1987年にはじめてアニメ化されて以来、35年以上にわたりファンから愛され続けている『シティーハンター』。そんな『シティーハンター』の人気を盛り立てているのが、数々の主題歌です。
この記事では、『シティーハンター』のあらすじや、OPテーマやEDテーマに起用された楽曲を作品ごとにご紹介します。
目次
アニメ『シティーハンター』
概要
『シティーハンター』の原作は、『キャッツ♥アイ』の原作者でもある北条司によって描かれた漫画です。
まだ『キャッツ♥アイ』が週刊少年ジャンプで連載中だった1983年に、愛読者賞用の読切として掲載された『シティーハンター -XYZ-』がシティーハンターの始まりです。
1984年には、その続編となる『シティーハンター – ダブル-エッジ -』が、フレッシュジャンプにて掲載されました。
シティーハンターの主人公・冴羽獠(さえば りょう)のモデルになったのは、『キャッツ♥アイ』に登場したキャラクター神谷真人(ねずみ)です。
読切作品が好評だったこともあり、『キャッツ♥アイ』の連載終了後の1985年から『シティーハンター』の連載が週刊少年ジャンプで始まりました。
そこから6年以上にわたり連載されましたが、連載と並行する形で1987年から初代テレビアニメ版もスタートします。
それ以降、アニメ版は4度のテレビシリーズと3度のスペシャル版が放送されています。
これまでに劇場版も5本公開され、最新作は2023年に公開された『劇場版シティーハンター 天使の涙(エンジェルダスト)』です。
すべてのアニメ版の制作には、原作者の北条司が関わっていますが、アニメ版『シティーハンター』は原作から設定が大きく変更され、ほぼオリジナル脚本で描かれているのが特徴です。
原作の文庫版のあとがきには「原作の連載中に時間的な問題で取り上げることができなかったストーリーをアニメ版オリジナル脚本の原案としていることが多い」と北条司自身が記しています。
あらすじ
主人公の冴羽獠は冴羽商事という事務所を構え、パートナーの槇村香とともに探偵やボディーガードの業務を請け負っています。
しかし、裏稼業は新宿(東京)を拠点に殺しなども請け負う凄腕のスイーパーで、シティーハンターと呼ばれています。
裏社会ではその名を聞いただけで恐れられる存在です。
彼への依頼方法は、新宿駅東口の伝言板に「もう後がない」という意味のXYZの3文字を記すこと。
素顔は美人にめっぽう弱いモッコリ男の主人公が、シティーハンターとして、美人(依頼人)から請け負ったさまざまな依頼を、華麗に解決していくハードボイルドコメディです。
おもな登場人物
冴羽獠(神谷 明)、槇村秀幸(田中秀幸)、槇村香(伊倉一恵)、野上冴子(麻上洋子)、海坊主(玄田哲章)、野上麗香(鷹森淑乃)
*( )内は声優名
ストーリーごとにさまざまなキャラクターが登場するほか、劇場版では海坊主が経営する喫茶店・キャッツアイのオーナーでもある来生三姉妹も登場します。