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『第101回箱根駅伝』注目選手は?
平林清澄/國學院大學
大学1年次に『出雲駅伝』で「大学三大駅伝」デビューを果たして以降、毎年「大学三大駅伝」すべてに出走している平林清澄 (ひらばやし きよと)。
大学3年次の2024年2月に挑戦した初フルマラソンの『大阪マラソン』で2時間06分18秒を記録して、“学生日本記録 (2時間07分47秒)”と“初マラソン日本記録 (2時間06分45秒)”を更新しました。
主将となって迎えた大学4年次には、『出雲駅伝』で“区間賞”を獲得する活躍で青学、駒澤とのアンカー対決を制した、國學院大學のエースです。
青木瑠郁/國學院大學
大学1年次、『全日本大学駅伝』で早くも自身初の「大学三大駅伝」区間賞を獲得すると同時に、チームの史上最高の総合2位に貢献した青木瑠郁 (あおき るい)。
大学2年次に『U20日本選手権』男子5000mで優勝、『第27回日本学生ハーフマラソン選手権大会』で初優勝を果たしました。
そして、2024年の『出雲駅伝』では5年ぶり2度目の優勝に貢献する“区間3位”の走りで1区を担当するなど、國學院大學のレース序盤を任される3年生です。
黒田朝日/青山学院大学
原晋監督からスカウトを受けて、青山学院大学陸上競技部に進学した黒田朝日 (くろだ あさひ)。
大学2年次に『出雲駅伝』2区に出走して「大学三大駅伝」デビューを果たすと“区間賞タイ記録”の快走を見せ、『箱根駅伝』ではエース区間・花の2区で再び“区間賞”を獲得しました。
大学3年次の『全日本大学駅伝』でも自身3度目の“区間賞”を獲得するなど、これまでに「大学三大駅伝」に出走した5回中3回で“区間賞”を占める、青学のエースランナーのひとりです。
太田蒼生/青山学院大学
大舞台になればなるほど実力を発揮することから、“お祭り男”と呼ばれる太田蒼生 (おおた あおい)。
大学1年次から『箱根駅伝』ではレース序盤の往路3・4区を、大学3年次以降は『全日本大学駅伝』や『出雲駅伝』にも出走してレース終盤を任され、駒澤大学・佐藤圭汰や國學院大・平林清澄に競り勝つ粘り強い走りを見せてきました。
太田蒼生の走りは原晋監督も「ゾーンに入ると爆発する、“太田劇場”だ」と称賛。
終盤のラストスパートで、サングラスを頭の上に上げる太田蒼生ならではの“シグネチャー”も必見です。
佐藤圭汰/駒澤大学
高校1年生で早くも『全国高等学校駅伝競走大会』で区間賞を獲得するなど、高校時代から才能を発揮してきた佐藤圭汰 (さとう けいた)。
『U20世界陸上競技選手権大会』『2022年アジア競技大会』にも出場、1万メートル27分28秒50という現役大学生屈指のスピードを誇り、「駒澤の“大砲”」と称されています。
出雲、全日本はメンバーから外れた「駒澤の大砲」が、『全日本大学駅伝』史上初の5連覇を逃した雪辱を晴すべく、箱根でチーム復帰を予定しています。
山川拓馬/駒澤大学
大学1年次の『全日本大学駅伝』で「大学三大駅伝」初出場を果たすと同時に、1年生ながらいきなり区間賞を獲得する快走を見せた山川拓馬 (やまかわ たくま)。
3年連続で『全日本大学駅伝』区間賞を獲得するスピードはもちろん、『出雲駅伝』でも2年連続で3区・区間2位という安定した走りも持ち味です。
そして、2024年度の『全日本大学駅伝』では最終8区を担当。
トップと2分37秒差の3位で襷を受けながらも、区間賞獲得する走りで残り1kmで2位に浮上する活躍も記憶に新しい選手です。
吉田響/創価大学
東海大学付属静岡翔洋高等学校を経て東海大学へ進学し、1年生ながら『箱根駅伝』で山登りの5区を任され、チームを17位から10位に押し上げる区間2位の激走を見せ、その名を轟かせた吉田響 (よしだ ひびき)。
そして、大学3年次に東海大学から創価大学に編入し、大学4年次となった2024年の『出雲駅伝』では9人抜きの快走を見せ、10位で受け取った襷をトップに押し上げ、チームを過去最高の4位に導いた立役者です。
2021年度・2023年度と、『箱根駅伝』では5区・山登りを担当しているだけに、みたびの山登りとなるか、吉田響の走る区間にも注目です。
ヴィクター・キムタイ/城西大学
2024年度の『全日本大学駅伝』では、10位で受けた襷を4位の東京国際大学まであと2秒に迫る5位まで押し上げて2年連続の“区間賞”を獲得した、外国人留学生のヴィクター・キムタイ。
『箱根駅伝』では、各校1名のみ出場が許されている外国人留学生ランナーも、注目の存在です。
お正月の風物詩!例年にも増して大混戦を極める箱根路の217.1kmは必見
生中継番組内で紹介される、出走選手たちひとりひとりのエピソードや、エントリーから外れて給水係に回った部員たちもフォーカスされて、視聴者の感動を呼ぶ『箱根駅伝』。
一年で最も家族や親戚が集まるお正月の三が日にテレビで生中継されるだけに、『箱根駅伝』は、優勝やシード権を争う、熾烈を極めるレース展開が目を離せないのはもちろん、箱根路217.1kmの舞台裏にあるストーリーも必見です。