球団マスコットはプロ野球観戦の醍醐味の一つでもあります。一癖も二癖もある球団マスコットは、見るものを常に笑顔にさせてくれます。今回はそんな球団マスコットの主要キャラクターについて紹介したいと思います。
個人的につば九郎先生とドアラ先生はリスペクトしてる
またとんでもないマスコットをリスペクトしたもんだね
ボクの人生の指標と言っても過言じゃないね
頼むから大人しくしてくれ……今回は12球団の主要球団マスコットたちのプロフィールなどを紹介したいと思います
目次
個性豊かな球団マスコットキャラ
プロ野球12球団を盛り上げる存在として知られている球団マスコットキャラクター。
一人ひとりが独特な個性を持っており、様々なパフォーマンスで球場を盛り上げてくれます。
ファンを喜ばせるために
そんな彼らの目的はただ一つ。
プロ野球界を盛り上げ、ファンに楽しんでもらうことです。
そのためには、ダンスを踊り、アクロバティックな技を披露したり……ファンを喜ばせるためなら体を張ることをいといません。
中には暴走するマスコットキャラも
しかし、盛り上げることに集中し過ぎているのか、ただマスコットの性格なのか、一部では暴走するマスコットも存在します。
他球団マスコットに暴行、他球団のファンとわかると愛想が悪くなる、とりあえず奇妙な動きをしているだけなどなど……。
数えればきりがありません。
では、実際にどのような球団マスコットがいるのでしょうか。
セ・リーグとパ・リーグのチームごとに分けて、主要球団マスコットを紹介していきたいと思います。
セ・リーグ:マスコットキャラ
こちらではセントラル・リーグ(セ・リーグ)に所属する球団マスコットキャラクター達を紹介しています。
読売ジャイアンツ
ジャビット
1992年に巨人軍の三代目マスコットとして誕生した球団マスコット、ジャビット。
読売ジャイアンツのユニフォームを着たオレンジ色のウサギ。名前は公募の結果「ジャイアンツ」×「ラビット」を合わせたものとなり、YGロゴに見える顔が特徴的です。
現在では8個体が存在しており、たまに顔を出すこともあります。ちなみにウサギではなく「宇宙人」とのことで、正体を知らないファンからは驚かれることも。
イタズラばかりする他球団のマスコットキャラクター達と違い、ジャビットは珍しくまじめなキャラクター。たまに悪ノリをしてしまうこともありますが、礼儀正しいキャラクターとしても知られています。
他球団で暴れまくる球団マスコットたちには染まらず、ジャビットはいつまでもそのままの姿でいてほしいものです。
ちなみにジャビットは総称であり、ジャビィかジャバのどちらかを指す名前です。見分けがつきにくく、背番号で見分ける以外に方法はほぼありません。
ジャビィ…背番号333(よく帽子を被っている)
ジャバ…背番号555(よく帽子を脱いでいる)
中日ドラゴンズ
ドアラ
1994年に誕生したコアラをモチーフにした球団マスコット、ドアラ。背番号は1994。
自由奔放で独特な動きは様々なメディアに取り上げられるも、方向性がないためか一時は「日本一お寒いマスコット」としても知られています。
そんなドアラですが、元々はヘタレマスコットでもあり、今ほど動きに機敏はありませんでした。しかし、とあるマスコットの影響を受け、現在のドアラへと至りました。
それが、ゴールデンドアラです。
全身が金色で目も赤く点滅するという、とにかくゴージャスな見た目をしたマスコットで、今のドアラの動きの原点にもなった存在です。
突如現れたゴールデンドアラは、ドアラにマスコットのいろはを教え、最終的にはなぜか特訓と称して「大阪プロレス」にまで出場するスパルタ振りを見せます。
その結果、現在のドアラが誕生し、今や球団マスコット内でも人気上位の存在としてファンを盛り上げています。その暴れ振りには、一部から「荒ぶる有袋類(あらぶるゆうたいるい)」とまで称されるほどです。
数々のドアラグッズをはじめ、ドアラに関する写真集なども販売されています。特にその中でも「ドアラのひみつ」という書籍は、ハリーポッターを抜いてアマゾンのベストセラーランキング1位を記録する快挙を成し遂げています。
今日もどこかでバク転をしているのでしょうが、怪我にだけは気をつけてほしいですね(ちなみに骨折などの前科あり)。
上の動画では最後に捻りがないため、本拠地ではブーイングが飛んできます。
東京ヤクルトスワローズ
つば九郎も応募⚾︎
「みんな えみふる‼︎」#つば九郎 #swallows #NPBみんなとキャッチボールhttps://t.co/1stf8rmeY5 pic.twitter.com/yyLjmcCEn6— 東京ヤクルトスワローズ公式 (@swallowspr) March 26, 2020
つば九郎
1994年に誕生したヤクルトの球団マスコット、つば九郎。
名前の由来は、ツバメの古称「つばくろ」と「鍔迫り合いに強く、苦労しながら接戦をものにする」という意味が込められています。
12球団マスコットキャラの中で、唯一服を着ておらず、本人曰く「はだかきゃら」とのことです。また、ツバメですが退化したため飛ぶことができません。
名前だけを見ればツバメのマスコットキャラクターであることはわかるのですが、問題はその見た目です。メタボな体型からペンギンとよく間違われてしまいます。
同年代に誕生したドアラとはライバルな関係にあるものの、それほど尖った関係ではなく、揃ってイタズラをし合い、球場を盛り上げる相方的なポジションにいるようです。
また、可愛らしい姿に騙される人も多いかもしれませんが、中身はとんでもなく腹黒く、悪行の数々は挙げればきりがありません。
実際に起こった悪行やマスコットらしからぬ行動の一部を以下に記していますのでご覧ください。
- マスコットなのに契約更改
- 審判団に混じって話し合い
- ソフトバンクの『ふうさん』を殴る蹴る
- オールスターゲームではリリーフカーに乗って暴走
- 他球団の選手がわざわざ挨拶をしに訪れる
- 他球団のチアガールにスワローズの服を着させる
- ロッテの『マーくん』を「意外とマクドナルドが好き」と暴露
- 変なオジサン、コマネチ、ヒゲダンスなど、古いネタが好き
などなど……。
球団マスコットなのか、と思われるような悪行の数々に初めて見た人は驚きを隠せないでしょう。
その腹黒さから一部では尊敬と畏怖の念を込められて「つば黒う」「畜生ペンギン(畜ペン)」とまで呼ばれています。
また、その見た目から派手なアクロバティックを披露することはできませんが、つば九郎の真価は筆談トークにあります。
#つば九郎 今日のひとこと画像①
ご好評につき、スケッチブック画像をお届けいたします🗒
その時の様子は先程アップした動画をご確認くださいね🎥#swallows pic.twitter.com/g0RJpiIkF7— 東京ヤクルトスワローズ公式 (@swallowspr) March 7, 2020
つば九郎を語るなら、このスケッチブックの存在は欠かせません。
内容は時事ネタによる黒い噂など、MCが思わず手で隠してしまうほどです。
コアなファンであれば、セ・パ交流戦時期にイベントMCを務める庄司こなつ(こなつお姉さん)との絡みは絶妙なツッコミ加減で、周囲を笑わせてくれるのを知っているかと思います(残念ながら庄司こなつさんは、2019年の結婚を機に卒業してしまいました)。
庄司こなつさんは、つば九郎曰く「12球団イチの手腕」と認めるほどの存在です。そんな相方とも呼べるような存在がいなくなってしまって大丈夫なのでしょうかと心配されますが、意外と大丈夫のようです。
公式SNSなどでも、元気に筆談トークを披露していました。今後もつば九郎には頑張ってもらいたいですね。