ZOC(ゾック)メンバーのプロフィールや意外な経歴とは…?

ZOC(ゾック)メンバーのプロフィールや意外な経歴とは…?

シンガーソングライターの大森靖子さんを中心に、2018年に結成されたアイドルグループ「ZOC(ゾック)」。

メンバーの戦慄かなのさんが少年院出身ということで話題になったので、名前を知っている人も多いかもしれません。

そんな経歴もあり、可愛くて清楚な王道アイドルとは違った魅力を持った、今注目のアイドルグループなのです。

個性豊かなメンバーのプロフィールや経歴を紹介していきます。

ZOC結成のきっかけ


ZOCは大森靖子さんが中心となって結成されたグループです。

大森さんは歌手として活動する一方、大のアイドル好きとしても知られ、講談社の主催する女性アイドルオーディション「ミスiD」の選考委員も務めています。

ミスiDの実行委員長である小林司氏がアイドルグループを結成する計画があったのですが、小林氏が部署を異動になり、計画は大森さんに引き継がれました。

同時期に活動休止を発表したアイドルグループ「生ハムと焼うどん」の西井万理那さんと親しかった大森さんは、西井さんのためにアイドルグループを作ることを約束。

この2つの事情が重なり、ミスiD出身のメンバーと西井万理那さん、そして大森さんを含めたアイドルグループ「ZOC」が誕生したのです。

大森靖子は「共犯者」

大森靖子さんが中心となって結成したZOCですが、大森靖子さんは「大森靖子プロデュース」であることを否定。

グループ内での大森さんは、「プロデューサー兼メンバー兼同志」という意味の「共犯者」を名乗っています。

本人曰く、「大森靖子プロデュース」という言葉は師弟関係や親子関係を連想させるため、このような表現になったそうです。

ZOC・グループ名の由来

「ZOC」というグループ名の由来は、ゲーム用語の「Zone of Control」という言葉が由来です。

「支配領域」というこの言葉と、「孤独を孤立させない」という意味の「Zone Out of Control」が重ねられており、彼女たちは「ZOC」を「孤立しない孤独が共生する場所」と定義しています。

この定義通り、メンバーのプロフィールはどれもコンプレックスや挫折を感じるマイノリティなものとなっています。

ZOCの魅力

ZOCの魅力は何といっても他のアイドルグループにはない個性豊かなメンバーたちです。

最近はアイドルグループのあり方も多様になり、さまざまな個性あるアイドルがいます。

しかし、ZOCメンバーの性格や経歴はその中でもかなり異色。

ヤンキーやジャニオタ、根暗といったアイドルらしからぬ性格、少年院帰りといったアウトローなものまで…。

普通のアイドルなら必死で隠すような経歴を、あえて隠さずありのままでいるのが彼女たちの魅力です。

ZOCメンバープロフィール

ZOC001:藍染カレン(あいぞめ かれん)

  • 生年月日:1997年9月29日
  • 出身地:熊本県
  • メンバーカラー:赤

毎夜1人ぼっちで踊っていた「熊本のワンルーム・ロンリーダンサー」こと藍染カレンさん。

ミスiD2018のダンス審査では℃-uteの「都会っ子純情」を披露し、審査員に衝撃を与えました。

音楽プロジェクト「禁断の多数決」の第4期メンバーでしたが目立った活動はしておらず、ZOCの活動に専念するために脱退しています。

ZOC002:戦慄かなの(せんりつ かなの)

  • 生年月日:1998年9月8日
  • 出身地:不明
  • メンバーカラー:水色

戦慄かなのさんは虐待された経験や少年院帰りという異色の経歴を持つメンバー。

テレビ番組「アウトデラックス」に出演し、自身の経歴や「指を噛めばその人の性格がわかる」といった奇妙な特技で話題となりました。

2018年には大学の法学部に入学し、自身の経験を活かして育児放棄や児童虐待に関する法人「bae -ベイ-」を設立するなど、彼女にしかできない活躍を見せています。

MEMO

ZOC結成当初は香椎かてぃさんと仲が悪かったものの、かてぃさんが足の匂いを嗅がせたことによって2人は仲良くなったそうです。かなのさんいわく「足の匂いを嗅がせる奴に悪いやつはいない」そう。

ZOC003:香椎かてぃ(かしい かてぃ)

  • 生年月日:1998年10月10日
  • 出身地:神奈川県三浦市
  • メンバーカラー:紫

「絵を描くことと踊ることに人生を救われた、孤高の横須賀バカヤンキー」こと香椎かてぃさん。

暴走族で暴力的だった兄から逃げるために上京し、一時は公園生活も経験するなど壮絶な人生を送っています。

絵を描くことも好きで、「ニューヨーカーの挿絵のよう」と評されるほどセンスが高いようです。

ZOC004:西井万理那(にしい まりな)

  • 生年月日:1997年8月22日
  • 出身地:埼玉県
  • メンバーカラー:オレンジ

西井万理那さんは、2人組ユニット「生ハムと焼うどん」のメンバーとして活躍し、完全セルフプロデュースで3000人規模のワンマンライブを成功させました。

しかし、生ハムと焼うどんは2017年4月もって活動休止。

自身が経験した栄光と挫折、ジャニオタであることなど全てをさらけ出してZOCのメンバーとして活動しています。

新メンバー:巫 まろ(かんなぎ まろ)

  • 生年月日:1995年3月12日
  • 出身地:埼玉県
  • メンバーカラー:マロンクリーム色

ハロー!プロジェクトのアイドルグループ「アンジュルム」に所属していた福田花音さんが、2020年3月に「巫まろ」としてZOCに加入しました。

アンジュルムJuice=JuiceBEYOOOOONDSに歌詞を提供するなど、作詞家としても活躍しています。

3月27日に生配信されたZOCのライブでサプライズ登場し、ソロ曲を披露しました。

ZOC005(旧メンバー):葵時 フィン(きとき ふぃん)

  • 生年月日:2001年10月1日
  • 出身地:不明
  • メンバーカラー:黄色

ミスiDのファイナリストである葵時フィンさんは、家計を助けるために青春をバイトに捧げたという過去があります。

当初はZOC最年少メンバーとして注目されていましたが、結成して間もなく脱退してしまいました。

大森さんは葵時さんの脱退についてツイッターでコメントしましたが、脱退の理由は明らかにされていません。

ZOC006(旧メンバー):兎凪 さやか(うなぎ さやか)

  • 生年月日:1999年12月16日
  • 出身地:不明
  • メンバーカラー:白

天才的な自撮りスキルを持っており、実行委員長の小林氏から「自撮り詐欺」と呼ばれるようになった兎凪さやかさん。

当初は本人もショックを受けていましたが、次第に「自撮りに近づけるように頑張ればいい」とポジティブにとらえることができるようになったそうです。

不祥事によって2019年末にZOCから脱退しましたが、現在もSNSで元気な姿を見ることができます。

ZOC000(共犯者):大森靖子(おおもり せいこ)

  • 生年月日:1987年9月18日
  • 出身地:愛媛県
  • メンバーカラー:ピンク

ZOC結成の中心人物で、自らを「超歌手」と名乗るシンガーソングライター。

アイドル好きとしても有名で、西田さん以外のZOCメンバーを輩出した「ミスiD」の選考委員を務めています。

MEMO

2020年1月、大森さんとロックバンド「凛として時雨」のドラム、ピエール中野さんが結婚していることが明らかになりました。ピエール中野さんは、ZOCのデビュー曲「famili name」のレコーディングにドラムとして参加しています。

ZOCのおすすめ人気曲

family name

ZOCが結成から約半年、2019年1月にリリースしたデビューシングル。

切ないピアノのイントロ、暗闇で煙草を乱暴に消す香椎かてぃさんの姿が印象的なMVです。

恵まれない境遇や今まで味わった挫折に負けず、「クッソ生きてやる」と荒々しく叫ぶメンバーに勇気をもらった人も多いでしょう。

壮絶な人生を歩んできたZOCのメンバーだからこそ歌える、ZOCのアンセムです。

断捨離彼氏

ダメ男と付き合う女の子の悲痛な叫びを歌った「断捨離彼氏」。

タイトル通りの過激な歌詞を強烈なEDMのビートに乗せて歌う曲で、ド派手なMVには「クズ彼氏」役として人気YouTuber・東海オンエアのてつやさんが出演しています。

ZOCらしく生々しくてリアルな歌詞、デビューシングルでは見られなかった妖艶で大人っぽい表現力に注目です。

ヒアルロンリーガール

2020年3月に加入した巫まろさんが参加した初めてのシングル曲。

癖の強いお姫様のわがままな気持ちを歌っており、ゴシックロリータ風の衣装での可愛らしいダンスが印象的です。

音作りもファンシーで可愛くアレンジされており、今までのZOCのような荒々しい曲を期待していたファンは度肝を抜かれたかもしれません。

単なるイロモノではない、実力派アイドル

「少年院帰り」「元生ハムと焼うどん」など、異色の経歴ばかりが話題に挙がりがちなZOC。

しかし曲によって表情を変えるZOCの器用さは、単なるイロモノではない彼女たちの実力を裏付けています。

彼女たちの厳しい境遇や、世間にはなかなか理解されないマイノリティな個性さえ武器にして戦う姿に心を打たれるファンも多いはず。

ZOCがこれから、アイドルシーンに新しい風を吹かせていくことは間違いありません。

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