グループのすべての楽曲において作詞・作曲・編曲を務め、代表曲『ケセラセラ』や『ライラック』は「日本レコード大賞」において大賞を受賞しています。
Adoの『私は最強』やNiziUの『AlwayS』を始め、他アーティストへの提供楽曲も精力的に行っており、日本の音楽業界の第一線を走り続けてきました。
『#真相をお話しします』では、映画初出演にして初主演を務めた大森。
予告編でも、掴みどころのない奇妙な男・鈴木をミステリアスに演じており、大森の存在感が際立っています。
桐山:菊池風磨 / timelesz
本作で桐山を務めるのが、timeleszの菊池風磨です。
2011年にSexy Zoneとしてデビューして以降、菊池ならではの魅力を存分に発揮しながら、バラエティ番組を中心に芸能界を無双してきました。
2024年4月にはグループ名をtimeleszに改名し、佐藤勝利や松島聡と3人体制で再スタートを切ると、新メンバーを募集するべく公開オーディション「timelesz project」を開催。
同オーディションでは、今まであまりメディアで取り上げられてこなかった菊池の情熱的な側面が顕わになるなど、ファン内外を問わず日本中から常に大きな注目を集めているアイドルです。
意外にも『#真相をお話しします』が映画初主演となった菊池。
監督には「こんな菊池君の表情は見たことない」と言わしめるなど、本作では表現者としての菊池の魅力が爆発しています。
ヨガ教室経営者:中条あやみ
本作でヨガ教室経営者を演じているのが、モデルや女優として活躍する中条あやみです。
イギリス人の父を持つハーフで、洗練されたビジュアルを武器に幼少期にはキッズモデルとしても活動していました。
2011年に開催されたオーディション「ミスセブンティーン」でグランプリに輝き、雑誌『Seventeen』の専属モデルに就任。
翌年、「東京ガールズコレクション 2012 SPRING/SUMMER」でランウェイデビューを飾ると、その後も話題のコレクションに出演してきました。
2016年頃からはシャネルのアンバサダーを務め、グローバルな活動を展開しています。
女優としての活躍も著しく、2012年にドラマ『黒の女教師』でデビューを果たすと、『白衣の戦士!』では水川あさみとW主演を務めました。
また『閻魔堂沙羅の推理奇譚』では連続ドラマ初単独主演を飾り、座長として作品を引っ張っていく役者へと成長しています。
映画作品では『劇場版 零 ゼロ』や『セトウツミ』でヒロインを務め、「第71回毎日映画コンクール」では、スポニチグランプリ新人賞を受賞しました。
「#真相をお話しします」チャンネル管理人:岡山天音
物語の鍵を握る暴露チャンネル「#真相をお話しします」の管理人を演じているのが、岡山天音です。
唯一無二のアンニュイな雰囲気を持ち、個性派俳優として多くの作品に出演してきました。
オーディションを経て2009年にNHKテレビドラマ『中学生日記』へ出演すると、2011年以降は事務所に所属し、本格的な芸能活動を開始します。
飯塚俊光監督が手掛けた『チキンズダイナマイト』や『ポエトリーエンジェル』で主演を務め、「第32回高崎映画祭」では最優秀新人男優賞を受賞しました。
また、2018年に主演映画『愛の病』が公開されると、イタリア・ボローニャで開催された「15th ASIAN FILM FESTIVAL 2018」に招待され、最優秀男優賞を受賞しています。