鬼の末裔である男子高校生の乙木守仁が、魔女の修行から帰ってきた幼馴染の若月ニコの使い魔となって奇想天外なトラブルから彼女を守るマジカルラブコメディが原作のTVアニメ『ウィッチウォッチ』。
魔法の失敗を笑いで吹き飛ばしてくれる人気作品で、2025年4月から2クール連続で放送を開始しました。本記事では、恋心全開でハッピーな魔法をかけてくれるOP・EDテーマ曲を紹介します。
目次
TVアニメ『ウィッチウォッチ』
概要
「週刊少年ジャンプ」(集英社)にて2021年2月から連載中の篠原健太による漫画が原作の『ウィッチウォッチ(WITCH WATCH)』。魔法が日常に溶け込む世界を舞台に、鬼の末裔である男子高校生の乙木守仁が、魔女の修行から帰ってきた幼馴染の若月ニコの使い魔となり、彼女を立派な魔女にさせるべく奇想天外なトラブルから彼女を守る魔法モチーフのラブコメディです。
2025年5月現在、原作漫画(既刊21巻)は累計発行部数は300万部を突破し、2025年4月から2クール連続でTVアニメの放送を開始しました。原作者の篠原にとって2011年の『SKET DANCE』、2019年の『彼方のアストラ』に次ぐ3回目のTVアニメ化。作品のクオリティに繋がるようにと、原作者自ら脚本から絵コンテまで全てに目を通して制作に携わっている気合いの入ったアニメです。
あらすじ
物語の主人公は、鬼の末裔である高校1年生の乙木守仁(通称、モイちゃん)と、小学4年の時に魔女修業に出て行った幼馴染の若月ニコ。ある日修行から帰ってきた“ドジっ子魔女”ニコの使い魔となった守仁が、彼女と同居を始め、さらに同じ私立翌槍(あすなろ)高等学校に通うところから物語は始まります。
「魔女として人の役に立ちたい」と、魔女であることを公言し張り切るニコですが、予言の魔女であるニコの母によると“1年以内にニコに災いが起きる”という不吉な占いが出たことも心配の種。彼女の護衛を頼まれた守仁は、これまで隠していた自分の鬼の力を使って奇想天外なトラブルから彼女をサポートしようと奮闘するラブコメディです。
強烈なメインキャラクターの2人のほか、ニコが修業をしていた山の天狗(風祭監志)、猫に変身できる良家の魔女(宮尾音夢)、アニメオタクの担任教師など、クセが強くて魅力的なキャラクターが続々と登場します。魔女や鬼などの異世界系と日常が入り混じった架空の街を舞台にした世界観もユニーク。 恋模様を織り込みつつも、常に笑いどころのあるテンポのいいギャグが多めで、子供から大人まで幅広い年代で楽しめると話題になっています。
若月ニコ(川口莉奈)、乙木守仁(鈴木崚汰)、風祭監志(天﨑滉平)、マガミケイゴ(石川界人)、宮尾音夢(楠木ともり)、真桑悠里(小松未可子)、南伽羅(高橋李依)、嬉野久々実(小原好美)、清宮天流(松岡禎丞)、伊武荊(沢城みゆき)、剣持弓弦(福山潤)、シロップ(釘宮理恵)、クロミツ(久野美咲)、工理路(日髙のり子)、バースト(三宅健太)、西古凶奇(福島潤)、酒井大樹マークII(緑川光)、若月伊吹(水樹奈々)、乙木嶺仁(小西克幸)など。
*( )内は声優名。
TVアニメ『ウィッチウォッチ』OP・ED
OP:「Watch me!」YOASOBI
2025年4月から放送中のOPテーマは、ボカロPとしても活動するコンポーザーのAyaseと幾田りらの名義でも活躍するikuraによる“小説を音楽にするユニット”YOASOBIが担当しています。
原作者・篠原のファンであるAyaseが、篠原が書き下ろした短編小説『心コロロン』をもとに、ニコが守仁に抱く恋愛的なピュアな想いに焦点をあてて書き下ろしています。遊び心満載なウキウキするポップサウンドで、ikuraのとびきりキュートな歌声で恋するニコの可愛らしさを最大限に表現しています。
〈やっちゃえ! / せーの!〉〈もう止められないのよ〉などニコらしい台詞を織り込んだラブレターのような歌詞で、作品の世界観をしっかり反映しているのも特徴。曲の終盤、「3、2、1!」というかけ声についてikuraは、「1人で16役ほど声録りした。この曲で自分の中にまた新しい声を発見できて嬉しかった」と自身のSNSで喜びを発信しています。
彼らの代表曲であるアニメ『【推しの子】』の「アイドル」のように、アニソン感がないのにきちんとアニソンとして確立した心躍る1曲となっています。
2025年5月18日に配信リリースされた翌日には、「iTunes Store」トップソング総合ランキングで初登場1位を獲得し、YouTubeで公開されたMV映像はたった1日で130万回再生を突破。本作品のアニメチームが全編を制作したキュートなアニメーション映像で、細部にまで制作陣の愛と熱量を感じられる見ごたえ満点の作品になっています。
2025年5月現在、本楽曲のもととなった短編小説『心コロロン』はWEBで公開中。小学生のニコが魔女修行に発つ前の出来事を描いたちょっと切ない物語。楽曲と小説を一緒に楽しむと、ニコの恋心が一層キュンキュン伝わってくることでしょう。
・書き下ろし短編小説『「ウィッチウォッチ」心コロロン』公開ページ
https://www.shonenjump.com/j/witch_novel/
ED:「魔法はスパイス」Aooo
2025年4月から放送中のEDテーマは、2023年結成の男女4人組ロックバンドAooo(読み、アウ―)が抜擢されました。元・赤い公園のボーカルでソロアーティストとして活動する石野理子(Vo)、ボカロP・シンガーソングライター・作家として活躍するすりぃ(Gt)、YOASOBIやももいろクローバーZなどのサポートを務めるやまもとひかる(Ba)、NOMELON NOLEMONのメンバーである音楽家のツミキ(Dr)という全員実力派のメンバーが集結したバンドです。
作詞・作曲はすりぃが担当。バンドにとって初のアニメタイアップソングであり、「魔法は自分のためだけに使うのではなくて、人のために使うもの。この楽曲を聴いた誰かの日常がもっと明るく、もっとハッピーになれば」と願いを込めて書き下ろされています。
爽やかでハツラツとした歌声、力強いドラム、軽快なギター、弾むベースとそれぞれの個性が光るエネルギッシュなバンドサウンドの楽曲。タイトルの「スパイス」のように、曲の途中で手拍子やトイピアノをアクセントに加えることでレトロな雰囲気を増しているのも聴きどころです。
歌詞からは、不安や問題だらけの現代社会で、魔法の道具を使って悩みをなんとか解決してほしいというファンタジー性や、予測不能な刺激で楽しませてほしいといった優しい願いが伝わってきます。OPテーマのようなキャッチーさがあり、世界中の負のオーラを吹き飛ばすほど勢いのある1曲に仕上がっています。
2025年1月に放送された日本テレビ系『バズリズム02』の「今年コレがバズるぞ!2025」で2位に選出されたAooo。「本曲をきっかけにバンドを知った、今後の躍進にも期待したい」という声も多く、増々注目度がアップしています。
TVアニメ『ウィッチウォッチ』まとめ
TVアニメ公式YouTubeチャンネルでは、各話のアフレコNGシーンや収録語のアフタートークを配信し、アニメ視聴後のおまけとして楽しませてくれています。
鬼の力を隠して生きてきた守仁、魔女であることを明かして正直に突き進む魔女ニコ。不安だらけで自分の個性を抑えて生活する人が多い現代社会では、本作品の失敗を笑いで吹き飛ばしてくれる優しい物語性と、ハッピーな魔法をかける主題歌から元気をもらえるのでないのでしょうか。
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