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TVアニメ『チ。ー地球の運動についてー』OP・ED主題歌
本章では、オープニング曲とエンディング曲について紹介していきます。
楽曲を担当したサカナクションとヨルシカについてはもちろん、楽曲にこめられた想いについても詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
OP:怪獣 / サカナクション
アニメ「チ。 ―地球の運動について―」OP主題歌はサカナクション(山口一郎のコメントあり)https://t.co/GPEWqDajw7#サカナクション #チ球の運動について pic.twitter.com/dAEw86v09v
— 音楽ナタリー (@natalie_mu) August 8, 2024
オープニング曲を担当したサカナクションの名前の由来は、「魚」と「アクション」を組み合わせた造語で、いい意味でふざけたことをやりたい、変化を恐れることなく活動していこうという意味をこめて「サカナのアクションでサカナクション」という名前になりました。
事前知識が全くない状態で『チ。―地球の運動について―』を読みはじめたボーカルの山口一郎は、作品について史実と思われる部分とフィクションがぎりぎりのところで混ざり合いながら、読み進めていっても論理的にまったく隙が生じず、人間のもつ熱さが伝わってくる作品だと語っています。
テレビやCM、ラジオとのタイアップが多いサカナクションが初めてTVアニメの主題歌を担当したのが『チ。―地球の運動について―』です。
2年間の活動休止を経て、久々の新曲にもかかわらず、初めてアニメのタイアップ曲として起用され、『チ。―地球の運動について―』という作品に携わることができて光栄であるとコメントしていました。
また、「怪獣」に関しては原作のテーマをわかりやすく、具体的に音楽にするのではなく、いかに抽象的で説得力のあるものにするのかに重点をおいて制作しています。
この世界は未完成という歌詞が、まだ知らない知識を得るための一歩を踏み出す主人公とリンクしており、曲調も落ち着いたメロディから感情がこみ上げてくるような力強いメロディと歌声へ変化する様子が、主人公の葛藤や不安、決意を感じさせます。
サカナクションがこの楽曲に対して、そして『チ。―地球の運動について―』に対して向けた熱量が伝わってきますね。
第1クールED:アポリア / ヨルシカ
2024年10月から放送された第1章と第2章(第1話から第15話)まで使用されたヨルシカによるEDテーマ。ヨルシカは、作曲家としても活動しているn-bunaと、ボーカルのsuisによる2人組ロックバンドです。
以前ボカロPとして活動をしていたn-bunaは、ボーカロイドという感情表現が難しい無機質さとは反対に、ヨルシカでは人間的な表現を突き詰めていきたい、楽器やボーカルで形にしてもらったものを制作したいと語っています。
そんなn-bunaが作り出す儚く美しい音楽と、suisの透き通った歌声と表現力が混ざり合うことで、ヨルシカならではの独自の世界観が生み出されるのでしょう。
バンド名のヨルシカは、ファーストミニアルバム「夏草が邪魔をする」の収録曲である「雲と幽霊」の「夜しかもう眠れずに」という歌詞の一節から引用されています。
魚豊の漫画のファンであり『チ。―地球の運動について―』についても大好きな漫画であると述べているn-bunaは、「知る」ことへの熱を具現化したような作品なので、制作の際にはヨルシカで今作りたいものの共通項を台本を読みながら考えたとコメントしています。
「アポリア」は哲学の言葉で、答えのない問いや困惑を意味し、知りようのないものを知りたいという心をテーマとして制作されました。
主人公が、日々合理的に過ごすことで平穏を守っているが、本当にそれでいいのか悩んでいる様子を、流れていくような静かなメロディと歌声を繰り返すことで表現しているのではないでしょうか。
また、歌詞の中に出てくる気球は、地表を離れ高く登っていくことで地表とは違った景色が見られる様子を、際限のない知の欲求の喩えとして表現しているそうです。
第2クールED:へび / ヨルシカ
2025年1月から放送された第3章(第16話)から使用されているEDテーマには、第1章と第2章に続きヨルシカが起用されました。
作詞・作曲を担当したn-bunaは「ある日見たへびの鱗が綺麗だった。へびをテーマにした曲を書いていた時、 ふとチ。との親和性を感じた」とコメント。へびは“知恵の象徴”であり、第2クールに当たる第3章の放送が“巳年(2025年)”であることも本作品との不思議な繋がりを感じさせます。
歌詞は唐代の詩人元稹の漢詩『離思』に記されている「曾经沧海难为水 除却巫山不是云(大海を知った後ではただの水では満足できない。巫山の雲以外を雲とは思えない)」から典拠し、春に眠りから目覚めたへびが外に這い出して世界を知る歌として制作されました。
1番では「わたし(へび)」の視点で愛する人を失った寂しさを、2番では「わたしが愛する人」の視点で一緒に過ごした幸せな時間をイメージさせ、歌詞には過去の美しい思い出や大切な人を忘れることの難しさを綴っています。
春の花「ブルーベル」の花言葉は「変わらぬ恋」、春の鳥「シジュウカラ」の鳥言葉は「落ち着き」、秋の花「よもぎ」の花言葉は「幸福、平和、夫婦愛」、冬の鳥「ホオジロ」の鳥言葉は「無欲」と、歌詞に出てくる植物や鳥たちが季節の移ろいと心情を教えているかのよう。同様に、規則的に連打されるピアノも時の流れを感じさせ、永遠に変わることのない純粋な愛が伝わってきます。
朗読するような丁寧な歌声が胸に染み入り、切なくも心温まる幻想的な世界観を描き、「日本語の美しさに改めて気づかされる、涙が出る」と聴き手の心を震わせています。
TVアニメ『チ。ー地球の運動についてー』まとめ
ファン待望のアニメ化で期待が高まっている『チ。―地球の運動について―』。
2024年10月より2クール連続でNHK総合テレビにてTVアニメ化し、初回は1話と2話の連続で放送されました。
また、動画配信サービスの提供も決まり、各話放送終了後にNetflixでは全世界配信、ABEMAでは無料配信されます。
2024年9月30日には、公式トリビュートブック『チ。―地球の運動について―』第Q集が発売されました。サカナクションの山口一郎やヨルシカのn-buna、声優の津田健次郎など豪華なメンバーが参加し、原作者の魚豊との対談を掲載した注目度の高い1冊に仕上がっています。
続々とキャストや続報が発表されているので、公式サイトやSNSをチェックしてみてください。
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