2021年、TVアニメ「約束のネバーランド」のエンディングテーマ「魔法」で注目を集めたMyuk(ミューク)。
柔らかく、強さを秘めた歌声が魅力的なアーティストです。
今回は、そんなMyukのプロフィールや魅力、経歴、おすすめ曲などを紹介していきます。
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目次
Myukのプロフィール
- 本名:熊川みゆ(漢字は不明)
- 生年月日:2001年2月4日
- 出身地:熊本県
- 所属レーベル:ソニー・ミュージックアソシエイテッドレコーズ
Myukは元々、熊川みゆという名前でシンガーソングライターとして活動していました。
それまでは自身で作詞・作曲を行い、アコースティックギター主体で弾き語るスタイルだった彼女。
しかし、Eveとの出会いをきっかけに、音楽の表現の幅を広げるために、Myukとして新たな一歩を踏み出したのです。
Myukとは、スウェーデン語で「やさしさ」「やわらかさ」という意味の”Mjuk”と、本名のMiyu Kumagawaを組み合わせた造語。その由来に相応しい優しく柔らかい声と音楽は、心にそっと寄り添ってくれます。
Myukの魅力
Myukの最大の魅力といえば、その唯一無二の歌声です。
柔らかくて、優しくて、そよ風に撫でられているかのような心地よさ。それでいて、時にパワフルさも兼ね備えて感情を揺さぶる声。
そんな歌声に惹きつけられてファンになった方も多いことでしょう。
Myukとして活動するようになり、その天性の歌声がさらに引き立っているように感じられます。
また、オリジナル曲のすばらしさもさることながら、多くのカバーをYouTubeに上げているので、Myukのことをあまり知らない人でも、Myukの世界に入っていきやすいのも魅力。
有名曲のカバーも多いですが、どれもMyukの歌として自分の色がよく出ていて、Myukらしさを存分に堪能できるので、ぜひ好きな曲がないか探してみてください。
Myukの経歴
作曲を始めるまで
Myukが歌を始めたのは、小学生の頃。祖父の勧めで小学校1年生から6年生まで民謡を習っており、その実力はなんと全国大会に出場するほどでした。
透明感のあるMyukの歌声は、民謡のイメージとはかけ離れています。しかし、意識して聴いてみると、細かい節回しなど、民謡で培った技術が活きているのが感じられるのではないでしょうか。
6年生で民謡を辞めると、今度はアコースティックギターを始め、ポップスを歌うようになりました。さらに作曲も開始。アコギやスマホのアプリを使いながら、楽曲を生み出していきます。
こちらがMyukが初めて作った「あの日夢を」という曲。アコギが印象的な、優しく切ない楽曲です。
当時影響を受けていたのは、YUIや絢香といったシンガーソングライターや、エド・シーランやテイラー・スウィフトなどの洋楽アーティスト。
熊川みゆ時代のアコギの弾き語りというスタイルはまさに王道シンガーソングライターですし、時折織り込まれる英詞や、柔らかい歌声の内に秘めた力強さは洋楽を思わせます。小中学生の多感な時期に触れた音楽を吸収して、Myukは自分のスタイルを確立していったのです。
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音楽活動開始
そして、熊本で行われたチャリティーイベントでその歌声を見出されると、15歳にしてサーキットイベントHAPPY JACKに出演。
さらにオリジナル曲の配信もスタートと精力的に活動し、Spotify、J-WAVEでのフックアップや、18歳でFUJI ROCK FESTIVALなどにも出演するなど、順調に成果を上げていきます。
オリジナル曲は、YouTubeにフルで上がっているだけでも8曲あり、どれも聴いていて心地良い曲ばかりです。穏やかなバラードから体を揺らしたくなるようなリズムの楽曲まであるので、チェックしてみてください。
熊川みゆからMyukへ
転機は2020年。MyukのもとにTVアニメ「約束のネバーランド」のエンディングテーマを歌うという話が舞い込み、Eveによる書き下ろし楽曲「魔法」を歌うことに。これがMyukにとって初の、他人が作った楽曲を歌う経験でした。
この出会いにより、音楽表現の深さを感じた彼女は、表現の幅を広げるため、シンガーソングライター熊川みゆではなく、Myukと名義を変えてソロプロジェクトで活動していくことを決意します。
そして、2021年に発表されたデビュー曲「魔法」は3つのMVがYouTubeで合わせて500万再生越えと大ヒット。Myukにとって大躍進の年となりました。
デビューしてまだ1年、これから新たに表現の幅を広げていくであろうMyuk。今後の活躍が楽しみです。
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Myukのおすすめ曲
魔法
フジテレビ‟ノイタミナ”のアニメ「約束のネバーランド」Season2のエンディングテーマであるこの曲は、Myukとしてのデビュー曲でもあります。
人気アニメである「約ネバ」のエンディングテーマであることに加え、Eveが作詞・作曲を手がけたことでも話題を集め、Myukの名を世に知らしめるきっかけとなりました。
それまでは自身で作曲をしていたMyuk。初めての提供曲へのチャレンジでしたが、熊川みゆ時代の曲とはまた違った一面が見られる一曲になっています。
そっと優しい光で照らしてくれるようなMyukの歌声と、夢の中でまどろむサウンド。歌詞から目の前に浮かぶのは、幻想的な景色。耳馴染みが良いのに、時折強くにじみ出る感情が心を揺さぶるMyukの歌声が存分に活かされた楽曲です。
また、この曲のMVは、Waboku × A-1 Pictures+Eve&MyukによるアニメMVプロジェクト「BATEN KAITOS(バテンカイトス)」の第一弾でもあります。
Waboku と A-1 Picturesが担当したMVは、ストーリー仕立てのアニメ作品。その世界観や物語は思わず見入ってしまうほど壮大で、まるでひとつの映画を観たような気分を味わえます。
物語は始まったばかりということで、このMVだけだとまだストーリーには謎が残ります。現在は第二弾の「シオン」まで出ているので、併せてストーリーを追ってみてはいかがでしょうか。
実は、「魔法」のMVはこのBATEN KAITOSのバージョンに加え、「約束のネバーランド」とのコラボMVやリリックビデオ、さらにはAcoustic versioまで、いくつも動画が上がっています。音楽面でも映像面でもいろいろな楽しみ方ができるので、ぜひそちらもチェックしてみてくださいね。
シオン
TVアニメ「NIGHT HEAD 2041」のエンディングテーマ。
こちらも「魔法」に引き続きEveによる作詞・作曲で、「BATEN KAITOS」の第二弾の楽曲となっています。
曲名になっているシオンとは、紫苑という花のことです。紫苑の花言葉は「君を忘れない」「追憶」。「思い出して 未だ見ぬ世界で」というサビの歌詞にもあるように、永遠に君を忘れない、忘れたくないという想いが、Myukの温かい歌声に乗せて紡がれます。
また、MVも注目ポイントのひとつ。回想から始まるこのMVでは、前作「魔法」で出てきた少女の過去について明かされます。穏やかな曲調とは裏腹に、ストーリーは不穏な空気が漂っている場面も。つい何度も見返して、考察したくなってしまいます。
「魔法」がプロジェクトの第一弾、「シオン」が第二弾ということで、まだ物語は続きます。この後の展開が気になるところですが、第三弾以降を期待して待ちましょう。
星に願いを
Myukの3つ目のシングル「星に願いを」。
ピアノとストリングスに切ないメロディーを乗せたバラードソングです。
君が隣にいなくなってしまって寂しい、でもいつかは前を向くんだという気持ちが歌われた歌詞は、優しく包んでくれるMyukの声質にぴったり。
独り言を呟くようなAメロから始まり、徐々に願うように想いを表出させていく歌声に、切ない気持ちにさせられます。
「星に願いを」というタイトルからは夜が連想されますが、MVで描かれているのは雲一つない青空。物憂げな少女と対比するかのような快晴は、むしろ寂しさを引き立てます。
これまでの神秘的なところのある2曲と比べると、より身近で共感できる一曲といえるでしょう。
まとめ
いかがだったでしょうか?
Myukの歌声の魅力が伝わっていたら幸いです。
2021年にデビューと、まだまだMyukの活動は始まったばかり。今後の彼女の活躍に、注目していきましょう!
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