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神谷志龍の魅力
神谷志龍が令和のネガティブモンスターと呼ばれる所以
「令和のネガティブモンスター」と神谷志龍が呼ばれている理由は、彼の作る歌詞にあります。
「ネガティブ」とつくように、彼が作る歌詞は全て暗い内容のものとなっています。
この歌詞の内容について、神谷志龍はTwitterにて「心の暗い部分を音楽にしている」事を明かしています。
はじめまして。心の暗い部分を音楽にしている人間です。孤独感や疎外感、猜疑心、希死念慮を抱えた音楽を作っています。世の中に多くある光のような音楽とは相反した日陰者の音楽です。もしよければ一度聞いてみてください。少しでも良ければフォローと拡散をしてほしいです。力を貸してください。 pic.twitter.com/saPH6D4sIU
— 神谷志龍 (@kamiyashiryu) February 26, 2022
また同じくTwitter内にて、実は複数の精神疾患を抱えている事が明かされています。
「そんな自分にしか作れない音楽があると思っている」とも語られており、神谷志龍の歌詞が彼の心の暗い部分からできている事が想像できるでしょう。
神谷志龍自身の根底にあるものを吐き出すように作られているからこそ、聴く者の心を突き刺す強いメッセージ性・共感性を持った歌詞となっているのでしょう。
実は元ボカロPである
神谷志龍として活動する前は、万玄斎として活動していた神谷志龍。
実はこの万玄斎と同時期に、「プロペリン」の名でボカロPとしても活動していました。
デビュー当初から、1万回再生は必ず超える人気曲をいくつも輩出。
3曲目となるオリジナル楽曲「明日世界が滅ぶなら」で初の殿堂入りも達成します。
本楽曲はその後も再生回数を延ばし続け、2022年8月現在は34万回再生を超える大人気楽曲となっています。
「音の使い方がすごい」「リズムがいい」といった感想が寄せられている楽曲が多く、当時から作曲家として高いセンスを持っていた事がわかります。
歌詞の内容もほの暗くネガティブ寄りなものとなっており、神谷志龍の音楽家としての方向性もある程度出来上がっていたように感じられます。
神谷志龍の音楽の原点ともいうべき時代でしょう。
歌い手・ウォルピスカーターは古い音楽仲間
神谷志龍と対談しました
がらにもなくいい話してる もっとカスみたいなこと言えばよかった https://t.co/weJmQJ56BL— ウォルピスカーター (@wolpis_kater) March 23, 2022
万玄斎名義の頃から神谷志龍と付き合いがある、歌い手のウォルピスカーター。
実はウォルピスカーターがネットを始めてからのなかで、一番古い友人が神谷志龍である事が明かされています。
周囲の者が音楽を仕事にする事を諦めていくなか、「自分達は音楽で食っていこう」とお互いに言い合い、2人で今の道に進んだとの事。
神谷志龍からウォルピスカーターへの楽曲提供が多かったりするのも、「節目の仕事のときは絶対に一緒に曲を作ろう」と話していた事が理由となっているようです。
盟友と呼ばれる事が多い2人。これからも2人で一緒に活動する機会は多いと思われます。
神谷志龍にハマッた方は、ぜひウォルピスカーターの活動もチェックしてみましょう!
神谷志龍のオススメ楽曲
独白
神谷志龍名義で公開された最初の楽曲。神谷志龍のMVの中で、一番再生回数がある人気楽曲でもあります。
公開日は2019年9月1日です。
神谷志龍いわく、「他人を淘汰し続けた結果、一人ぼっちになってしまったという楽曲」とのこと。
彼自身が持つ「人間関係リセット癖」をもとに制作された楽曲だといます。
ダークな歌詞でありながらどこか切なさも感じる1曲となっており、その哀愁のある雰囲気が人間関係を苦手とする人の複雑な心境を表現しているようにも感じられます。
神谷志龍の高い作曲作詞センスを感じられるデビュー作です。
楽園へ
神谷志龍、3曲目のオリジナル楽曲。
公開日は2020年1月27日です。
本作は、曲名通り「楽園」を題材とした1曲です。
神谷志龍いわく、「楽園があるなら、そこへ連れて行ってくれよ」という身勝手な思いを歌った楽曲だといいます。
苦しい人生を行く人が楽園を求める心情を歌った歌詞には、神谷志龍がいう「心の暗い部分」をえぐろうとするかのような鋭さが感じられます。
ゆったりとしたテンポに反して、リズミカルに歌われる歌詞やバックコーラスも本作のダークさを増長させている理由でしょう。
令和のネガティブモンスターである神谷志龍の感性を、深く感じられる1曲です。
美しき無常
1st アルバム「GHOST AID」の収録曲として制作された楽曲。
配信版のアルバムリリースから1ヶ月後の12月24日に、YouTubeにてMVが公開されました。
いつか死んでしまうのに家族や友愛などいろいろなものを育もうとする、「人間の行動理念の美しさ」から作られたという本作。
生きたいと思いながらも、上手く生きる事ができず死ぬ事ばかり考えてしまう、そんな人間の心情を綴った1曲となっています。
叫ぶようにくり返し歌われるサビの「死にたくて」や「生きたくて」は、神谷志龍の生きる事に対するまごうことなき本音が込められているように感じられ、胸が熱くなるものがあります。爽やかで前向きな雰囲気のある曲調からも、「本当は生きたい」という生への思いが感じられ、切ない気持ちにかられます。
神谷志龍の切ない素直な本音に、心揺さぶられる1曲です。
まとめ
以上、神谷志龍の紹介でした!
YouTubeやSNSを中心に活動を続ける、神谷志龍。
これからも、彼にしか作れない楽曲を生み出し続けてくれる事は確かでしょう。
ライブなどの大きなイベント活動が行われる日も、そう遠くはないかもしれません。これからの神谷志龍の活動に注目です!