マルシィ – 福岡発、淡く切ない恋愛の記憶を綴るバンド | メンバーや経歴を徹底解説

マルシィ – 福岡発、淡く切ない恋愛の記憶を綴るバンド | メンバーや経歴を徹底解説

マカロニえんぴつやSaucy Dogなど、若者のリアルな心情を切り取ったラブソングで魅せるバンドが存在感を示している、近年の邦楽ロックシーン。

そうした潮流の中で、ラブソングを歌うさまざまな若手の気鋭バンドが、メキメキと頭角を現しています。

今回はそんな若手バンドの中でも注目株の3ピースバンドマルシィについて、バンドの経歴やメンバー、人気曲を紹介していきます。

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マルシィとは

マルシィは、2018年に福岡で結成されたスリーピースロックバンド。

「消せない記憶と生きていく。あなたの記憶をうたうバンド、マルシィ。」をコンセプトに掲げ、精力的に楽曲制作やライブ活動を行なっています。

今年6月1日に1stフルアルバム『Memory』リリースと同時に、ユニバーサルミュージックよりメジャーデビューすることが決定しています。

うきょう(Vo./Gt.)のエアリーな歌声にマッチした繊細で切ない歌詞、それに絡み合うメロディアスなバンドサウンドが描く心象風景の美しさが、マルシィ楽曲の特徴です。

マルシィはこれまでにメンバーの脱退や加入を経て、現在は正規メンバーにボーカル、ギター、ベースを据え、ドラムはサポートを迎えて演奏を行っています。

今年3月27日には、活動拠点である福岡を離れた”渋谷WWW X”でワンマンライブを行うなど、ライブバンドとしての勢力も拡大中の彼ら。

ここからは、そんな人気上昇中のマルシィのメンバーや経歴、人気曲について解説していきます。

マルシィ-メンバー

マルシィ-メンバー

・うきょう(Vo./Gt.)

・shuji(Ba.)

・フジイタクミ(Dr.)

うきょう(Vo./Gt.)

マルシィのボーカルを務めるのはうきょうで、本名は吉田右京(よしだうきょう)です。バンド内のリーダー的存在でもあります。

作詞作曲は全て彼が担当しており、恋愛における心の弱さを描いたプラトニックな歌詞は、ティーン世代を中心に多くの共感を誘っています。

うきょうはYouTubeにRADWIMPSのカバー楽曲を多数アップするほどの野田洋次郎ファンで、曲作りにも彼の影響が表れています。

透明感のあるエアリーな歌声こそが彼最大の持ち味でもあり、そうした歌声は、失恋をメインテーマに歌うマルシィの楽曲群が内包する切なさを加速させています。

自分自身のことを「女々しいところがある」と過去のインタビューで語っていますが、そうした女々しさは、彼自身が過去に経験してきた恋愛の記憶によるものでしょうか。

shuji (Gt.)

マルシィでギタリストを務めるのはshuji

彼の音楽のルーツはX JAPANで、その影響でバンドを始めたといいます。

高校1年生の時にエレキギターを買ったことをきっかけに、ギタリストの血が騒ぎ始めました。

マルシィの楽曲でみられるギターフレーズには、X JAPANから影響を受けているものも多いそう。

フジイタクミ(Ba.)

マルシィのベーシストは、フジイタクミ

彼の奏でるベースラインは、失恋に起因するセンチメンタルな感情に優しく寄り添います。

shujiと同様に音楽のルーツはX JAPANで、初めて買ったベースもX JAPANのTAIJIモデルと、色濃くX JAPANの影響を受けていることが窺えます。

現在はかなり重めのマッシュヘアが非常に特徴的で、「マッシュヘアといったらフジイ」というイメージがファンの共通認識として定着していてもおかしくはなさそうです。

マルシィ-経歴

マルシィ結成直後から現在の3ピース体制への変遷

マルシィは、2018年に福岡で結成されました。

結成当初は現在とは異なるギタリストに加えドラマーも在籍しており、4ピースバンドとして活動していたマルシィ。

順風満帆にバンド活動が続いていくかと思いきや、進路の選択を迫られる時期に2名が脱退し、その後shuji(Gt.)と新ドラマーが加入。

昨年の9月にはドラマーが脱退し、現在のようにドラム不在の3ピース体制に至っています。

バンド知名度拡大の経緯

ストリーミング配信サービスでの楽曲配信を開始する前は、バンド界隈の音楽に深く精通するリスナー間でしか名前を知られていなかったマルシィ。

その期間は、マルシィの音源を聴くためにはYouTubeで彼らに辿り着くか、もしくはインディーズ音楽配信サービス「Eggs」でアクセスするくらいしか方法がありませんでした。

そんな状況が続く中、2020年5月31日にストリーミング配信サービスでの楽曲配信を開始したことをきっかけに、YouTubeにアップロードされたMusic Videoの再生数も右肩上がりに増加。

Music Video再生数の上がり幅は非常に顕著で、2019年4月公開の『Drama』にフォーカスすると、ストリーミング解禁前日(2020年5月30日)から7月28日までのたった2ヶ月間に90万回超から150万回超にまで再生数を急激に伸ばしています。

こうして、バンド界隈の音楽に精通したリスナーのみならず、“失恋ソング”や”ラブソング”といった間口でマルシィの楽曲にアプローチする人々の人口が急激に増えたことが、バンドの知名度向上にしっかりと結びついているのです。

メジャーデビューの決定

SNSによる口コミやストリーミング配信サービスでのチャートインなどをきっかけに、存在感を増し続けてきたマルシィ。

そんな彼らは2022年3月27日に渋谷WWWXにて行ったワンマンライブで、ユニバーサルミュージックより6月1日にメジャーデビューすることを発表しました。

メジャーデビューのタイミングでリリースする1stアルバム『Memory』には、『プラネタリウム』や『花びら』、最新シングルの『最低最悪』を含む全10曲が収録されます。

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