様々なアーティストが活躍する音楽業界ですが、やはりその中でも特に注目されやすいのが、覆面&顔出しNG系のアーティストではないでしょうか。
覆面系のアーティストにもいくつかのパターンが存在し、お面や着ぐるみなど、アーティストによって実に様々です。
今回の記事では、誰もが気になる「覆面&顔出しNGアーティスト」を、知名度や話題性から抜粋して紹介していきます。覆面系アーティストを知っている人も知らない人もぜひご覧ください。
目次
そもそも覆面アーティストとは
覆面アーティスト、または覆面ミュージシャンとも言いますが、その名の通り素顔を晒さないバンドやミュージシャンのことを指します。
アーティストによって様々ありますが、基本はお面を被ったり、着ぐるみを被ることが多いようです。また、最近ではそもそもメディアに露出しないアーティストもいるようで、その実態を知る人は少ないです。
このインパクト溢れる「覆面&音楽」という組み合わせの誕生には諸説あります。
覆面の先駆者・The Residents
素顔を晒さない覆面アーティストは、海外において1970年代には存在していたようです。その当時デビューしたアメリカ南部出身の前衛音楽・実験音楽のグループ、The Residents(ザ・レジデンツ)が、覆面アーティストの先駆者とも呼ばれています。
ライブや写真撮影は全て顔を隠し、タキシード姿でハットを被り、巨大な目玉のマスクという出で立ちには、誰もが度肝を抜かれたと思います。素性が一切分からないこともあり、一部では変装したTHE BEATLES(ビートルズ)ではないかとも噂されていました。
日本のパイオニア・THE TIMERS
日本における覆面アーティストのパイオニアは、海外から遅れて1988年に誕生しました。
「ロックとブルースと演歌とジャリタレポップスのユーゴー」をコンセプトに掲げて結成されたTHE TIMERS(ザ・タイマーズ)が、日本で初の覆面アーティストと言われています。
素顔を晒さないことでも注目されましたが、このバンドを率いるZERRYという人物は、あの忌野清志郎(いまわのきよしろう)に似ていることでも話題になりました。
今の覆面アーティストほど顔は隠していませんが、頭にはヘルメット。そしてサングラスで目を隠し、顔の下半分は手ぬぐいで覆うという姿は、工事現場から現れたと言っても不思議ではない出で立ちです。