カン・ダニエル Wanna One出身の超人気アーティスト! 登場から日本デビューまでを徹底解説

カン・ダニエル   Wanna One出身の超人気アーティスト! 登場から日本デビューまでを徹底解説

個人事務所開設

Wanna Oneは期間限定のグループだったため、2019年1月に開催されたラストコンサートをもって全ての公式活動を終了しました。コンサートはデビューショーケースが行われた高尺(コチョク)スカイドームで開催され、ファンのみならずWanna Oneと共演した芸能人たちも集まり、解散を惜しみました。

Wanna Oneは様々な芸能事務所の練習生が集まって作られたグループだったため、解散後は再び練習生に戻ったり、ソロ活動を開始したりとそれぞれの道を歩み始めており、カン・ダニエルもデビュー前から所属していたMMOエンターテインメントの練習生に戻っています。

しかし2019年1月31日、カン・ダニエルは所属していたMMOエンターテインメントとの契約を終了。Wanna Oneで共に活動してきたユン・ジソンと共に新たな事務所LMエンターテインメントに移籍しました。

しかし、2019年3月にカン・ダニエルがSNSアカウントの譲渡要請を巡り事務所と対立しているというニュースが報道され、本人も公式ファンカフェで「僕はLMエンターテインメントと紛争中にあります」と発表、ファンを驚かせました。

通常、TwitterやInstagramなどはアイドル個人名義で開設されるのですが、SNS上でのトラブルを避けるために事務所が管理していることも多く、カン・ダニエルのInstagramも事務所が管理していたようです。カン・ダニエルは、SNSの名義を自身に譲渡してほしいと事務所にお願いしたのですが、これが却下されたとのこと。

さらに、アカウントの譲渡問題だけではなくLMエンターテインメントがカン・ダニエルに事前の同意を得ないまま、専属契約上の各種権利を第三者に有償で譲渡するという契約違反まで起こり、法廷闘争へと発展する事態になりました。

こうなると問題が解決するまでにはかなりの時間を要することになります。そこで、カン・ダニエルはこの間もソロ活動ができるように「専属契約効力停止仮処分申請」をソウル地方裁判所に提出。裁判所はこれを認め、カン・ダニエルはLMエンターテインメントに所属しながらも個人活動ができるようになったのです。

2019年6月、カン・ダニエルはSNSでライブ配信を行い、個人事務所「KONNECTエンターテインメント」を設立したことを発表し、念願のソロデビューが決定したこともファンに報告しています。

また、別の日には音楽以外の活動を専門的に行うために個人事務所とは別に「株式会社KD」を設立し、カン・ダニエルが代表取締役になったことも発表されました。Wanna Oneの活動から一転、さまざまな問題を乗り越えたカン・ダニエルですが「道がないなら作ればいい」と次々に新たな計画を発信し、少しも歩みを止めない姿を見てK-POP業界をトップで走り続けるアイドルにふさわしい人材だと改めて気付かされました。

MEMO

LMエンターテインメントとの紛争は2019年9月にカン・ダニエルがLMエンターテインメントとの専属契約を解除するという形で終結しています。

ソロ活動開始


2019年7月25日、ついにカン・ダニエルがソロデビューアルバム「color on me」を発売し、歌手活動を開始しました。タイトル曲の「What Are You Up To」は、アルバム発売直後から韓国の音楽配信サービスで1位を記録し、アルバムの収録曲全てがリアルタイムランキングで100位以内にランクインしています。

MEMO

「color on me」は初動売上が46万枚を突破するなど、グループが多いK-POP業界においてソロ歌手としてここまでの結果を残せるのは異例のことでした。

その後は今までの空白期間を埋めるかのようにCMへの出演やラジオのパーソナリティーなど音楽以外の仕事もこなし、2019年11月にはデジタルシングル「TOUCHIN’」で約4ヶ月ぶりのカムバックを果たすと、ベトナムで開催された「2019 Asia Artist Awards」で「AAAポテンシャル賞」「スター15人気賞」「ベスト・イモティブ賞」の3冠を達成。カン・ダニエルは「険しい道を歩いてきましたが、いつもファンがいてくれたおかげでここまで来れたと思う」とファンに感謝を伝えています。

うつ症状・パニック障害で休業へ

しかし、カン・ダニエルは笑顔の裏で想像も絶するほどの誹謗中傷と戦い続けていました。「PRODUCE 101 SEASON2」に出演していたときからインターネット上には心ない書き込みが投稿されており、それは自身のトラブルや恋愛問題などのプライベートなことまでに及んでいます。所属事務所は「厳しく法的措置を取る」と何度も訴えていましたが、その声が止むことはありません。

そして2019年12月、カン・ダニエルは自身のファンコミュニティに「本当に辛いです。誰かが助けてほしいです」と心の叫びを書き込みました。韓国では誹謗中傷により自らの命を絶ってしまう芸能人も多く、最悪な事態を想像したファンが「誰かカン・ダニエルの元に行ってあげて!」「今は1人ではなく、誰かと一緒にいたほうがいい」とSNSに相次いで書き込みを行っています。

その後、事務所はホームページにカン・ダニエルの公式的な休養を宣言。うつ病とパニック障害の診断を受けたことも併せて発表され、現在は事務所の職員や家族と共にいると伝えられました。

芸能界復帰


カン・ダニエルが復帰したのは2020年3月のことです。初の単独リアリティ番組の放送が開始され、久しぶりにカン・ダニエルの姿がファンに届けられました。さらに、1stミニアルバム「CYAN」が発売され、日本、インドネシア、オーストラリアなど12の地域でiTunesのK-POPアルバムチャート1位に輝き、いかにカン・ダニエルが世界から注目されているのかを窺い知ることができました。

その後もカン・ダニエルは音楽活動に打ち込み、自身のアルバムコンセプトである「色」に関連したミニアルバムを発売しました。2ndミニアルバム「MAGENTA」は熱い夏を、3rdミニアルバム「YELLOW」は、明るいイメージの裏に隠れた警告や危険といったイメージを表現し、カン・ダニエルでしか見せられない色を届けました。

また、音楽活動以外にも様々な挑戦を行なっています。以前からバラエティ番組やCMなどにも数々出演してきたカン・ダニエルですが、警察学校での生活を描いたドラマ「キミと僕の警察学校」で俳優デビューしました。以前から「俳優として活動する予定はないのか?」と声をかけられていたそうで「ドラマの台本を読んで挑戦したくなった」と語っており、今後も演技の仕事に関わるかもしれません。

この記事をシェアをしよう!

この記事を書いた人

この記事に関連するタグ

関連記事

新着記事