DIR EN GREYの名曲3選|V系ブーム再燃!日本を代表する伝説的バンドの定番3曲!

DIR EN GREYの名曲3選|V系ブーム再燃!日本を代表する伝説的バンドの定番3曲!

近年、V系がまた見直されている感じがしませんか?

90年代後半~00年代初頭にかけて、「ヴィジュアル四天王」「御三家」などという代表的なバンドが生まれ、ブームを巻き起こしたことでも知られています。

X JAPANから始まったこのジャンルは、こっそりと進化を続けてきました。TBSテレビ系列「マツコの知らない世界」で取り上げられたことで、ふたたびこのジャンルに注目が集まっています。

そんなV系のバンドの中でも、もはや「覇者」と言っても過言ではないのがDIR EN GREYです。

DIR EN GREYとは

テレビ朝日系列「ミュージック・ステーション」に登場した際に、本物の人間たちが逆さ吊りにされたセットの中でパフォーマンスするという、あまりに衝撃的な演出からお茶の間を凍りつかせ、「親に紹介できないバンド」とまで呼ばれたDIR EN GREY。

1999年1月にX JAPANのYOSHIKIプロデュースでデビューし、3枚同時リリースしたシングル全てをオリコンチャートインさせるという華々しい登場をしました。

その後も音楽性を柔軟に変化させながら、日本国内のみにとどまらず海外からも熱く支持をされるように成長します。

そんなDIR EN GREYの名曲を筆者が選ばせていただきました。

この3曲を聴けば、Dirの魅力にきっと気づけるはず!「V系なんて」と思っている方にこそ聴いてみて欲しい楽曲たちです。

DIR EN GREYの名曲3選

予感

DIR EN GREYの初期の人気曲といえば、定番なのがこの楽曲ですね。YOSHIKIプロデュースのデビューシングルのうちの一枚で、キラキラとしたギターのアルペジオとしっかり歌い上げるボーカルが印象的なザ・V系ロックです。

日本的叙情さのある歌メロや、イントロのドラムのフィル、ラストのパートの盛り上げが心地良い曲です。

特に楽器隊がブレイクしながら京のボーカルを目立たせた3番のBメロからサビに入り、ここで終わりかというほど盛り上げておきながらボーカルのボリュームを絞り、京の語りが被ってくる部分は古のV系伝統芸を思わせます。

V系が好きな人ならばゾクゾクしていまいますし、初めてこの時代のV系ロックを聴く人には新しく感じられる部分ではないでしょうか。

THE FINAL

こちらは2004年3月にリリースされたシングル曲。

DIR EN GREYに「痛みを表現するバンド」というキャッチフレーズがついたきっかけの楽曲でもあります。

ヘヴィなリフに、呻き声のようなボーカルからのイントロでスタートする一曲です。

V系ロックとして王道である空間系エフェクターを効かせたギターのクリーントーンを活かしながら、それを閉塞感のある歌詞やサウンドの構成にうまく絡めることで一瞬の救いや希望、切なさなどを表現しています。

また、この時期の楽曲からかなりボーカルを、楽器として使用するような構成になっていて、「THE FINAL」はメロディアスながらも、シャウト部分やラストのワンフレーズのリバーブのかけ方などに近年のDIR EN GREYのサウンドの作り方の片鱗を見ることができます。

曲のテーマは「自殺未遂」だと言われていますが、ボーカル・京の半生を綴ったものであるともインタビューで述べていて、この時期からDIR EN GREYは誰かの、そして何かの「痛み」を表現することに重きを置き始めます。

激しさと、この胸の中で絡みついた灼熱の闇

2009年9月にリリースされた楽曲です。こちらはなんと、ボーカルはほぼ全編がグロウル

「グロウル」というのは日本で言うところの「デスボイス」ですが、こちらの曲を聴くと「デスボイス」にも様々な表現方法があることがわかります。

「デスボイス」と言うとミクスチャーなどで多用されるがなり声のイメージになってしまいがちなので、ここでは「グロウル」と表現した方がよりイメージが掴みやすいかと思います。

歌詞が聞き取れるのは、一部分のみでタイトルと同じフレーズが主です。この部分だけはメロディアスかつ伸びやかに歌い上げています。

2009年リリースなのに今聴いても古く感じない、ファンからの人気が高い楽曲でもあります。

最後に

DIR EN GREYの楽曲は、バンドの表記が大文字になったのを境に「V系ロック」から「メタルの追求」へと大幅に変化しました。それは一部のファンにとっては受け入れがたいことでしたが、今も常に新しいサウンド、新しい表現を突き詰めていく姿には多くのフォロワーが生まれました。

V系バンドといえば「DIR EN GREY」と言われるほどになり、メタルバンドといえば「DIR EN GREY」と言われるほどになり…。

どのシーンでもジャンルに捉われず自らのスタイルを探究していくその姿勢には驚かされます。

DIR EN GREYを聴かず嫌いしていた人も、是非これを機会に、彼らのサウンドの一部に触れてみてください!

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