水樹奈々 – 超人気声優アーティストのプロフィール、経歴、おすすめ出演アニメをご紹介

水樹奈々 – 超人気声優アーティストのプロフィール、経歴、おすすめ出演アニメをご紹介

日本を代表する実力派声優であるだけでなく、持ち前の歌唱力の高さから歌手活動でも注目を集める水樹奈々さん
声優界で“初”となる偉業をいくつも成し遂げてきた伝説的な存在なので、ファンでなくとも彼女の名前を聞いたことのある方は多いのではないでしょうか。

2020年7月7日には自身のブログを通じて入籍を発表し、ファンから祝福の声が相次いでいる最中。

今回は、そんな水樹奈々さんのプロフィールや経歴、さらに大勢のファンを虜にする水樹さんならではの魅力やこれまで彼女が出演してきたアニメの中でも特におすすめの作品4選についてご紹介します。

あわせて読みたい!

水樹奈々のプロフィール

活動名義:水樹 奈々(みずき なな)
本名:近藤 奈々(こんどう なな)
愛称:奈々ちゃん、奈々さん、奈々様、お奈々 ほか
生年月日:1980年1月21日
出身地:愛媛県新居浜市
血液型:O型
星座:みずがめ座
身長:153cm

水樹奈々さんは、声優・ナレーター事務所であるシグマ・セブンとキングレコード株式会社のレーベルでアニメ・声優関連の楽曲制作を手掛けるキング・アミューズメント・クリエイティブ所属の声優。

ソロで歌手活動も展開しており、一部では“アニソン女王”の異名で呼ばれることもあるそうです。

当初は本名の“近藤奈々”名義でデビューする予定でしたが、漢字違いで同姓同名の歌手がすでに存在していたことから苗字を変え、自身が付けた“水樹奈々”名義でデビューすることになりました。

MEMO

“水樹”という苗字を選んだ背景には、元々青色が好きだったことと“水”という字を含みたかったという理由があることを明かしています。

また、身長153cmの小柄な体型からは想像出来ないほどの大食いとして有名で、自身のブログには度々手作り料理の写真をアップしています。

特にカレーが大好物だそうで、ライブ前には以前頻繁に通っていたという東京・四谷のカレー屋さんで裏メニューとして提供される『奈々スペシャルカレー』を勝負メシとして食べていたこともありました。

水樹奈々 デビューまでの経歴

5歳で歌の特訓を開始

水樹奈々さんは5歳の時にかつて歌手を志していた父親からその夢を託され、演歌歌手を目指すようになりました。

当時、両親が経営するカラオケ教室を練習場所として中学を卒業するまで毎日猛特訓に励んでいたそうです。

地元では“のど自慢大会荒らし”の名で呼ばれるほど多くの大会に出場し、存在感を放つように。
そして中学2年生の頃、その噂を聞いた東京の芸能事務所から“水樹さんがこれまで優勝経験のない「せとうちのど自慢10周年記念全国大会」で優勝すること”を条件にスカウトの声がかかります。

翌年、その条件を見事クリアした水樹さんは単身で上京し、堀越高校芸能活動コースに入学。

MEMO

Kinki Kidsの堂本剛さん、女優・ともさかりえさん山口紗弥加さん、佐藤仁美さん等が同級生に当たります。

演歌歌手の夢を絶たれる

上京後は、学業と両立しながら演歌歌手になるという夢のために奮闘する毎日。
しかし、なかなか結果を出せずに苦難の日々が続きます。

さらに、水樹奈々さんの生まれ持ったクリアな高音域が演歌歌唱に欠かせない“小節(こぶし)回し”に向かないと判断されてしまい、残酷にも幼少期からの夢は破れることに

その後も所属事務所が倒産や父親の病気等が相次ぎ、満足に食事できないほどの極貧生活を送っていた時期もあったそうです。

新たな夢として声優とアニソン歌手の兼業を掲げる

様々な事態が折り重なって大変な日々の中、水樹奈々さんが新たに目指し始めたのが“声優”という職業でした。
高校2年生の時には代々木アニメーション学院声優タレント科に通うようになり、本格的にその道に進み始めます。

また、昔から演歌と同じくらい愛し続けてきたアニソンにも携わりたいと考え、演歌のために獲得した抜群の歌唱力を活かしてアニソン歌手との兼業を決意。

それが功を成したのか、高校3年生の時に行ったキャラクターソングのレコーディングで歌唱力の高さに目を付けられて声優デビューが決まります。

MEMO

声優としてのデビュー作はPS用ゲーム『NoeL~La neige~』で、アニメデビュー作は『時空探偵ゲンシクン』でした。

念願の歌手デビュー

声優デビューからおよそ3年後の2000年、水樹奈々さんは自身の20歳の誕生日を記念して開催されたファースト・ソロ・ライブがレコード会社の目に留まったことをきっかけに念願の歌手デビューを果たします。

デビューシングルのタイトルは「想い」
翌年には2枚目のシングル「Heaven Knows」のリリースも決定します。

水樹奈々 デビュー後の経歴

様々なジャンルのアニメ声優に挑戦

声優としてアニメデビューを果たした後は、ジャンルを問わずに様々な声優の仕事に挑戦するようになります。

2002年にはアニメ『七人のナナ』で初めて主人公を演じ、その後は『NARUTO-ナルト-』や『ハートキャッチプリキュア!』、『魔法少女リリカルなのは』、『戦姫絶唱シンフォギア』等に出演。

その後は洋画の吹き替えのほか、演技力以外にアナウンサー並みの性格さが要求されるナレーター業にも進出し、現在も『満点☆青空レストラン』や『MUSIC JAPAN』、『アニマルプラネット』等、多数の番組ナレーションを務めています。

歌手として様々な偉業を達成

声優兼アニソン歌手としてデビューを果たした後、少年から大人の女性まで幅広く演じ分けられる声質でも徐々に注目を集めるようになり、2005年1月には声優史上2人目となる日本武道館ライブを開催します。

2009年には声優史上初となる西武ドームでのライブを実現。
同年の年末に放送された『第60回 NHK紅白歌合戦』への初出場も果たし、翌年以降も6年連続で同番組に出場しました。

注意

※2013年、2014年は歌手・西川貴教さんとのデュエット出演でした。

さらに、2011年12月には声優史上初、日本人の女性ソロ歌手史上8人目となる東京ドームでのライブを開催します。

2016年には、熱烈な阪神タイガースファンであることを明かす水樹奈々さんも大感激の阪神甲子園球場でのライブを開催。
これは声優としてだけでなく、ソロ歌手としても史上初の偉業となりました。

同年4月には、自身2度目となる東京ドームでのライブを開催します。

MEMO

現在までにかけ、声優で複数回同会場でのライブを達成しているのは水樹さんただ一人だそうです。

その翌年にも出雲大社で声優史上初の奉納公演を実施する等、数々の偉業を成し遂げて“アニソン女王”として確固たる地位を確立しました。

こちらでは、同公演の模様を一部視聴出来ます。

あわせて読みたい!

水樹奈々の魅力

努力家

先述したように、学生時代に極貧生活を送った過去を持つ水樹奈々さん。
堀越高校在学時には周囲の友人等がデビューしていく中、自分は仕事がなく皆勤賞を取れるほど毎日きちんと通学していて惨めさを覚えることも多かったそうです。

仕事がないなりに両親へ少しでも還元しようと学内の奨学金を狙い、芸能活動コースに在籍しながら勉学に励む日々。

MEMO

その結果、見事学年1位の成績を収めて奨学生に選出されます。

また、幼少期から将来歌手になった時のためにサインの練習もしていたそうで、昔から“今、自分に出来る努力”をコツコツ積み重ねる性格であったことが伺えます。

様々な年代から愛される

水樹紀奈々さんのライブ会場には、性別関係なく幅広い世代のファンが足を運んでいる印象を受けます。

最近は若手声優を中心に歌手との兼業をする方が多く見られますが、その中でも群を抜いた歌唱力、さらに入念に準備してきたことが分かるハイクオリティなパフォーマンスがきっと大勢の人々を魅了する秘訣となっているのでしょう。

彼女の演技やパフォーマンスを見ていると、“自分も頑張ろう”という前向きな気持ちになれます。

水樹奈々出演のおすすめアニメ4選

『戦姫絶唱シンフォギア』 / 風鳴翼

『戦姫絶唱シンフォギア』は、2012年1月から3月まで放送された第1期『戦姫絶唱シンフォギア』を皮切りに第2期・3期・4期を経た後、2019年7月から9月まで放送された第5期『戦姫絶唱シンフォギアXV』まで長きにわたって放送されたテレビアニメ作品。

主人公を含む少女たちが“歌いながら戦う”のが特徴とされるアニメで、水樹奈々さんの演技力と歌唱力を本編でたっぷり堪能出来る点が注目ポイントとなっています。

水樹さんが演じる風鳴翼というキャラクターのビジュアル、声質が見事なまでにマッチしていることでも話題になりました。

『戦姫絶唱シンフォギア』関連楽曲の公式ライブ映像

ここでは、水樹奈々さんの公式YouTubeチャンネルで公開されている『戦姫絶唱シンフォギア』関連楽曲のライブ映像をいくつかまとめています。

当時、ライブを見に行っていた方も改めて各名曲のパフォーマンスを振り返ってみてください。

第1期OPテーマに起用された「Synchrogazer」
宙づりの状態でこれだけのパフォーマンスが出来ることに驚きを隠せません。

第2期OPテーマに起用された「Vitalization」
こちらの映像でも宙を舞いながら圧巻の歌声を披露しています。

一部歌詞が飛んでしまったシーンがありますが、そんなところも水樹奈々さんの人間味を感じられると高評価されていました。

第3期OPテーマに起用された「Exterminate」
珍しく地に足の着いたパフォーマンスです。

サビ付近で息継ぎを入れるタイミングがないような曲にも関わらず、ラストまで大迫力のパワフルな歌声を堪能できます。

第4期OPテーマに起用された「TESTAMENT」
まさにアニメのタイトルの如く“絶唱”している映像が話題になりました。

第5期OPテーマに起用された「METANOIA」
水樹奈々さんの重低音ボイスが聴けると評判の1曲です。

とにかく間奏がかっこよくて聴き手もノリノリになってしまいます。

第3期挿入歌として使用された「Glorious Break」
パフォーマンス中に水樹奈々さんが乗っていたロボット型の乗り物への反響も大きかった映像です。

会場が一体となり、掛け声を発するシーンにはライブならではの魅力を感じます。

第4期挿入歌として使用された「UNLIMITED BEAT」
オーケストラからギターまで多くの楽器による生演奏と共に披露され、まさに水樹奈々さんの“アニソン女王”的オーラが溢れ出ているパフォーマンスだと思います。

さいたまスーパーアリーナを駆けまわりながら、ブレない歌声で熱唱する水樹さんのスタミナには驚かされるばかりです。

『魔法少女リリカルなのは』/ フェイト・テスタロッサ

『魔法少女リリカルなのは』は、独立UHF系各局で2004年10月から12月まで放送された第1期『魔法少女リリカルなのは』を皮切りに第2期・3期を経た後、2015年4月から6月まで放送された第4期『魔法少女リリカルなのはViVid』、その1年後を描いた2016年10月から12月放送の『ViVid Strike!』まで丸12年もの時間をかけ、完結した作品。

当初は既存ゲームを原作にスピンオフとして制作されましたが、その人気ぶりから原作を凌駕するアニメとも言われたそうです。

水樹奈々さんが声優として一躍有名になったきっかけの作品として挙げられることも多く、彼女が演じるフェイト・テスタロッサがストーリーの進む中で成長していく様子を絶妙な声の変化で丁寧に表現しているところが高く評価されていました。

一部では、フェイトの持つ美しさと強さが実際の水樹さんの姿に重なるとの声も。

また、主題歌と挿入歌を水樹さんが務めたことでも話題になりました。

『魔法少女リリカルなのは』関連楽曲の公式ライブ映像

水樹奈々さんの公式YouTubeチャンネルで公開されている『魔法少女リリカルなのは』関連の楽曲のライブ映像をまとめました。

本アニメを知らない方も、是非チェックしてみてください。

第1期の挿入歌として使用された「Take a shot」。

本ライブ映像では、26歳の水樹奈々さんが当時すでに完成していた圧巻の歌声を披露しています。
歳を重ねても変わらぬ水樹さんのパワフルボイス、CD音源並みの正確な歌声の凄さを思い知らされたファンは多かったのではないでしょうか。

第2期OPテーマに起用された「ETERNAL BLAZE」
本ライブ映像は、YouTubeでの再生回数1200万回超の大ヒットぶりを見せています。

水樹奈々さんとファンが共にライブを作り上げているかのような一体感が、最大の見どころであるように思いました。

第2期の挿入歌として使用された「BRAVE PHOENIX」

本映像は2016年に阪神甲子園スタジアムで開催されたライブのもので、まるで演出の一部のように降り始めた大雨には“天さえも味方にする水樹奈々”との声が相次ぎました。

今でもファンの間で伝説として記憶されるパフォーマンスです。

『ハートキャッチプリキュア!』 / 花咲つぼみ/キュアブロッサム

テレビ朝日系列で2010年2月7日から2011年1月30日まで放送されたプリキュアシリーズ通算7作目の作品です。

水樹奈々さんが演じたのは、プリキュアのヒロインとしては珍しく気の弱い主人公・花咲つぼみ
内気なつぼみがたまに見せる芯の強さ、彼女がプリキュアとして成長を遂げていく様を水樹さんの人生に重ねて共感するファンが続出しました。

感動的なエピソードが多いので、思わず涙してしまうようなシーンも満載。
プリキュアが子供向けのアニメだと思っている方の常識を覆した作品、と言っても過言ではないでしょう。

『NARUTO-ナルト-』 / 日向ヒナタ

『NARUTO-ナルト-』は、2002年10月から2007年2月まで放送された第1期『NARUTO-ナルト-』を皮切りに2007年2月から2017年3月まで放送された『NARUTO-ナルト-疾風伝』まで通算14年半にわたり、放送が続いた作品。

水樹奈々さんのファンになったきっかけの作品として挙げられることの多いアニメで、主人公・うずまきナルトに恋心を寄せる日向ヒナタの一途な思いを描写したシーンは、当時原作ファンからも注目されていたそうです。

水樹さんらしさをあえて感じさせない演技が見どころ。
キャラクターとよく馴染んでおり、演じていることを忘れてしまうほどの表現力が素晴らしいです。

水樹奈々 最新の活動情報

「みんなで六甲おろし2020」にボーカルとして登場

阪神タイガースが試合前や勝利試合後等にビジョンで放映する「阪神タイガースの歌(通称:六甲おろし)」の2020年版に“タイガースバンド”のメンバーの一人として、水樹奈々さんが登場することが発表されました。

水樹さんは、シンガーソングライター・岡崎体育さんとツインボーカルを務めており、他にもロックバンド・ウルフルズのウルフルケイスケによるギター、ガールズバンド「SCANDAL」のTOMOMI、RINAによるベースとドラム等、豪華なメンバーが勢ぞろい。

MEMO

当初は7月7日に予定されていた甲子園での本拠地開幕戦から球場放映をスタートさせる予定でしたが、降雨中止の影響で2日間延期した後、9日に初お披露目されました。

最後に…

以上、声優兼歌手として大勢のファンを魅了し続ける水樹奈々さんのプロフィールや経歴、さらに大勢のファンを虜にする水樹さんならではの魅力やこれまで彼女が出演してきたアニメの中でも特におすすめの作品4選についてご紹介しました。

声優史上初の偉業をこれまでいくつも達成し、抜群の歌唱力で声優兼歌手という新しい職業を築き上げてきた水樹さんですが、学生時代には様々な苦労を乗り越えてきた過去を持つ方であることを分かってもらえたのではないでしょうか。

また、幼少期から身に付いていた”現状可能な精一杯を行おうとする姿勢”が、今の圧倒的な演技やパフォーマンスに繋がっているのだと思います。

努力を怠らない彼女だからこそ、これまで人気を絶やすことなく最前線で活躍し続けてこれたのでしょう。

デビュー後から現在までにかけ、自身の出演するアニメタイアップ等で続々とヒット曲をリリースしている水樹さんが、今後も現役で声優・アニソン女王として活躍していく姿から目が離せません!

あわせて読みたい!

この記事をシェアをしよう!

この記事を書いた人

この記事に関連するタグ

関連記事

新着記事