毎シーズン新たなスターが誕生するプロ野球の世界。
今回の記事で紹介する東北楽天ゴールデンイーグルスも例外ではなく、2025年シーズンに活躍が期待される選手たちが数多く存在します。
この記事では、2024年シーズンを振り返りつつ、2025年の東北楽天ゴールデンイーグルスをけん引するであろう注目選手10名を厳選して紹介します。
チームを支える主力選手から期待の新戦力にいたるまで、徹底的に解説するので、ぜひ最後までご覧ください。
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目次
東北楽天ゴールデンイーグルスとは
東北楽天ゴールデンイーグルスは、宮城県仙台市に本拠地を置くプロ野球チームです。
2005年に日本プロ野球に新規参入し、パシフィック・リーグに所属しています。
愛称は「楽天イーグルス」で、多くのファンから愛されています。
そんな東北楽天ゴールデンイーグルスは、創設以来、地域密着を掲げて活動しており、東日本大震災からの復興のシンボルとして、ファンに勇気と感動を与えました。
2013年には田中将大(現:読売ジャイアンツ)を擁し、球団創設9年目にして初のリーグ優勝、そして日本一を達成し、東北地方に大きな歓喜をもたらしたのです。
2024年シーズンの成績
・順位:パ・リーグ4位
・勝敗数:67勝72敗4分
・得点:492得点
・本塁打:72本塁打
・打率:.242
・失点:579失点
・防御率:3.73
2024年シーズンの東北楽天ゴールデンイーグルスは、クライマックスシリーズ進出を逃す、悔しい結果となりました。
シーズン序盤は投手陣の安定感と中軸打者の活躍で上位争いを演じる場面もありましたが、徐々に順位を落としてしまいました。
特に、防御率は12球団ワーストの3.73を記録しており、投手陣の不安定さが課題として浮き彫りになったシーズンといえるでしょう。
そんななかでも、辰己涼介の最多安打のタイトル獲得や小郷裕哉の全試合フルイニング出場など、明るいニュースもありました。
この悔しさと収穫を糧に、2025年シーズンにどのような戦いを見せてくれるでしょうか。
2025年シーズンの展望
2025年の東北楽天ゴールデンイーグルスは、投手陣の再建が課題となるでしょう。
2024年シーズンに投手陣を支えた、早川隆久、藤井聖の左腕コンビを軸に、ベテランの岸孝之や2025年からチームに加入したスペンサー・ハワードが中心となるでしょう。
上記のメンバーに加え、二桁勝利の経験がある瀧中瞭太や2年目の古謝樹が力を発揮すれば、投手陣は安定するはずです。
野手陣においては、チームの精神的支柱であり、打線の核でもある浅村栄斗と辰己涼介の活躍はもちろんのこと、村林一輝や小郷裕哉といった中堅・若手選手のさらなるステップアップが期待されます。
2025年シーズンの東北楽天ゴールデンイーグルスは、上位チームに引けを取らない充実した戦力を誇っているといえるでしょう。
【2025年】東北楽天ゴールデンイーグルスの注目選手10選
2025年シーズンの東北楽天ゴールデンイーグルスで、特に活躍が期待される10名の選手をピックアップしました。
長年チームを支えるベテランから、次代を担う若手、そして大きな可能性を秘めた新戦力まで、多彩な顔ぶれがそろっています。
彼らがどのようなパフォーマンスを見せてくれるのか、そしてどのようにチームを勝利に導くのか、一人ひとりのプロフィールや経歴、そして2025年シーズンの注目ポイントを紹介します。
【2025年】東北楽天ゴールデンイーグルスの主力選手
まずは、チームの主力として期待されている選手を紹介します。
なお、2024年シーズンの主力選手は、以下の記事で紹介しているので、あわせてご覧ください。
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則本昂大
・氏名:則本昂大(のりもとたかひろ)
・生年月日(年齢):1990年12月17日(34歳)
・身長:178cm
・体重:82kg
・ポジション:投手
・投打:右投左打
・背番号:14
・出身地:滋賀県
・経歴:八幡商業高-三重中京大
・ドラフト:2012年ドラフト2位
2024年シーズンから、チームの守護神を務めている則本昂大。
最速158kmを誇る速球と、カーブ、スライダー、フォーク、チェンジアップを操る速球派右腕です。
絶対的守護神であった松井裕樹(現:サンディエゴ・パドレス)の代役としてリリーフに転向しましたが、転向1年目からリーグ最多となる54試合に登板。
32セーブを記録し、最多セーブを記録しています。
2025年シーズンも絶対的守護神かつ、チームの精神的支柱として、活躍が期待されています。
古謝樹
・氏名:古謝樹(こじゃたつき)
・生年月日(年齢):2001年8月18日(23歳)
・身長:182cm
・体重:75kg
・ポジション:投手
・投打:左投左打
・背番号:17
・出身地:神奈川県
・経歴:湘南学院高-桐蔭横浜大
・ドラフト:2023年ドラフト1位
古謝樹は、東北楽天ゴールデンイーグルスの投手陣において、次世代エース候補として大きな飛躍が期待されるサウスポーです。
最速150kmを超える伸びのあるストレートとキレのあるスライダーを武器としており、大学時代には、日本代表にも選出されるなど、アマチュアナンバーワン左腕として注目されていました。
ルーキーイヤーから、1軍で15試合に登板し、チームの勝利に貢献しています。
プロ2年目となる2025年シーズンは、他チームからのマークが厳しくなるでしょう。
そんな厳しい状況下で、ルーキーイヤーを上回る成績を残せるのか注目です。
瀧中瞭太
・氏名:瀧中瞭太(たきなかりょうた)
・生年月日(年齢):1994年12月20日(30歳)
・身長:180cm
・体重:93kg
・ポジション:投手
・投打:右投右打
・背番号:57
・出身地:滋賀県
・経歴:高島高-龍谷大-Honda鈴鹿
・ドラフト:2019年ドラフト6位
瀧中投手は、スライダー、カットボール、シンカーなど7種類の変化球を操るクレバーな投手です。
2021年には自身初の二桁勝利をマークし、先発投手としての地位を確立しました。
2024年シーズンは、3度の登録抹消を経験しましたが、1軍へ復帰後は安定したピッチングでチームの窮地を救っています。
2025年シーズンは、開幕から先発ローテーションの一角として活躍しており、シーズンを通して、ローテーションを守り抜くことが期待されます。
藤平尚真
・氏名:藤平尚真(ふじひらしょうま)
・生年月日(年齢):1998年9月21日(26歳)
・身長:185cm
・体重:85kg
・ポジション:投手
・投打:右投右打
・背番号:46
・出身地:千葉県
・経歴:横浜高
・ドラフト:2016年ドラフト1位
東北楽天ゴールデンイーグルスの勝利の方程式の一角を担っているのが藤平尚真です。
高校時代は、その才能から「高校BIG3」の一人として注目を浴び、ドラフト1位で東北楽天ゴールデンイーグルスに入団しています。
そんな藤平投手は、最速150km/hを超える力強いストレートと、スライダー、フォークといった変化球を操るなど、投手としての総合力が高い選手です。
2024年シーズンから、リリーフ転向すると勝ちパターンの一角に定着し、防御率1.75、20ホールドを記録するなど、大ブレイクを果たしています。
2025年シーズンもその活躍に期待が高まっています。
堀内謙伍
・氏名:堀内謙伍(ほりうちけんご)
・生年月日(年齢):1997年4月15日(28歳)
・身長:174cm
・体重:82kg
・ポジション:捕手
・投打:右投左打
・背番号:65
・出身地:静岡県
・経歴:静岡高
・ドラフト:2015年ドラフト4位
堀内謙伍は、2025年における東北楽天ゴールデンイーグルスの正捕手争いに名乗りを上げています。
堀内選手は、投手の能力を最大限に引き出すクレバーなリードと、安定したキャッチング技術、そして二塁送球1.9秒台を誇る強肩の持ち主です。
守備面での安定感に加え、打撃でも勝負強さを見せるなど、攻守にわたって存在感を示しています。
個性豊かな投手陣をまとめる女房役として、活躍が期待されています。
村林一輝
・氏名:村林一輝(むらばやしいつき)
・生年月日(年齢):1997年10月6日(27歳)
・身長:180cm
・体重:73kg
・ポジション:内野手
・投打:右投右打
・背番号:6
・出身地:大阪府
・経歴:大塚高
・ドラフト:2015年ドラフト7位
東北楽天ゴールデンイーグルスの内野手守備の要である村林一輝。
内野の全ポジションをこなすユーティリティさ、軽快なフットワーク、遠投110mを誇る強肩が持ち味です。
一方、打撃が課題とされていましたが、2023年シーズンにバッティングフォームを改造するとバッティングが開花。
2024年には規定打席到達し、日本代表に招集されるなど、著しい成長をみせ、一気に主力選手としての地位を確立しています。
2025年も、チームのキーマンとして活躍に期待が高まります。
浅村栄斗
・氏名:浅村栄斗(あさむらひでと)
・生年月日(年齢):1990年11月12日(34歳)
・身長:182cm
・体重:90kg
・ポジション:内野手
・投打:右投右打
・背番号:3
・出身地:大阪府
・経歴:大阪桐蔭高-埼玉西武ライオンズ(2009年〜2018年)
・ドラフト:2008年ドラフト3位
東北楽天ゴールデンイーグルス打線の中心を担うのが浅村栄斗です。
2019年から東北楽天ゴールデンイーグルスで活躍している浅村選手は、その勝負強さと長打力でチームをけん引しています。
2020年、2023年には、本塁打王、ベストナインのタイトルを獲得するなど、攻守においてチームに欠かせない選手といえるでしょう。
さらに、キャプテンシーにも優れており、チームの精神的支柱としても欠かせない存在です。
阿部寿樹
・氏名:阿部寿樹(あべとしき)
・生年月日(年齢):1989年12月3日(35歳)
・身長:185cm
・体重:85kg
・ポジション:内野手・外野手
・投打:右投右打
・背番号:4
・出身地:岩手県
・経歴:一関一高-明治大-Honda-中日ドラゴンズ(2016年〜2022年)
・ドラフト:2015年ドラフト5位
高い守備力とパンチ力のあるバッティングを兼ね備えている阿部寿樹。
阿部選手は、2023年から東北楽天ゴールデンイーグルスでプレーしており、本職の内野に加え、外野守備をこなすなど、ユーティリティプレイヤーとして活躍しています。
また、パンチ力のある打撃も魅力的で、2025年シーズンは、打線の軸として起用されています。
ベテランらしい、いぶし銀の活躍に注目です。