映画『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』あらすじ、キャスト、主題歌を徹底解説!

映画『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』あらすじ、キャスト、主題歌を徹底解説!

10代を中心に話題となった小説を映像化した『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』

戦時中の日本へとタイムスリップした現代の女子高生と、特攻隊員の青年による切ないラブストーリーです。

本記事では、映画『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』の概要やあらすじ、主要キャスト、主題歌を詳しく紹介します。

映画『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』とは?

2023年12月8日に公開された映画『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』1945年6月、戦時中の日本にタイムスリップした現代の女子高生と、特攻隊員の青年による切ないラブストーリーです。

主演は、福原遥と水上恒司が務めました。

本作は日本アカデミー賞で「優秀監督賞」、「優秀脚本賞」、「優秀主演男優賞」、「優秀助演男優賞」、「優秀助演女優賞」、「優秀録音賞」、「優秀編集賞」、「新人俳優賞」の8部門を受賞しています。

原作は、汐見夏衛(しおみ なつえ)の同名小説。TikTokで話題となり、10代を中心に人気を集めています。

監督を務めたのは、CMディレクターとして活躍している成田洋一。2021年には、初監督映画『光を追いかけて』が公開されました。

あらすじ

親や学校など、すべてのことに不満を抱えていた女子高生・加納百合(福原遥)

ある日、進路をめぐって母親とけんかした百合は家を飛び出し、近所にある防空壕跡で一夜を過ごします。

翌朝、彼女が目を覚ますと、そこには見慣れない風景が……。状況を理解できないまま町をさまよった百合は、暑さで倒れ込んでしまいます。

偶然通りかかった青年・佐久間彰(水上恒司)に助けられ、食堂へと連れていかれた百合。そこで彼女は衝撃の事実を知ります。

なんと、百合が今いる世界は、1945年6月の戦時中の日本でした。

現代へ戻る方法もわからず途方に暮れるなか、彰や食堂の女将・ツル、勤労学生の千代、彰と同じ隊の仲間たちに支えられ、日々を過ごしていく百合。

彼女は、見ず知らずの自分を何度も助けてくれる彰の誠実さや優しさに触れ、どんどん惹かれていくようになります。

しかし、彰は特攻隊員で、あともう少しで戦地へと飛び立つ運命でした。

見どころ

映画『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』は戦争をテーマにした作品ですが、劇中において戦争の残酷なシーンはあまり描かれていません。特攻隊員である彰たちの何気ない日々がほとんどです。

特攻隊員として命を落とすことが決まっていながらも、決して笑顔を絶やさない彼ら。その日が来るまで苦楽を共にした仲間たちと、笑顔で過ごそうとしている姿を見れば見るほど、悲しみが増します。

毎日、何気なく過ごしている日々のありがたみ、大切な人と毎日会えること。そして、帰るべき場所へ帰れることの幸せを考えさせられるでしょう。

映画『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』主要キャスト Part.1

加納百合:福原遥(ふくはら はるか)

父を事故で亡くし、母と2人で暮らしている高校3年生加納百合

母とけんかし、近所の防空壕跡で一夜を過ごしていたところ、突然、1945年6月の戦時中の日本へとタイムスリップしてしまいます。

特攻隊員の彰に助けられた百合は、陸軍指定の食堂を営む女将・ツルのもとで働くことに……。何度も助けてくれる彰の誠実さと優しさに触れ、惹かれていきます。

どんな状況下でも、自身の意見をはっきりといえる芯の強い性格です。

百合を演じたのは、女優の福原遥

小学1年生から子役として活動を始め、2009年にはNHK Eテレの料理番組『クッキンアイドル アイ! マイ! まいん!』で柊まいんとして出演し、人気を集めます。

主な出演作品は、映画『4月の君、スピカ。』、映画『羊とオオカミの恋と殺人』、ドラ『ゆるキャン△』シリーズ、NHK連続テレビ小説『舞いあがれ!』、ドラマ『18/40~ふたりなら夢も恋も〜』などです。

佐久間彰:水上恒司(みずかみ こうし)

21歳の特攻隊員佐久間彰

ある日、道で倒れていた百合を助けます。

気弱そうに見えて自身の意見をはっきりという彼女に驚きつつも、まっすぐなその姿に惹かれていくように……。

秋田出身で、故郷には百合と同い年の妹がいます。徴兵前は早稲田大学で哲学を学び、教師を志していました。

彰を演じたのは、俳優の水上恒司です。

2018年にドラマ『中学聖日記』で、岡田健史(おかだ けんし)名義で俳優デビュー

2022年に、岡田健史から水上恒司に改名しました。

主な出演作品は、映画『死刑にいたる病』、NHK大河ドラマ『青天を衝け』、NHK連続テレビ小説『ブギウギ』、ドラマ『真夏のシンデレラ』、ドラマ『ブルーモーメント』など。

石丸:伊藤健太郎(いとう けんたろう)

彰と親友で、同じ特攻隊員石丸底抜けに明るく、隊のムードメーカー的存在です。

親しくしている勤労学生の千代をかわいがっていて、彼女からの好意も自身の想いも自覚していますが、あえて言葉にしていません。

石丸を演じたのは、俳優の伊藤健太郎

2014年、ドラマ『昼顔〜平日午後3時の恋人たち〜』で俳優デビューしました。

デビューから健太郎名義で活動していましたが、2018年に伊藤健太郎へと改名。

主な出演作品は、映画『デメキン』、映画『弱虫ペダル』、映画『静かなるドン』、ドラマ『今日から俺は!!』、NHK連続テレビ小説『スカーレット』など。

板倉:嶋﨑斗亜(しまさき とあ)

板倉は大阪出身で、彰たちと同じ特攻隊員です。年齢は18歳で、隊では最年少。仲間たちから弟のようにかわいがられていました。

故郷に婚約者がいます。

板倉を演じたのは、関西ジュニアのアイドルグループ・Lil かんさいに所属する嶋﨑斗亜

主な出演作品は、映画『少年たち』、映画『東西ジャニーズJr. ぼくらのサバイバルウォーズ』、ドラマ『年下彼氏』、ドラマ『僕らは恋がヘタすぎる』、ドラマ『ジモトに帰れないワケあり男子の14の事情』など。

本作で嶋﨑は特攻隊員を演じるため、ほかの共演者と同じように丸刈りになりました。アイドルとして活動する彼にとって、なかなか見られない貴重な姿とその決断に驚かされます。

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