「お願いマッスル」|筋トレを題材とした独特な歌詞や元ネタとは?歌ってみたについても解説!

「お願いマッスル」|筋トレを題材とした独特な歌詞や元ネタとは?歌ってみたについても解説!

テレビアニメ「ダンベル何キロ持てる?」のOPとして、ボディビルダーが出演するMVや歌詞に登場する筋肉用語が特徴的な「お願いマッスル」

今回はその歌詞の魅力や人気アーティストによる歌ってみたについて解説していきます。

「ダンベル何キロ持てる?」の主人公である佐倉ひびきがメインボーカルで、筋トレに対する考えや目標、葛藤をメロディに沿って歌う中、トレーナーである待雄鳴造が筋肉にちなんだ合いの手を入れるエクササイズに使えそうな楽曲となっています。

楽曲自体もキャッチーで覚えやすいです!早速見ていきましょう。

「お願いマッスル」歌詞

作詞/作曲:サイドチェスト鳥屋 作曲/編曲:シックスパック篠崎

まず「お願いマッスル」の歌詞ですが、タイトル通り筋肉にちなんだ言葉が多く、筋トレや運動をしたいときにもってこいの楽曲となっています。

今回はAメロ、Bメロ、サビに分けてそれぞれ解説していきます。

どこのパートにも合いの手が入っているので、カラオケで盛り上がることもできます。

Aメロ

ヒップレイズ!サイドベント!(腹筋 6LDKかい!)

ダンベルカール!ハンマーカール!(二頭がいいね!チョモランマ!)

プッシュアップ!ベンチプレス!(大胸筋が歩いてる!)

(仕上がってるよ!仕上がってるよ!)

(筋肉本舗はいズドーン!)

Aメロから筋肉やトレーニングの名称が歌詞に多く使われていて、「ブッシュアップ(腕立て伏せ)」、「ベンチプレス(仰向けでバーベルを持ち上げる)」など有名な種目が盛りだくさんです。

()内は待雄鳴造が歌う合いの手になります。合いの手では「6LDK」「チョモランマ」など、ボディビルの掛け声で使われる単語が登場します。

筋トレやボディビルが好きな人はもちろん、知っていない人でも面白い単語と捉えることができて、キャッチーですね。

合いの手にボディビルの掛け声を取り入れるというユニークな考えにより、筋トレならではの用語が歌えると同時にトレーニングをしている人を励ますような楽曲となっています。

Bメロ

理想の自分を思い描いたら今すぐ始めよ!トレーニング!(イエス マッスル)

ヤバめの現実何とかなるはず ダンベル両手にフリーウェイト!(ナイスマッチョ!)

焦りは禁物 無理しちゃ沈没 負荷のかけ方を調節!(そう 筋肉!)

限界10回ギリギリ全開!3セットしたらオーライ!

辛いこともある筋肉道(筋肉道)

モテモテボディがほしいの!

綺麗な私に大変身(大変身)

見てなさい!(さい?)さい!(さい?さい!サイドチェストー!)

Bメロでは「ダンベル何キロモテる?」の主人公 佐倉ひびきの心情を中心に表現されています。

彼女は大食いという体質上、友人に「太っている」と度々指摘されるので「モテモテボディがほしいの!」「綺麗な私に大変身」など理想や目標にちなんだ歌詞も登場します。

また、合いの手で一番盛り上がる「(さい?さい!サイドチェストー!)」では思わずビルディングポーズをとってしまいたくなる程、合いの手が良いタイミングで入ってきます。

MVでも、ボディビルダーの横川尚隆と筋肉アイドルの才木玲佳が気持ちよくポーズをとっていますね!

サビ

お願いマッスル めっちゃモテたい

お願いマッスル  めっちゃ痩せたい yes

お願いマッスル めっちゃモテたいなら

ウー!(キレてるよ!)ハー!(キレてるよ!) 筋肉にお願いだ!

サビでは曲のタイトルである「お願いマッスル」が頻出しています。
「お願いマッスル」というワードが繰り返し使われることで、歌詞が覚えやすく誰でも歌いやすい曲であるといえます。

合いの手で入る「キレてるよ!」は筋肉の完成度を評価する言葉で、体にキレがあり肉体が仕上がっていることを意味します。サビの最後で、筋トレの成果を称える言葉が入っているのでポジティブな気持ちになれます!

面倒くさいトレーニングでも、この曲を聴きながらおこなえばノリノリでいつもより筋肉が“キレている”ように感じることができますね。

「ダンベル何キロ持てる?」のOPとして起用

冒頭でも述べましたが、この「お願いマッスル」は2019年7月~9月にAT-Xなどで放送された「ダンベル何キロ持てる?」のOPに起用されています。

2019年7月11日にYouTubeでMVが公開されてから、1週間で120万回再生、5ヶ月後には1400万回再生を突破し、2019年 YouTube MV再生回数ランキングでは30位にランクインしました。

アニソンの中では非常多い再生回数で、現時点では2.27億回再生されています。国内MVの歴代再生回数でも上位に食い込む程、爆発的な人気を誇っていることが分かります。

YouTubeでの2億回再生を記念して贈られたMAAMと菊池愛によるお祝いイラスト

TVアニメ「ダンベル何キロ持てる?」公式サイト

また原作である「ダンベル何キロ持てる?」は現在もコミックアプリ「マンガワン」や漫画配信サイト「裏サンデー」にて連載、13巻まで刊行されています。

物語自体も内容が掴みやすく、大食い体質である主人公 佐倉ひびき自身の体重増加を止めるためにトレーニングジムに通い始めるというあらすじから始まります。

合いの手を歌っている街雄鳴造はジムのトレーナーで、服を着ているときは肉体が見えず好青年な印象ですが、顔から下は筋骨隆々のゴリマッチョという第一印象とのギャップが面白いキャラクターです。

他にも、佐倉ひびきの同級生である奏流院朱美や上原彩也香など登場人物が増えていき、筋トレを中心に物語が展開していきます。

筋肉用語も頻出しているので、物語を楽しみながら筋トレに関する知識をつけることができます!

MEMO

ちなみに原作者は「ケンガンアシュラ」で有名なサンドロビッチ・ヤバ子、作画は柔らかくもきめ細かいタッチが特徴のMAAMが担当しています。

サンドロビッチ・ヤバ子自身が格闘技経験者ということもあり、筋トレの楽しさや葛藤が忠実に描かれています。

歌ってみた動画が続出!

また、YouTubeをはじめとした動画配信サービスで歌ってみた動画が続出したことでも、話題を呼びました。

ニコニコ動画への投稿で人気を博している女性歌い手 96猫と少年っぽさや甘い声が特徴的な歌い手 天月-あまつき-による歌ってみた動画はYouTubeにて現在5300万回再生を突破しています。

動画内では、96猫や天月-あまつき-を模したオリジナルのキャラクターが登場していて、お約束の「サイドチェストー!」も本家に負けず気合の入った歌唱を披露しています!

他にも、今話題となっているVTuber Group hololiveのメンバー17人によるカバー「ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風(第5部)」を題材としたMADが制作されるなど、「お願いマッスル」の知名度が一気に上昇していきました。

どの歌ってみた動画も、本家の「お願いマッスル」をリスペクトしていてクオリティの高いものになっています。

ゆゆうたも「お願いマッスル」をカバー

また、個性的なピアノ演奏や弾き語りで視聴者を魅了する配信者 ゆゆうたも「お願いマッスル」をカバしています。

ピアノでのコード進行はもちろん、メインボーカルやコーラスまで全てゆゆうた一人で収録されていて、非常に完成度の高いものとなっています。

2019年10月に投稿されてから、現時点で1200万回再生を突破し、ゆゆうたのエンターテイメント性を絶賛する声が多く挙がりました。

他にも「お願いマッスル」のMV制作を通して、筋肉系人気TouTuber ぷろたんや“神童”と謳われる格闘家 那須川天心とのコラボレーションも果たしています。

いずれも、ゆゆうたのピアノ演奏を中心にボディビルポーズをとり続けるという内容で、鍛え上げられた筋肉とカオス感が魅力的です。

MEMO

ゆゆうた本人は動画制作にあたり「YouTubeの運営から不適切動画として削除されないよう苦労した」と語っていて、個性やユニーク性を重視するあまりモラルに欠けることもあったようです。

今回紹介した動画は、全て削除されていないのでゆゆうたが視聴者を不快にさせないよう工夫をしたと考えられます。

「お願いマッスル」耐久動画

「お願いマッスル」の耐久動画も視聴者から良い評価を受けています。

楽曲が一定時間リピートされるだけという単純な内容ではありますが、作業用や外出時の移動中に聴けて良いというライフスタイルに合わせた視聴がされているようです!

歌詞の解説でも述べた通り、筋トレのモチベーションアップにもつながるので筋トレ好きや運動好きの人は重宝します!

「ダンベル何キロ持てる?」のOPにピッタリなだけでなく、多くのアーティストにカバーされたり、作業中に聞くことでやる気が出たりするというのも「お願いマッスル」の魅力です。

「お願いマッスル」まとめ

STORY | TVアニメ「ダンベル何キロ持てる?」公式サイト

いかがでしょうか?以上が筋肉用語を使った表現が面白い「お願いマッスル」の魅力やカバー動画の解説になります。

今回の記事をまとめると、以下の通りになります。

  • 筋トレを題材として合いの手で歌われるボディビルの掛け声が魅力的な楽曲
  • 「ダンベル何キロ持てる?」のOPとして起用されYouTubeでの再生回数は2億回を超える
  • 人気歌い手や話題性のあるグループからのカバーが続出
  • ゆゆうたも個性的なピアノ演奏で「お願いマッスル」を披露
  • 耐久動画もライフスタイルに合わせた視聴で好評

2019年では「鬼滅の刃」や「進撃の巨人」など有名タイトルが放映される中で、筋トレを題材とした作品がここまで人気になるとは誰も予想できなかったと考えます。

原作が各漫画配信サービスで連載されていることも、ファンにとっては嬉しいですね。原作者 サンドロビッチ・ヤバ子作画担当 MAAMのこれからの活躍にも注目です!

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