EASTOKLAB 1stフルアルバム『泡のような光たち』発売＆リリースツアー決定

ミニマルな音像から壮大なサウンドスケープまでを自由自在に行き来し、海外の音楽ファンからも高い評価を得ている4人組バンド・EASTOKLAB（イーストオーケーラボ）が、1stフルアルバム『泡のような光たち』を1月31日にリリースした。

そのタイトルが示す通り、儚さと力強さを内包した美しい作品に仕上がった同作を引っ提げたリリースツアーは、3月10日の京都公演を皮切りとして全国3ヶ所を回ることが決定している。

EASTOKLABとは

日置逸人（Vo/Syn/Gt）、西尾大祐（Gt）、岡大樹（Ba/Syn）、田保友規（Dr）からなるEASTOKLABは、The Skateboard Kidsを前身とする4人組バンド。

ドリームポップやエレクトロ、シューゲイザーを基調とした幻想的で美しいサウンドが持ち味だが、決して夢うつつではない現実感や確かな体温を感じさせるのも彼らの魅力のひとつだ。

生演奏の場面においては、多くの機材を操ることはもちろん、メンバーが複数の楽器を演奏するほか、必要とあらばタッピングまで繰り出してバンドサウンドとエレクトロミュージックの垣根を飛び越える。まさに理想の音世界を人力で創り出すアーティスト集団だ。

2018年4月の自主制作EP「Each Definition」を発表後、2019年6月からはDAIZAWA RECORDS / UK.PROJECTを通じて作品をリリース。2024年1月31日に自身初となるフルアルバム『泡のような光たち』を発表した。

そのボーダレスなサウンドは海を越え、アメリカのラジオ局で楽曲がオンエアされるなど国外の音楽ファンの耳にも強烈なインパクトを与えている。海外アーティストの来日公演のサポート経験も豊富で、昨年はLetting Up Despite Great Faults、Death of Heatherのサポートアクトを見事に勤め上げた。

1stフルアルバム『泡のような光たち』

2024年1月31日にリリースされたEASTOKLABの1stフルアルバム『泡のような光たち』。

日置逸人（Vo/Syn/Gt）がセルフ・ライナーノーツ内で「いつかは割れてしまう儚い泡のようなもの。でもだから美しいんだなって、そのことだけを書いた」と説明しているように、不安定で不確かな形の定まらないものの姿を美しく切り取った全10曲が収録されている。

また、2023年10月25日に先行配信された“Lights Out”、アルバムのリード曲で作品の冒頭を飾る“Dawn for Lovers”の2曲では、日置が多大な影響を受けた荒木正比呂がアレンジ面で手腕を振るった。

閉店する馴染みのリハーサルスタジオに別れを告げる“Our Place”はEASTOKLABらしからぬギターロック然としたサウンドだが、新たなファン層の開拓に寄与しそうなセンチメンタルな名曲である。セルフライナーノーツによれば「レコーディング直前に 10分程度のセッションで作った曲」とのことで、このクオリティの楽曲をごく短時間で書き上げた事実は、創作面における彼らの充実ぶりを示すエピソードのひとつになるだろう。

アルバムは配信とフィジカルのフォーマットでリリースされ、次項で紹介するフィジカル取扱店舗では購入特典として全5曲の未発表音源集ダウンロードコードを入手することができる。

作品概要

＜フィジカル取扱店舗＞
特典：未発表音源集(全5曲収録ダウンロードカード)
・EASTOKLAB Official Web Store
・タワーレコード名古屋パルコ店
・diskunion（オンライン&一部店舗）
・Stiff Slack
・FLAKE RECORDS
・HOLIDAY! RECORDS
・LIKE A FOOL RECORDS
・The Domestic
・アンダースコアレコーズ

EASTOKLAB “泡のような光たち” RELEASE TOUR 2024

1stフルアルバム『泡のような光たち』を引っ提げたリリースツアー「EASTOKLAB “泡のような光たち” RELEASE TOUR 2024」が、京都・東京・愛知の3都府県で開催される。

地元・名古屋への凱旋となる最終日はワンマン公演で、現時点におけるEASTOKLABの集大成的ライヴになるはずだ。

ツアー概要

まとめ

前身バンド時代を含めると約10年もの月日を経て念願の1stフルアルバム『泡のような光たち』をリリースしたEASTOKLAB。

珠玉の全10曲が収められた宝石箱のようなこの作品は、何気なく過ぎていく日々の光景に潜む“泡のような光たち”の美しさを気付かせてくれる大切な1枚となることだろう。

同作の音世界に圧倒されたリスナー諸氏は、3月からスタートするリリースツアーに足を運ぶことを強くオススメしたい。