本田圭佑選手といえば、日本代表として日本のサッカー界を引っ張り、メディアでも多く取り上げられるなど、日本で知らない人のほうが少ないぐらいの知名度を誇ったサッカー選手ですよね。
そんな本田圭佑選手について今回は、指導者としての活躍にスポットを当てていきましょう。
皆さんは本田圭佑選手が、指導者としてもチームの指揮を執り世界を舞台に活躍していることを知っていましたか?
プレイヤーならず監督としても活躍を見せている本田圭佑選手を追ってみましょう。
目次
本田圭佑とは?
本田圭佑の選手としての経歴
本田圭佑選手は言わずと知れた日本のプロサッカー選手です。
1986年6月13日大阪府摂津市に生まれ、ポジションはFW・MF。
小学校2年生でサッカーを始め、高校は星陵高校へ進学。
3年生の時にはキャプテンを務め第83回全国高校サッカー選手権大会に出場し、石川県初のベスト4に貢献しています。
高校卒業後は、名古屋グランパスと契約し、2005年3月5日、史上4人目の高卒ルーキーの開幕スタメンで出場を果たしました。
2008年1月16日、エールディヴィジ(フランス1部リーグ)のVVVフェンロ―へ移籍し、その後2010年にはCSKAモスクワへさらに、2103年には世界のトップクラブチームセリエA・ACミランへ移籍しています。
そして、現在はブラジルのボタフォゴFRへ移籍し活躍の場を待っています。
日本代表歴
本田圭佑選手の日本代表歴は、2004年に初めて日本代表に招集しされたのち、北京オリンピックにアジア予選で主力として、2008年の北京オリンピックの出場権獲得に貢献しました。
そして、北京オリンピックでは中盤の主力として3試合に先発出場しています。
2010年の南アフリカで行われた、FIFAワールドカップでは、4試合にフル出場。
初戦のカメルーン戦では決勝点を挙げる活躍を見せ、第3戦のデンマーク戦でもFKを決めるなどの活躍を果たしました。また、2014年にブラジルで開催されたFIFAワールドカップではトップ下で3試合にフル出場。
初戦のコートジボワール戦では先制点を決め、日本人のWカップ最多得点記録を記録しています。
2018年にロシアで行われたワールドカップでは、スーパーサブとして3試合に途中出場し第2戦のセネガル戦では、日本人初となるワールドカップ3大会連続ゴールを果たし、同時にアジア人のワールドカップ最多得点も更新しています。
その後、ワールドカップ優勝の夢を次世代に託してフル代表からの引退を示唆しています。
アジアの最多得点記録を記録するなど本田圭佑選手は日本のみならずアジアのトップサッカー選手なのですね。
本田圭佑の指導者としての経歴
本田圭佑選手の指導者としての歩みは2012年からスタートしています。
大阪にサッカースクール「SOLTILO FAMILIA」を開設しサッカー指導を始めました。
さらに、2015年にはSOLTILO FCのユース・ジュニアユースを新設しています。
2018年8月12日にカンボジアで記者会見を開き、現役選手の傍らカンボジアの監督権GMに就任することを発表しています。
32歳の若さで代表監督なんて驚きですよね。
アジア人としてのワールドカップでの活躍が評価されてのことだとおもいます。
本田圭佑がカンボジア代表監督に就任した理由
しかし、選手である本田圭佑選手はなぜ現役の最中にカンボジアというサッカーの後進国であるカンボジアで監督に就任することを選んだのでしょうか?
その理由はカンボジア代表監督就任時の会見でも発表されています。
いくつかその理由があげられていますが、カンボジア代表監督になる一番の理由は「サッカーを通じてカンボジアサッカーの発展やカンボジア自体の発展に貢献したい」という思いが根底にはあるのではないでしょうか?
大手サッカーメディアのインタビューでも本田圭佑監督は、「カンボジアにいる苦しい生活をしている人に、サッカーを通じて勇気や明るい生活を送るためのエネルギーを与えたい」とコメントしています。
サッカーとしても国の経済的な部分としても発展途上国であるカンボジアだからこそ本田圭佑選手は監督に就任しようと考えたのではないかと思います。
サッカーカンボジア代表の今までと現在
サッカーカンボジアのこれまで
2018年から本田圭佑監督が就任したサッカーのカンボジア代表ですが、カンボジアではサッカーはどのような歴史をたどり現在までの発展を遂げているのでしょうか?
カンボジアでは、日本やヨーロッパ、南米の国々などと比べるとまだまだサッカーの後進国になります。
初の国際試合は1956年のマレーシア戦で、ここから、サッカーカンボジア代表の歴史がスタートしました。
、ワールドカップ予選には、1998年と約20年前から予選に参加し始めたばかりの国であり、いまだにワールドカップ本戦への出場はありません。通算成績も29勝111敗15分けと負け越しており、FIFAランキングでも170位前後の順位となっています。
カンボジア代表の活躍としてはまだまだこれから活躍の期待がかかる国ではありますが、カンボジア国内では徐々にサッカー人気が高まってきております。
2013年には日本のJリーグとカンボジアのリーグでパートナーシップ協定が組まれ、2019年のシーズンでも14チームでの白熱したリーグ戦が繰り広げられています。
このようなサッカー人気をもとに、今後カンボジアを背負い代表として活躍する選手が登場することは間違えないでしょう。
本田圭佑が監督に就任してからのカンボジア代表は?
サッカーカンボジア代表はまだまだサッカー後進国の国になります。
そんな、カンボジアのサッカー代表は本田圭佑選手が監督に就任した後、どのように変化し成績を残しているのでしょうか?
2018年より本田圭佑選手が監督となり、2022年のワールドカップのアジア予選を戦っております。
本田圭佑監督がカンボジアの代表監督に就任後の成績は、15戦3勝10敗2分と負け越しの成績を収めています。
2019年10月10日の対イラン戦では0‐14の歴代の大差失点記録を更新しています。
サッカー後進国のカンボジア代表を立て直していくためにはまだまだ時間がかかりそうですね。
ワールドカップ出場へ向けてカンボジア代表の現状
サッカーカンボジア代表は本田圭佑監督が就任してワールドカップ本戦へ出場することはできるのでしょうか?
現状のアジア2次予選の結果をみると、8試合行う中で今現在0勝4敗1分という結果となっています。
2次予選を通過するためには、8グループあるリーグの中で1位になるか2位の成績上位4チームになる必要があります。
現在のカンボジア代表は、8試合行う中の5試合が終わって4敗1分けとかなり負けこしており、2022年のワールドカップ本戦出場は厳しい現状にあります。
まずは、残りの3試合をいい形で勝利してほしいものですね。
サッカーカンボジア代表と本田圭佑監督のこれから
サッカーカンボジア代表はオリンピックやワールドカップに出場できる?
サッカーカンボジア代表は、予選の結果からも2020年の東京オリンピックへの出場はできません。
また、2022年のカタールで行われるワールドカップへも、アジア2次予選の今までの結果を見る限り厳しいものがあると思います。
直近のサッカーの大きな大会への出場は逃していますが、今後のサッカーカンボジア代表を考えると、カンボジア国内でのサッカー人気も後押しして2024年のオリンピックや2026年のワールドカップへの出場は十分にあり得ると考えます。
オリンピックやワールドカップに出場を果たすためにはまずはどのような課題を修正していくことが必要なのでしょうか?
サッカーカンボジア代表の課題
サッカーカンボジア代表の課題は、もちろん選手個々の技術のレベルを向上していくことやフィジカルを向上していくことも大切になりますが、まずは集中力や精神力を高めていくことが必要であると考えます。
本田圭佑監督は選手への指導の中に「失点をしたとしても焦ったり、90分つづけることをキープするのを放棄したりしないように徹底してもらいたい」と選手たちに述べているように、カンボジア代表は、失点をして敗北が濃厚になると集中力が切れ更なる失点を招いてしまう場面が見受けられます。
この弱さが、2019年10月10日の対イラン戦では、0‐14の歴代の大差失点記録での敗北の原因だと考えます。
まずは基本となる90分、常に集中してサッカーに取り組むこと、失点をしてもあきらめないことなどができるようになり、それにプラスして技術面やフィジカル面を向上させていくことが必要になります。
サッカーカンボジア代表と本田圭佑監督のこれからについて
サッカーカンボジア代表は、まだまだ上昇中の国であり、サッカーのレベルが上がってくるには時間がかかると考えます。
現在、ワールドカップ出場が常連となっている日本代表でさえも、サッカーが普及して歴史が浅い時はワールドカップというものが遠い存在にありました。
ぜひとも2022年のカタールワールドカップが終わった後も、本田圭佑選手にはカンボジア代表の監督でいてほしいと思っています。
サッカーは世界的に人気なスポーツであり、サッカー後進国を世界クラスまで育てるには数年では厳しいものがあると思います。
2026年・2030年のワールドカップを見越して長い目でカンボジア代表の強化をはかっていけば、本田圭佑監督であれば必ず結果はついてくると思います。
まとめ
今回は、本田圭佑選手の指導者としての活躍にスポットを当ててきました。
近年のサッカー人気で競技人口が増えつつあるカンボジア代表の監督として奮闘している本田圭佑選手ではありますが、現在は指導者としてまだまだ苦戦段階にあるといっていいでしょう。
しかし、選手としてこれほどまで上り詰めた努力があれば必ず指導者としても素晴らしい結果を残すことは間違いないのではないでしょうか?
今後の本田圭佑選手の指導者としての活躍に期待していきましょう。