漫才もコントも一流のお笑いコンビ「かまいたち」のYouTubeチャンネルに注目

漫才もコントも一流のお笑いコンビ「かまいたち」のYouTubeチャンネルに注目

漫才もコントも両方こなす二刀流のお笑いコンビ「かまいたち」。

キングオブコント優勝の実績とM-1決勝常連という実力の持ち主で、YouTubeチャンネル開設を待ち望む声が各方面から上がっていましたが、2020年3月に満を持して登場です。

今回は、彼らの秀でた話芸が繰り出す世界を堪能できる「かまいたちチャンネル ねおミルクボーイ」についてご紹介します!

かまいたちとは


かまいたちは吉本興業東京本社所属のお笑いコンビで、大阪NSC26期生時代に濱家隆一さん山内健司さんが出会い、2004年にコンビを結成し活動を開始しました。

もともと大阪を拠点として活動していましたが、2018年4月より東京を拠点に活動を移したことから、現在は東京本社所属となっています。

MEMO

結成当時のエピソードとして、山内さんは「僕が消極的な性格なので、濱家の積極的な部分とバランスが良かったんだと思います。自分からは絶対に話しかけられないし、かといって来られすぎるのも嫌で。その絶妙なツボをつかれ、プラスとマイナスがちょうどよくハマった」「どちらかが出すぎたら下がる、みたいな攻守のバランスが非常に優れている」と語っており、コンビの相性がよいことがうかがえます。

同期には、藤崎マーケット、天竺鼠、和牛などがいます。

デビュー当時のコンビ名は、「鎌鼬(かまいたち)」と漢字表記でしたが、2009年4月より「かまいたち」とひらがな表記に変更しています。

ネタの制作は山内健司さんがメインでボケを担当、濱家隆一さんがツッコミ担当で、漫才やコントなど幅広いジャンルのネタを繰り広げています。

かまいたちのプロフィール

濱家 隆一(はまいえ りゅういち)



・生年月日:1986年11月6日
・出身地:大阪府大阪市
・身長、体重:187cm、80kg
・血液型:B型
・担当:ツッコミ(コントではたまにボケ)

幼少期は貧乏な暮らしだったようで、築数十年の古い家でお風呂も外の小屋に設置されているような家に住んでいました。

濱家さんがまだ幼い時に両親が離婚し、父親が出ってしまってからそのような暮らしになってしまい、当時の父親は反社会的な仕事をするような人でたまにしか帰ってこない上に生活費もろくに渡さなかったと語っています。

母と姉との3人生活の時はお金がなく「すいとん」をよく食べていましたが、のちに授業で戦争時にすいとんを食べていたことを知り、そこで自分の家は貧乏だと気づいた濱家さん。

今ではすいとんはおふくろの味というほど、お気に入りの料理だそうです。

MEMO

とある番組で、千鳥のノブさんから「濱家は極度のマザコン。賞をとるとすぐ母親の話をして泣く」と言われましたが、濱家さんは「優勝したら親孝行したいという気持ちで、涙があふれるだけ。別にそんなにマザコンではないですけど」と釈明したというエピソードがあります。
過去の極貧生活時の母親の苦労を考えると、単純に母親への感謝の気持ちが強いことがうかがえます。

余談ですが、母親に優勝賞金を現金で渡すと、ありがとうと言う前にしっかりとお札の枚数を数えてしまうようなユーモアのある方だと濱家さんは話しています。

中学校にあがると少し荒れぎみになり、呼び出しなどもしばしば起こりましたが、高校時代に野球のエースになるなど活躍するようになってからは落ち着ついたそうです。

ちなみに、学生時代の通り名は「東淀川の毒ヘビ」だったとか。

かまいたちを結成する前までに相方を5回変えており、「NSCの頃は、ダメだと思ったらすぐに切っており、手あたり次第にコンビを組んでいた。6人目でいい人に当たった」と語っています。

2017年5月5日に一般女性と結婚し、2019年2月22日には第一子となる長女が誕生しています。

山内 健司(やまうち けんじ)



・生年月日:1981年1月17日
・出身地:島根県松江市
・身長、体重:168cm、63kg
・血液型:B型
・担当:ボケ(コントではたまにツッコミ)

島根県立松江東高等学校奈良教育大学と進学し、中学校社会科・高等学校地理歴史科教員免許図書館司書学芸員の資格を持つ秀才の一面があります。

ネタ作りを担当していることからも、多彩な才能があると感じずにはいられません。

将棋好き芸人としても有名で、仕事の合間にはプロ棋士の棋譜をチェックし、将棋アプリでも毎日指しているほどです。

MEMO

将棋が好きすぎて、奥さんの出産に立ち会っているときに、産気づいていよいよ生まれるというタイミングでオンライン将棋対戦をしていたことが発覚し、ナース長に激怒されたというエピソードがあります。

山内さんは2017年2月に一般女性と結婚し、2018年6月に長男が誕生していますが、奥さんは美人だと有名でその姿はネット上でも確認することができます。

そして大の猫好きで、スコティッシュフォールド2匹、メインクーン4匹の計6匹に囲まれて暮らしており、その様子はツイッターで確認することができます。

しかし、某番組において山内さんは猫アレルギーであると診断されてしまいます。

番組で診断した専門家は、「すでに症状が出ているからぜんそくに移行する可能性がある。猫と離れたほうが賢明」と助言し山内さんは驚きましたが、これからも責任をもって仲良く暮らしていくと宣言しました。

史上初の2冠筆頭候補 M-1とキングオブコント

かまいたちは漫才コントの両方を行っており、どちらもクオリティの高さに定評があります。

漫才はベースを「会話」として本人が演じ、コントはベースを「芝居」として役柄を演じます。

似て非なる2つの芸に対し、多くの芸人はどちらかを武器にして勝負していますが、かまいたちは両方の頂点を取るべく芸を磨いてきました。

先に目が出たのはコントの方で、2017年に『キングオブコント』で優勝を果たしています。

奇しくも、準優勝の「にゃんこスター」に注目を持っていかれましたが、実力でいえば間違いなく頂点に立っていました。

残るは漫才の頂点『M-1』ですが、こちらもコンスタントに出場しており、2017年からは3年連続で決勝まで進んでいます。

出場制限の「結成15年以内」のラストイヤーに該当する2019年、かまいたちは決勝の舞台に立っていました。

決勝ではかまいたちらしさ全開のネタを披露し、客席まで参加させるという画期的なアイデアまで取り入れ高得点をたたき出しましたが、ラストイヤーで優勝を飾ることはできませんでした

MEMO

決勝で目の前に立ちはだかったのは、ミルクボーイ
圧倒的な得点で突然現れた流星のごとく優勝をさらっていき、大ブレークを果たしました。

結果的にかまいたちは史上初の2冠は達成できませんでしたが、その実力は十分に世に知れ渡る結果となりました。

かまいたちチャンネル「ねおミルクボーイ」の命名秘話

かまいたちのYouTubeチャンネルは「ねおミルクボーイ」といいます。

これは『ダウンタウンDX』というテレビ番組で、かまいたちがダウンタウンの松本さんにYouTubeのチャンネル名を相談したところから始まりました。

この番組にはミルクボーイも出演しており、相談を受けた松本さんが「ねおミルクボーイ」とボケて笑いを誘いました

ポイント

放送後、実際にチャンネル開設にあたり松本さん命名の「ねおミルクボーイ」にすることを決意し、本家ミルクボーイおよびYouTuber「ねお」さんに許可を取りに行くのです。
この様子がチャンネル1本目の動画となっています。

おすすめ動画

かまいたちがチャンネル名の許可をもらいに行きました

2020年2月20日アップロード


かまいたちチャンネル第一弾のこの動画は、前項でも触れたチャンネル名の「ねおミルクボーイ」について、ミルクボーイに名前の使用許可を取るという内容です。

ミルクボーイを出待ちする格好で待機する2人は、小さなボケを入れながらミルクボーイの到着を待ちます。

やがて到着したミルクボーイに対し、半ば強制的に引き入れ名前の使用許可を迫ります。

ダウンタウンの松本さんの命名ということもあって、ミルクボーイの2人は折れる形で使用を認めました

そしてもう1人「ねお」の使用許可を取るために、人気YouTuberのねおちゃんにも掛け合うことになりました。

許可はすんなりとることができましたが、その後先輩YouTuberならではの動画再生数を伸ばす秘訣などを教えてもらい、次回以降に活かしていくことに。

ポイント

全体的に仕込みなどはなく、まさにフリートークから笑いをどんどん引き出しているかまいたちの魅力が前面に出た動画内容となっています。

【モーニングルーティン】かまいたち濱家の朝の過ごし方

2020年3月2日アップロード


初回の放送で、YouTuberねおちゃんから受けたアドバイスをさっそく活かす形で、朝起きてから仕事場に行くまでのモーニングルーティンをお互いに撮ることにしました。

動画の構成は、あらかじめそれぞれが撮ってきたモーニングルーティンを2人で確認してコメントしていくというものです。

濱家さんは、朝起きてから一定のテンションでボケを交えながら淡々とルーティンをこなしていきます。

電動歯ブラシを使うところでは、モーター音の音階を声に出して表現し、この音の高さの電動歯ブラシを使っていますなどと濱家さんワールド全開のボケを見ることができます。

ポイント

この動画では、互いに気になったところで「STOP」をかけてツッコむという流れで、STOPがかかる度に絶妙なツッコミが飛んでくるところにも注目です。

【モーニングルーティン】かまいたち山内の朝の過ごし方

2020年3月4日アップロード


山内さんのモーニングルーティンは、起床時からボケを入れてきます。

奥さんに起こされた山内さんの格好はなんとレスリングの格好で、すかさず濱家さんから「STOP」がかかり「だるいわぁ」「お前なんでグレコローマンのやつ着て寝てんねん!」などとツッコミが入ります。

すかさず山内さんも「たまたまちゃう」と返すところもさすがです。

MEMO

加えて動画撮影のアングルが縦になっていることに山内さんが気付き、すかさず「松居一代か」と濱家さんがツッコむシーンがありますが、言葉のチョイスが絶妙でセンスを感じられますね。

歯磨きシーンではコンビで色違いの電動歯ブラシを使っていることがわかり、これまた「STOP」がかかります。

全然動画が進まず先行きが心配になりますが、ツッコまずにはいられません。

その後山内さんは結局レスリングの格好のまま家を出発し、タクシーに乗って仕事場まで行ってしまいました。

一見タクシー運転手さんに通報されてもおかしくない状況ですが、実は運転手は作家の森下さんで、仕込んでいたことが発覚しました。

この動画では山内さんのボケがちりばめられており、最初から最後まで笑いっぱなしの内容となっています。

まとめ

漫才コントも両方こなす、かまいたち。

その実力は折り紙付きで、M-1とキングオブコントの2冠達成の偉業までお笑い史上一番手の届く位置にいたコンビであることは間違いありません。

2020年3月現在チャンネル開設して間もないですが、すでに配信されている動画からも2人の魅力が感じられる内容がたくさんありますので、このチャンネルは今後も見逃せません。

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