2PM ー 【メンバー徹底解説】プロデューサー業から俳優業まで多方面で大活躍する異才揃い!

2PM ー 【メンバー徹底解説】プロデューサー業から俳優業まで多方面で大活躍する異才揃い!

野獣ドルというコンセプトのもとデビューし、今年で活動13年目の2PM(トゥーピーエム)

デビュー当時のエネルギッシュな男らしさから、年を重ねた現在はダンディな男らしさという新たな魅力が生まれています。

アイドル活動だけに留まらずプロデューサー業や俳優業など様々な分野で活躍している2PMのメンバーたち。

ここからは、メンバーたちの活動ぶりや特色をまとめていきます。

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Jun.K

  • 本名:キム・ミンジュン(김민준)
  • ポジション:メインボーカル
  • 兵役期間:2018/5/8~2020/1/2

ずば抜けた歌唱力

Jun.Kを語る上で欠かせないのはやはり歌唱力でしょう。

「歌が上手いと思うK-POPアイドルランキング」では必ずといっていいほどランクインするK-POP界随一の歌唱スキルの持ち主。

ミュージカルの出演経験も2度ありますし、2021年3月には『THE FIRST TAKE』にも登場しました。

マイクの距離を離しても声が通るほど凄まじい声量の持ち主なので、普通ならファルセットを使わなければ出せない高音のパートでも、声を張って地声で歌い上げる、ファンキーな歌唱技術に圧倒されます。

2PMの新たな魅力を引き出すプロデュース能力

デビュー以来、2PMのタイトル曲は主に事務所社長のJ.Y.Parkが手掛けていました。

特にデビュー当初は、野獣ドルというコンセプトにマッチするように電子音を使い、若さ溢れるエネルギッシュな楽曲が多かったです。

実は、JYPエンターテインメントではこうしたタイトル曲を決めるとき、いくつかの候補曲の中から選択するようなのです。

2015年に発売されたアルバム『NO.5』のタイトル曲には、Jun.Kが作詞作曲を担当した『My House(우리집)』が選ばれます。

電子音だけでなくアコースティックギターを用い、余裕のある大人のかっこよさという新たな2PMの魅力を引き出すことに成功。

また、曲調だけに留まらず、『HANDS UP』『GO CRAZY!(미친거 아니야?)』などでは、野獣ドルらしい起爆剤のような歌詞も多かったです。

ただ、『My House(우리집)』に関しては、「勢いではなく、しっかりと理性を持った主人公を描いた」と明かされました。

2PMの新たな魅力を引き出したJun.Kのプロデュース能力には、J.Y.Parkも「もう僕が作らなくてもいいだろう」と語るほど、大絶賛しています。

ニックン

  • 本名:ニックン・バック・ホルベチクル(Nichkhun Buck Horvejkul)
  • ポジション:サブボーカル、リードラッパー

語学力をソロ活動でも生かす

ニックンは、韓国語・タイ語・英語・日本語・中国語と5か国語を操る秀才です。学生時代はアメリカで過ごしたからか、中でも英語が一番リラックスできる言語だそう。

そのため、『Let It Rain』も、ソロミニアルバム『ME』の収録曲も、手掛けた楽曲は英語詞が多いというのが、ニックンが生み出す楽曲の特徴でしょう。

英語詞であるメリットは、やはり公用語としている国、日本のように第二言語としている国が多いからこそ、国を越えて歌詞を理解してもらえるという部分にあります。

現に、初のソロミニアルバム『ME』は日本・韓国・台湾・タイの4か国で発売されました。

幼少期を過ごしたタイの作品にも出演

  • タイのTwitterフォロワー数1位(2015年集計)
  • タイにて「アジアスーパースター賞」を受賞(2018年)

受賞歴や数字から、幼少期を過ごしたタイでも絶大な人気を誇っていることがうかがえます。

こうした人気ぶりは出演作品にまで及んでおり、『ブラザー・オブ・ザ・イヤー』というタイ映画は、現地にて累積興行収入2位(2018年度)に輝くほどの大ヒット作となり、「国民の彼氏」という異名を得るきっかけにもなったそうです。

また、『香港ラブストーリー』という香港が舞台のハリウッド映画でも主演を務める予定で、アジア圏はもちろんのこと、世界中にニックンの名が知れ渡るきっかけとなるかもしれません。

入隊したメンバーの帰りを待ち、グループを守り続けた

外国籍のニックンは、6人の中で唯一兵役の義務がありませんでした。

そのため、テギョンが入隊した2017年~ジュノが除隊した2021年までのおよそ4年間、ずっと完全体となるのを待ち続けていたのです。

こうした背景は、2021年に完全体となって発売されたアルバム『MUST』の収録曲『놓지 않을게(Hold You) 』のパフォーマンスでも垣間見れます。

まずステージ上の椅子に一人座るニックンが映し出されます。そしてイントロが始まると、除隊した順番に他のメンバーたちが登場し、全員が揃ってAメロに突入という展開になっているのです。

テギョン入隊前のアリーナツアーにて、「メンバーが留守の間、Hottest(ファン)に寂しい思いをさせないように…」と語ったニックン。

その言葉通り、メンバーが入隊していた期間を振り返ってみると、ソロデビューにタイでの俳優活動など…本当に精力的な活動ぶりを見せてくれていました。

長い間待っていたし、幸せだ。本当に涙が出そうな日だ。」というカムバックした際のニックンの思いと共にステージをみると、尚更目頭が熱くなってしまいます。

 

テギョン

  • 本名:オク・テギョン(옥택연)
  • ポジション:メインラッパー、サブボーカル
  • 兵役期間:2017/9/4~2019/5/16

ラップメイキングだけでなく作詞作曲まで

2PM唯一のメインラッパーであるテギョン。

ラップメイキングといわれるリリックづくりはもちろんのこと、1から作詞作曲全てを手掛けることも多いです。

彼には学生時代にジャズバンド部で活動していたというバックグラウンドがあるようで、現代の音楽だけでなく、幅広い音楽に触れてきたというのは自作曲で用いられる楽器からも感じられるはずです。

  • 『Traicion』:アコーディオン、クラシックギター、ミハルス(フラメンコで使用するカスタネット)
  • 『Promise(I’ll be)』:ホーン隊、バイオリン

様々な楽器音を使用することで生まれる楽曲の厚み、華やかさもテギョンのつくる音楽の特徴のひとつといえるでしょう。

幅広い役柄を見事に演じる

彼が出演したドラマの中から高視聴率を記録した作品をご紹介します!

『シンデレラのお姉さん』(2010)

最高視聴率23.2%。殻に閉じこもったヒロインさえも笑顔にさせる純粋な青年を演じました。本格俳優デビュー作とは思えないほど、優れた方言演技も注目を浴びたようです。

ちなみに、釜山出身のメンバーウヨンからも方言指導を受けたそう。韓国のコンサートでは2PMのメンバーが演じるパロディVerも公開されました。

『ドリームハイ』(2011)

最高視聴率18.6%。スターを目指し芸能学校に通う生徒たちを描いた学園ドラマで、現役アイドルテギョンにぴったりの配役ではないでしょうか!

音楽を題材にしているということもあり、週に1回はパフォーマンス練習やレコーディングもあったそうで、演技はもちろんのことダンスシーンやOSTもみどころです。

また、同じくメンバーのウヨンに、IU、元miss Aのスジなど本作でしか実現できないであろう豪華キャストも話題を集めました。

『本当に良い時代』(2014)

最高視聴率30.3% 。若くして双子の父親となった青年を演じます。

共演者の一人は、全50話と話数が多かったにも関わらず、完璧に台詞を覚えていたことに驚かされたとテギョンの才能を絶賛!

ちなみに本作で兄役だった俳優イ・ソジンとは、『三食ごはん』というバラエティ番組でも共演しました。

『ヴィンチェンツォ』(2021)

最高視聴率18.4%。テギョン出演最新作!日本では、NETFLIXで独占配信中です。

初めての悪役なのにも関わらず、ホッケースティックで人を殴ったり、殺人に手を染める場面などサイコパスなシーンを熱演し話題となりました。メンバーのニックン&チャンソンも特別出演しています。

純粋な青年から近年ではサイコパスな役柄まで見事に演じきる、その引き出しの幅広さが俳優テギョンの魅力ではないでしょうか!

ウヨン

  • 本名:チャン・ウヨン(장우영)
  • ポジション:メインダンサー、サブボーカル
  • 兵役期間:2018/7/9~2020/2/28

唯一無二の振り付けを生み出す

マイケル・ジャクソンに憧れ、アイドルを目指したウヨン。

2PMのメインダンサーとして高いスキルを持つのはもちろんのこと、個性的な振り付けを考える天才でもあります。

例えば、完全体となり初のタイトル曲『Make it』では袖捲りダンスと呼ばれる振り付けを取り入れたり、バラエティ番組ではバスケットボールを取り入れた振り付けを即興で披露し、話題となりました!

ただ、ステージの上では上がり症という一面もあるウヨン。

同事務所所属の後輩であるStray Kidsのメンバーにも「考えすぎたままステージに上がると、どんなパフォーマンスをしたか記憶になく、出番が終わってしまう」とアドバイスしていました。

ピアノを1から学んだウヨンがつくる楽曲たち

Jun.K、ジュノ、テギョンとデビュー以降次々と自作曲を発表していったメンバーたち。

そんなメンバーの姿をみていたウヨンもピアノのレッスンを受けたり、好きなジャズを楽曲に取り込むため、コード進行や作曲法についても1から学んだといいます。

だからこそ、ウヨンの生み出す楽曲ではピアノが重要な役割を果たしているようです。

  • 『彼女(Kanojo)』:イントロはピアノソロであると共に、アナログレコード特有のノイズ音をわざと加えている
  • 天の川 ~GALAXY~』:ダンスミュージックが中心な2PMでは珍しく、イントロからアウトロまでずっとピアノと歌のみで構成

ダンスナンバーが中心である2PMの楽曲は、鍵盤楽器と言えばキーボード音を使用するケースも多いですが、ピアノを習得したウヨンだからこそできる、クラシックピアノの音を生かした温もりのある楽曲が特徴です。

ジュノ

  • 本名:イ・ジュノ(이준호)
  • ポジション:リードボーカル、リードダンサー
  • 兵役期間:2019/5/30~2021/3/20

美しいファルセットの持ち主

Jun.Kは高音パートでも声を張って地声で歌い上げるのに対し、ジュノは美しいファルセットを使いこなします。

例えば、『Promise (I’ll be) -Japanese ver.-』という楽曲。サビを担当したのが、ジュノとJun.Kでした。

ジュノ:「望んでよ求めてよ答えるから

Jun.K:「1日の始まりを二人で

このフレーズは音程が同じなのですが、ジュノは「答えるから」を情緒溢れるファルセットで歌いあげる一方、Jun.Kは「二人で」を力強い地声で歌いあげるというように、2色の歌声を堪能することができるのです。

歌にダンスに二刀流

他のメンバーをみてもわかる通り、通常なら中心となるポジションは一つであることが多いです。

ただジュノに限っては、リードボーカル&リードダンサーと、歌もダンスも両方のスキルを持つ異才なのです。

特にダンスの記憶力はグループ1だと、他のメンバーからも太鼓判を押されるほど。

2021年、とある番組に出演した際には、除隊後間もなくブランクがあるのにも関わらず、ランダムにかかる2PMの曲に合わせ、完璧な振りを披露していました。

ステージ上のみならず、『色男ホ・セク』という映画でも彼の華麗な舞を堪能することができますよ。

自作曲の数はグループ1

2020年に発表された「最も著作権のある男性K-POPアイドル」にて、10位にランクインしたほど、多くの自作曲を手掛けてきたジュノ。

この順位は2PMメンバーのなかでも、最上位です。

ジュノの作曲スタイルはというと、MIDIが付いたキーボードを用い、その機械のなかに入っているスケールにコードを加えたり、アレンジを加えたりして、仕上げていくことが多いそう。

例えば『원점으로 (Zero Point) 』という楽曲は、Cスケール(ドレミファソラシド)という白鍵でメロディーが構成されている、シンプルなつくりです。

ただ、サビの終わりにはスケールから外れたFm7というコードを加えています。

このようなコード進行には、聴き手の胸をくすぐる効果があるとされており、改めてジュノのアレンジ力には驚かされます。

数々の話題作で主演を務める

演技ドルを越え、一人の俳優としてひっぱりだこなジュノは多くの話題作で主演を務めています。以下が、彼が主演を務めたドラマです。

『ただ愛する仲』(2017)

同じ事故に遭った二人が奇跡的な再会を果たし、支えあって生きていく模様を描いたロマンスドラマ。

傷を抱える役を演じるからこそ、部屋を暗くしたまま生活したり、会話する機会を減らしたりなど、徹底した役作りも明かしました。

『油っこいロマンス』(2018)

中華料理店のシェフ役。役作りのためにプロのシェフから1ヶ月半学んだ鍋さばき&包丁さばきは必見です!

『自白』(2019)

父の無実を証明しようと奮闘する弁護士役。厳しい食事制限に、難解な法律用語を学ぶなど、本作でも身なりから言い回しまで徹底した役作りぶりを明かしています。

ちなみに、2021年には除隊後初主演ドラマとなる『袖先赤いクットン』という時代劇が韓国にて放送予定です。

真骨頂である、ロマンスストーリーに宮中という要素が加わることで、また俳優ジュノの新たな魅力が生まれること間違いなし!

チャンソン

  • 本名:ファン・チャンソン(황찬성)
  • ポジション:サブラッパー、サブボーカル
  • 兵役期間:2019/6/11~2021/1/5

モダンダンスが得意

モダンダンスは、ダイナミックな動きに対応できる「軸」が重要なポイントとなるそうです。

実はテコンドー経験のあるチャンソン。テコンドーで培った安定感が、モダンダンスを取り入れたパフォーマンスでも生かされており、そのステージはファンからも好評を得ています。

ライブでは必ずモダンダンスを披露すると公言しているため、モノトーンの衣装で、舞台全体を使ったパフォーマンスは、もはやチャンソンのステージの定番!

現に2018年に行われたソロライブでも、オープニングで無音×モダンダンスを披露していました。

デビュー前からドラマに本格出演

2PMメンバーのなかで唯一、練習生時代からドラマへの本格出演を果たしていました。近年の出演ドラマはこちらになります。

『キム秘書はいったい、なぜ?』(2018)

エリート社員である一方で、徹底したドケチぶりという秘密を抱える、2面性のあるキャラクターを見事に演じています。

実は、チャンソンが演じた役は原作漫画では深く描かれておらず、エリート×ケチという性質は自ら提案し、生まれたそうです。

『だから俺はアンチと結婚した』(2021)

芸能事務所社長を演じました。一途に思いを寄せる女性には他に好きな異性がいるという葛藤の多い難役です。

スター役を演じた俳優チェ・テジュンは、歌やダンスに挑戦することが初めてだったそうで、チャンソンの存在が大きな支えになったとも語っています。

どの作品でも、圧倒的な存在感でストーリーをさらに盛り上げるチャンソンです。

2021年、約5年ぶりに日本へ帰ってきた!

韓国人男性には兵役の義務が課されており、2PMの場合は完全体となるまで約4年かかりました。

ただ、その間もメンバーたちはグループ名を背負いながら個人での活動に力を尽くしていたため、2PMの人気は高いままです

現に、5年ぶりにリリースされたアルバム『MUST』もiTunesチャートでTOP10入りを果たしたり、タイトル曲『Make it』MVの再生回数も既に2800万回を超えていたり、好発進ぶりをみせています。

また、2021年9月29日には、Mステでも披露された『僕とまた』を含むミニアルバム『WITH ME AGAIN』をリリースし、日本での活動も本格的に再始動させるようです。

完全体となって間もないのにも関わらず、空白期間を感じさせない、彼らの精力的な活動ぶりに益々期待が高まりますね。

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