アニメ「無職転生 〜異世界行ったら本気だす〜」OP・ED主題歌一覧

アニメ「無職転生 〜異世界行ったら本気だす〜」OP・ED主題歌一覧

不慮の事故に巻き込まれて死んだ34歳・童貞・無職の引きこもり中年男性が、生前の後悔を抱えながら転生した異世界で、今度こそ本気で生きていくことを固く誓い、様々な困難を乗り越えていく異世界転生ファンタジー・アニメ無職転生 〜異世界行ったら本気だす〜」。

理不尽な孫の手が執筆した小説を原作とし、漫画化やアニメ化など様々なメディアミックスが行われ、幅広い世代から高い評価を得ている本作の魅力について、アニメを彩った魅力的な主題歌とともに解説していきます。

アニメ「無職転生 〜異世界行ったら本気だす〜」とは?

作品概要

無職転生 〜異世界行ったら本気だす〜」とは、小説家の理不尽な孫の手による作品です。株式会社ヒナプロジェクトの運営する小説投稿サイト「小説家になろう」にて、2012年11月から2015年4月まで連載され、2014年1月には、イラストレーターのシロタカとタッグを組み、MFブックスより書籍化が決まりました

MFブックス版「無職転生 〜異世界行ったら本気だす〜」は2014年1月から2022年11月まで刊行され、全26巻で本編が完結しています。さらにその後、「小説家になろう」にて2015年5月から2017年9月にかけて連載されたスピンオフ無職転生 〜蛇足編〜」の書籍化も決定。本編と同様にMFブックスから、2024年10月時点で2冊が刊行されています。

2024年5月時点で、紙書籍と電子版を合わせたシリーズ累計発行部数1550万部を超えるほどの圧倒的な人気を誇り、読者からの熱烈な支持に応える形で、漫画化やアニメ化など様々なメディアミックスを展開。

アニメ「無職転生 〜異世界行ったら本気だす〜」については、2024年10月時点で、第1期と第2期が制作され、すでに第3期の制作も決定しています。

なお、アニメ「無職転生 〜異世界行ったら本気だす〜」の放送スケジュールは以下の通り。

MEMO

・第1期第1クール:2021年1月~3月
・第1期第2クール:2021年10月~12月
(第1期は全23話プラス番外編1話)

・第2期第1クール:2023年7月~9月
・第2期第2クール:2024年4月から7月
(第2期は全25話)

あらすじ・登場人物

自業自得というべき理由から引きこもりになり、たいした努力もせずにゲームやネットに明け暮れていた34歳無職の中年男性が、親の死をきっかけに兄弟から勘当され、あげく、自宅を出たところで不慮の事故に巻き込まれて死去、そして現代日本とはちがう異世界に転生するというのが、アニメ「無職転生 〜異世界行ったら本気だす〜」の導入です。

前世の壮絶なトラウマを抱えたまま転生した主人公が、異世界ではルーデウス・グレイラットとして、今度こそ本気で人生を生き抜くと固く決意します。様々な人物と出会い、数多の困難を乗り越えていく成長物語には、シリアスな要素とコメディ要素がバランス良く含まれており、これが多くのファンを惹きつけてやまない魅力になっています。

アニメ「無職転生 〜異世界行ったら本気だす〜」第1期OP・ED主題歌

アニメ第1期OP・ED主題歌については、全曲の作詞・作曲・歌唱をシンガーソングライターの大原ゆい子が担当。信念を感じさせる力強さと優しさを併せ持つ歌声が、作品に確かな魅力をもたらしています。

なお、OP主題歌の編曲をMANYO、ED主題歌の編曲を吉田穣がそれぞれ担当。少し異なる世界観の演出にも注目です。

アニメ「無職転生 〜異世界行ったら本気だす〜」では物語の進行に合わせて細かく主題歌が変わりますが、1人のアーティストが一貫して楽曲の制作や歌唱を担当することで心地よい統一感が生まれています。

旅人の唄 / 大原ゆい子

第1期第1話から第8話まで、OP主題歌として使用されたのは「旅人の唄」。アニメ「無職転生 〜異世界行ったら本気だす〜」の主題歌として記念すべき1曲目を飾ったため、作品のタイトルとともにこの曲を頭に浮かべる人も多いかもしれません。

演奏にはティン・ホイッスルやマンドリンといった伝統的な楽器が用いられており、キャッチーなJ-POPとは少し異なる、異国情緒を感じる独特な魅力があります。

メロディーだけでなく歌詞にもどこか幻想的な雰囲気が漂い、異世界を舞台とした物語に美しい花を添えています。

目覚めの唄 / 大原ゆい子

次に紹介する「目覚めの唄」は、第1期第10話から第13話までのOP主題歌として使用されました。アニメ「無職転生 〜異世界行ったら本気だす〜」の第1期で監督を務めた岡本学から、「少しダークで魔王みたいなものが出てきそうな曲」というオーダーを受けた大原ゆい子が、とりわけ作詞に苦労しながら制作した曲です。

苦労の甲斐があり、荘厳な雰囲気をまとった美しいメロディーと歌詞に仕上がっています。

継承の唄 / 大原ゆい子

第1期第14話と第15話のOP主題歌として使用されたのは「継承の唄」。すべての主題歌に共通することですが、タイトルは物語とリンクしているため、1話から順に物語を追いかけている人にとって、より深く感情移入する楽しみがあります。

すでに紹介した「目覚めの唄」と同様に、この曲も歌詞の制作に苦労した大原ゆい子。MANYOが編曲したメロディーを聴いて、ようやく歌詞を形にできたというエピソードが残っています。

祈りの唄 / 大原ゆい子

宗教音楽の美しさを表現することを目指して制作された「祈りの唄」は、1期第16話から第18話、そして番外編のOP主題歌として使用。

作中に登場するミリス大陸の教会で流れる音楽という前提で制作されており、メロディーや歌詞に宗教音楽のイメージが漂っていることはもちろん、レコーディングについても、まるで一般の市民が実際に教会で歌っている様子を念頭に置いて行われました

遠くの子守の唄 / 大原ゆい子

第1期第19話から第21話までOP主題歌として使用された「遠くの子守の唄」では、「古くから語り継がれた伝統民謡」というテーマが見事に表現されています。一例として、古来より日本に伝わる伝統民謡であれば「かごめかごめ」、そして、インドネシアに伝わる民族音楽であるガムランもモチーフにしながら制作が進められました

旅人の唄〜帰郷〜 / 大原ゆい子

第1期第22話と第23話のOP主題歌には、「旅人の唄」をアレンジした旅人の唄〜帰郷〜」が使用されました。帰郷という言葉には、「自分の生まれ故郷に帰る」という、どちらかというとポジティブなイメージが含まれますが、果たしてこの曲ではどのようなニュアンスが込められているのか、ぜひ、本編の重要なシーンと合わせて確かめてください。

オンリー / 大原ゆい子


第1期第1クールのED主題歌には、大原ゆい子の「オンリー」が使用されました。この曲には、歌詞に英詩が用いられていることや、曲調がダウナー系のロックであることなど、これまで大原ゆい子が制作してきた楽曲にはない特徴が見受けられます

これは、作曲の段階ではボーカルを誰が務めるか決まっていなかったためで、最終的には大原ゆい子が歌ったことで、彼女にとって新しい挑戦となりました。

風と行く道 / 大原ゆい子


第1期第2クールのED主題歌として使用されたのは、「風と行く道」。メロディーとリズムはゆったりした曲ですが、視聴者の心を揺さぶる力があります。

作中で進行するとある事件の描写を含め、物語にしっかり寄り添うように制作されたED映像も必見です。

この記事をシェアをしよう!

この記事を書いた人

この記事に関連するタグ

関連記事

新着記事