【ADOR(アドア)】所属アーティストの魅力や経歴を徹底解説

【ADOR(アドア)】所属アーティストの魅力や経歴を徹底解説

韓国で若者を中心に絶大な人気を集めているアーティスト、NewJeansが所属する事務所・ADOR(アドア)

あのBTSが所属するHYBE(ハイブ)系列の事務所として知られており、CEOを務めているのはK-POPでもかなりの凄腕プロデューサーです。

今回は、NewJeansが所属するADORについて、その誕生の経緯や所属アーティストについてご紹介します。

ADORとは?


ADORは、韓国の芸能事務所で正式名称をAll Doors One Roomと言います。

ADORは、ご存じBTSTOMORROW X TOGETHERが所属するHYBE(旧:Big Hit Entertainment)傘下の独立事務所です。

BTSの人気が出る前、K-POPではSMエンタテインメント、YGエンターテインメント、JYPエンターテインメントの3つの事務所が“韓国3大事務所”として、そこに属するアイドルやアーティストがK-POP界を牽引してきました。BTSがトップアーティストになってからはHYBEもそこに加わり、“韓国4大事務所”が確立したのです。

そんなHYBEの元で2021年に新たに誕生したADOR
ADORのCEOを務めるのは、過去にSMエンタテインメントのクリエイティブディレクターを務めていたミン・ヒジンです。

ADOR誕生の経緯


では次に、ADORが設立された経緯についてご紹介します。

2021年11月に、同じHYBEの子会社で、ガールズグループ・LE SSERAFIMが所属するSource Music傘下の部門が分割されました。その部門をHYBEが買収し、HYBE傘下の新しい事務所としてADORが誕生した、という流れです。

CEOのミン・ヒジンはもともとSMエンタテインメントのクリエイティブディレクターとして少女時代SHINeeEXOなどのコンセプト設計を担当してきました。

その際のヒットの功績から、ミン・ヒジンは韓国で“K-POP界のミダスの手(ギリシャ神話のミダス王が、手に触れたものすべてを黄金に変える力がある)”と呼ばれていました。

また以前から“自分が望む音楽を世に送り出すために独自のレーベルを設立することを望んでいた”とインタビューで語っていたミン・ヒジンは、それが叶う最短距離として、HYBEへの入社を選んだのです。

HYBEのCBO(ブランド統括者)としての業績が評価され、ミン・ヒジンは2021年11月12日、ついに新しい事務所・ADORを設立することを正式に発表しました。

ミン・ヒジンはADORについて「自主性を担保してスタートしたレーベル」とし、彼女自身の世界観を強く表現した独自性の高い事務所を作り上げたのです。

当時、韓国のアイドルファンからは“あのミン・ヒジンが独立した事務所を作った”と大きな話題になり、そのコンセプトやデビューメンバーの予想までされていたほどでした。

ADOR所属のアーティスト

NewJeans


NewJeansは、ファッションアイテムのジーンズのように、時代を問わず老若男女に愛される“時代のアイコン”になるという願いが込められたガールズグループです。

メンバーはミンジ、ハニ、ダニエル、へリン、へインの5人。
ハニはベトナムとオーストラリア国籍、ダニエルはオーストラリアと韓国のハーフと、多国籍なグループとしても知られています。

NewJeansのメンバーは、おもにオーディション合格者を含むSouce Musicの練習生で構成されています。
2019年にHYBEとSouce Musicが合同で主催し、世界16都市で開催された「PLUS GLOBAL AUDITION(プラスグローバルオーディション)」

このオーディションは日本(札幌、東京、大阪)でも開催され、K-POPアイドルを夢見る“金の卵”たちが多数参加しました。
オーディションではミン・ヒジンが直接キャスティングを完了させ、合格者はSource Musicの練習生としてトレーニングを受けました。
そしてADORが誕生するとき、オーディション合格者を含む5人の練習生がNewJeansのメンバーに選ばれ、Source Musicから移籍しデビューを果たしたというわけです。

NewJeansはその後の準備期間を経て、2022年7月22日にグループ名と、デビュー曲「Attention」のミュージックビデオを、一切の事前情報なしで公開しました。
通常のK-POPアイドルグループは、デビューの数カ月前からグループコンセプトやメンバーのティーザー写真を順番に公開し大衆の興味を集める手法を取っていましたが、この斬新なNewJeansデビュー戦法で、世間は彼女たちの虜になりました。

NewJeans「Ditto」「OMG」「Hype Boy」「Super Shy」などキャッチ―な楽曲を次々と発表し、好成績を収め続けます。
またNewJeansといえば昨今のガールズグループとは少し違う、ノスタルジックなミュージックビデオ、衣装は制服にジャージ、ナチュラルメイク…と、どこか懐かしさを感じさせるような雰囲気が特徴です。

ミン・ヒジンはNewJeansのコンセプトについて、“高校時代どこかですれ違ったような、思い出の中の少女”とインタビューで語っています。
実際に「Ditto」のミュージックビデオで、制服を着たメンバーたちが学校の廊下や屋上で過ごすシーンは、視聴者の学生時代が思い起こされるような雰囲気に仕上がっています。

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新たなコンセプトを発信し続けるADOR


K-POP界に常に新しい風を呼び込むミン・ヒジンが手掛ける新しい事務所・ADOR。

所属するアーティストのNewJeansは話題性は十分ですが、注目すべきは今後の新しい展開と発展です。
ミン・ヒジンであれば、私たちを飽きさせない“K-POPの新しい成功の法則”を提案し続けてくれることでしょう。

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