TVアニメ『SAKAMOTO DAYS』 あらすじや声優、主題歌を徹底解説

TVアニメ『SAKAMOTO DAYS』 あらすじや声優、主題歌を徹底解説

2025年1月より放送を開始したTVアニメ『SAKAMOTO DAYS』

人気漫画が原作の同作では、最強の殺し屋であった過去を持つ主人公の男性が大切な家族との日常を守る中で、数々の敵との壮絶な戦いを繰り広げる姿が描かれます。

本記事では、そんなTVアニメ『SAKAMOTO DAYS』のあらすじや見どころについて徹底解説。その魅力に迫ります。

TVアニメ『SAKAMOTO DAYS』とは?

TVアニメ『SAKAMOTO DAYS』は、鈴木祐斗の同名人気漫画をアニメ化した作品です。

同漫画は2020年11月よりマンガ雑誌「週刊少年ジャンプ」で連載されており、コミックスの累計発行部数は2024年12月4日時点で700万部を突破

また、2024年7月からはマンガ雑誌「最強ジャンプ」で大川哲によるスピンオフ漫画『SAKAMOTO HOLIDAYS』の連載も始まっています。

原作漫画の面白さは折り紙付きで、国内外問わず数々の賞を受賞。

  • 「次にくるマンガ大賞 2021」コミックス部門第9位および特別賞「U-NEXT賞」
  • 「全国書店員が選んだおすすめコミック 2022」第6位
  • 「第22回Japan Expo」(開催地:フランス・パリ)漫画部門の最優秀アクション賞

そんな同漫画を原作とした待望のTVアニメには、監督に渡辺正樹、アニメーション制作にトムス・エンタテインメントといった強力なスタッフが集結。

2025年1月11日から第1クールの放送が始まり、7月からは第2クールの放送も決定しています。

同年春からはスマートフォンゲームのサービスも開始予定で、その勢いはとどまるところを知りません。

あらすじ

平和な町に「坂本商店」を構える寡黙でふくよかな店主・坂本太郎は、かつて「最強の殺し屋」として知られ、同業者からも一目を置かれていた存在。

彼は妻であるとの出会いを機に殺し屋を引退し、今では愛する妻と一人娘との時間を大切に幸せな日々を送っています。

しかし、そんな平穏な時間を壊そうとするのが坂本を狙う刺客達です。

妻との約束で人を殺さないことを心に誓い、人を助ける人生を歩もうとする坂本。

昔と姿は変わった坂本ですが、衰えることのない圧倒的な強さで、 殺し屋時代の仲間達と共に家族を危険から守るために戦います。

TVアニメ『SAKAMOTO DAYS』の見どころ

ここからは本作の中から3つの見どころを紹介します。

日常と非日常が同居した物語

日常と非日常が同居した物語は、本作の見どころの一つ。

作中では、主人公の坂本が送る家族との穏やかな日常が描かれており、その中で平和な日々を脅かす刺客と戦う非日常が顔を出します。

坂本は伝説の殺し屋ではあるものの、現在のふくよかな姿からその面影は感じられず、一見どこにでもいる普通の人間。

しかし、殺し屋としての実力は変わらず一流で、家族を危険に陥れるような相手には一切手加減をすることはありません。

そんな坂本が何より大切にするのは、ごくありふれた日常です。

坂本が優しい妻と愛らしい娘の二人と一緒に過ごす姿は微笑ましく、視聴者の心を温かくしてくれます。

そんな日常の描写は一つひとつが細やかですが、対照的にガラッと作品の印象を変えるのが刺客達との激しい戦いです。

日常と非日常のギャップは物語を引き締め、唯一無二の魅力を本作に与えていて、視聴者はひりつくような緊張感や臨場感に包まれること必至。

こうした非日常の描写を通して、余計に当たり前の日常の大切さや、坂本の家族や仲間に対する思いやりが浮き彫りになります。

また、作中では些細なやり取りの中でクスッと笑えるようなコメディ要素も必見です。

迫力満点のアクションシーン

坂本や仲間達が敵と繰り広げる、度肝を抜くような迫力満点のアクションシーンは見逃せません。

ふくよかな見た目に反して戦闘時には機敏に動き、強敵と対峙した際にはスリムな姿になることもある坂本。

「武器の性能に頼るのは三流の証だ」と言い放ち、特定の武器を所持せず、その場にあるものや状況を巧みに利用して戦います。

例えば、電車内で展開する戦闘では、手すりを武器にしたり、連結部で敵に激しく拳を繰り出したりする姿は印象的です。

身近なものを武器にして戦いながらも、その動きは洗練されていて、強者としての坂本を強く印象付けます。

電車や観覧車など馴染みのある場所に非日常の戦闘場面が溶け込むことで、坂本達の世界がぐっと身近に感じられ、視聴者はその戦いの行方を固唾をのんで見守ることになるでしょう。

また、坂本が信条に掲げる「不殺」は彼の行動に制限をかけるものですが、刺客達との戦闘をより緊張感あふれるものへと変えるスパイスとして機能しています。

ぜひこうした点にも注目しながら、坂本や仲間達の繰り広げる息つく暇のないアクションシーンを楽しんでください。

個性的ながら共感を呼ぶキャラクター達

作品を大きく盛り上げてくれるのは、主人公の坂本をはじめとした個性豊かなキャラクター達の存在です。

殺し屋をきっぱりと辞めた坂本が戦う理由は、愛する家族との平穏を守るため。

普段から言葉数が少なくて表情が読み取れない坂本ですが、大切な妻と娘に対する愛情は深く、どこにでもある何気ない日々を大事にする姿が作中で描かれています。

また、人の心の声が読み取れるエスパーの青年・朝倉シンは、坂本を尊敬する元部下の殺し屋。

シンは当初、坂本を殺し屋に戻そうと試みますが、坂本家の穏やかな食卓にある家族の温かさに触れて考えを改めます。

坂本の日常を守るために戦う姿には胸を熱くしてくれるものがあるはず。

そして、ルーこと陸少糖(ルーシャオタン)は「ハッピーに生きる」ことを大切に、日々を明るく元気に過ごす、有名なマフィア一家の娘。

辛い過去を持ちながらも前向きに生きようとする姿が印象的です。

殺し屋という題材を扱っている一方、身近に感じられる部分を持つキャラクターが多く登場する本作。

一見つかみどころのないキャラクターにも短所や弱点があるのが魅力で、そうした点が見る者の共感を呼びます。

キャラクター1人ひとりに共感できるからこそ、視聴者は彼ら彼女らの戦う想いに感情移入し、作中で展開していくドラマに心揺さぶられるのです。

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