Wanna One(ワナワン) 活動期間512日! 奇跡の再集結を果たした伝説のグループとは?

Wanna One(ワナワン) 活動期間512日! 奇跡の再集結を果たした伝説のグループとは?

2021年11月、世界中を1つのニュースが駆け巡りました。それは、2018年に惜しまれながら解散したモンスターグループ「Wanna One(ワナワン)」のメンバーたちが再び集結し、コンサートやアルバムの制作などの計画を検討しているというニュースでした。

このニュースは韓国だけではなく日本や世界に広がり、再結成を望んでいたファンたちはSNSに過去の映像や画像を次々と投稿して盛り上がりを見せました。なぜ1つのグループが再結成するだけでこれほどまで世界が沸いたのか、Wanna Oneとはどんなグループだったのか。彼らの足跡を辿ってみましょう。

Wanna Oneって、どんなグループ?


Wanna Oneは、オーディション番組「PRODUCE 101(プロデュースワンオーワン) SEASON2」から誕生した11人組ボーイズグループです。グループ名は番組の「101」が由来となっており「メンバーとファンが1つになる」という意味が込められています。

MEMO

ファンクラブ名は「WANNABLE(ワナブル)」で「Wanna One」と英語の「able」が合わさった言葉です。「すべてのことを一緒に叶えていく」という意味が込められており、ファンから募集した中から選ばれました。

Wanna Oneが誕生した番組「PRODUCE 101 SEASON2」は、2017年4月から2017年6月まで放送された公開オーディション番組で、前作のSEASON1でデビューを掴んだガールズグループ「I.O.I(アイオーアイ)」が人気になったこともあり、放送開始前から視聴者の期待が高い番組でした。

この番組では視聴者一人一人が「国民プロデューサー」となり、自分の推しである練習生に投票を行います。自分の1票が練習生の人生を左右してしまうかもしれないという視聴者参加型のシステムや、完璧な状態でデビューすることが当たり前のK-POPアイドル業界で、仲間と切磋琢磨しながら成長していくアイドルを応援することによって「自分がアイドルを育てている」という気持ちが味わえる番組構成に、世界中から国民プロデューサーが集まりました。

나야나 (PICK ME)

「PRODUCE 101」が注目されたのは番組構成だけではなく、練習生の選出にもあると感じました。通常はどこかの事務所に所属している練習生が参加するのですが「PRODUCE 101」は事務所に所属していないフリーの練習生や、既にアイドルとして活動しているグループが練習生の立場に戻って参加したりと、さまざまな環境で生活してきたメンバーが登場しています。

番組ではさまざまな審査が行われ、最終投票によって101人の練習生の中から選ばれた11人が「Wanna One」として2017年8月に晴れてデビューとなりました。

 

デビューショーケースから桁違いの人気


2017年8月7日にデビューしたWanna Oneは、同日にデビューショーケースを行いました。場所はソウルにある高尺(コチョク)スカイドームで、デビューしたばかりのアイドルがショーケースを行う会場としては異例の規模です。

しかし、Wanna Oneの公式ファンクラブでは1人1枚しかチケットが申し込めなかったにもかかわらず販売開始前からサイトが繋がりにくい状況になり、先行販売と一般販売を合わせた2万枚のチケットが即完売状態になりました。

その人気はすぐに結果として現れました。デビュー曲「Energetic」は、音楽番組で1位を総なめにし、3週間で15冠を達成すると2017年11月に開催された「2017 Mnet Asian Music Awards」では賞の常連だったEXOを抑えて男性グループ賞を受賞。このときWanna Oneはデビューして4ヶ月しか経っておらず、彼らが成し遂げてきた功績がどれほどのものだったのかが窺い知れます。

Wanna Oneは音楽番組や授賞式でさまざまな賞を受賞しており、デビュー4ヶ月で手にしたトロフィーは31個。気の遠くなる時間をかけてやっとの思いで1位を掴み取ったアイドルも数多く存在する中で、Wanna Oneはあらゆる賞を総なめにしたのです。

残された時間は1年半


2018年にはワールドツアーも行い、まさに飛ぶ鳥を落とす勢いだったWanna Oneですが、彼らには活動のリミットがありました。Wanna Oneを作り出した「PRODUCE 101」で集まった練習生は、全員が同じ事務所に所属しているわけではありません。さまざまな事務所の練習生が集まってWanna Oneメンバーになっています。

そのため、デビュー前から「活動期間は1年半である」ということが決定しているのです。番組を見てきたファンは解散することを承知で応援しているのですが、活動終了が近づくとファンからはWanna Oneの活動延長を望む声が多くあがりました。

実際に活動延長をするかどうか、各メンバーの所属事務所が集まって協議を重ねたそうですがWanna Oneの活動延長は実現せず、人気絶頂の状態での解散が決まってしまいます。2018年12月31日の契約終了日には、Wanna Oneメンバーに感謝を伝えるメッセージがSNSに投稿され、リアルタイム検索ワードに登場するほど多くの言葉が溢れました。

Wanna Oneは2019年1月、デビューショーケースを行った高尺スカイドームで最後のコンサートを行いました。このコンサートは4日間に渡って行われ、世界中から8万人ものファンが集まったそうです。

奇跡の再結成


Wanna Oneの活動終了から約3年後の2021年11月、Wanna Oneが「MAMA(Mnet ASIAN MUSIC AWARDS)」に参加するとの情報が入りました。活動終了後も「一部のメンバーが新ユニットを結成するのではないか?」「再結成されるのでは?」といった情報が飛び交っていただけに、ファンからは驚きと喜びの声がSNSを通じて相次ぎました。

MEMO

残念ながら台湾出身のライ・グァンリンは海外でのスケジュール参加のためWanna One再結成には合流できず、10人でのパフォーマンスを披露しています。

Wanna Oneの出演が決定した「MAMA(Mnet ASIAN MUSIC AWARDS)」ですが、新型コロナウイルスが蔓延する中でのイベント開催だったため、リハーサル中にスタッフの1人が新型コロナウイルスに感染したことがわかると、Wanna Oneは生放送には参加せず事前収録という形での参加を決めました。

Wanna One:「MAMA(Mnet ASIAN MUSIC AWARDS)」

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