Friday Night Plansは、ボーカルのMasumiを主体としたプロジェクト。
R&Bやダンスミュージックを基盤に、海外を意識したワールドワイドな曲を数多く生み出しています。
エキゾチックで強烈な浮遊感を感じさせるその楽曲達は、中毒性があり1度聴くとクセになる事間違いなし!
その魅力を徹底解説していきます!
目次
Friday Night PlansのMasumiとは?
プロフィール
- 1996年1月生まれ
- 東京都出身
- 日本×フィリピンのハーフ
幼少期の頃から、ご家族の影響でマライア・キャリーやホイットニー・ヒューストンなどを聴いており、お母様が歌うのを見て大きな影響を受けました。
そして、物心がつく頃には自然と歌うようになっていたそうです。
中学生の頃に「ステージの上で歌ってみたい!」と強く思うようになり、本格的にソロ活動を始めたのは高校生の時です。
高校1年生〜大学3年生までヴォーカルスクールに通いながら日々スキルアップに励んでいました。
すると、その活動が音楽プロデューサーstarRoの目に留まり、AmPmとのコラボ楽曲である「Maybe」に参加。
これをきっかけに、彼女の活動が活発になっていきます。
経歴
【2018年7月】
ヴォーカルMasumiを主体とした音楽プロジェクトFriday Night Plansの活動が本格的に始まります。
そして7月13日には、早くもデビューシングル「Happy Birthday」をリリース。
するとApple Musicの「今週のNEW ARTIST」に選出され、注目を浴びます。
【2018年12月】
Friday Night Plansの勢いは止まらず、続いて竹内まりやのカバー曲「プラスティック・ラブ」をリリース。
海外で大きな反響があり、高評価を受けます。
【2019年11月】
11月15日に。2nd EP「Complex」をリリース。
すると、瞬く間に認知されiTunesR&B/ソウルアルバムで1位を獲得しFriday Night Plansの名を知らしめます。
【2019年12月】
同年12月にはHONDA VEZELのCMソングである「HONDA」をリリースするなど、活躍の幅を広げていきます。
Friday Night Plansの楽曲の魅力とは?
強烈な浮遊感とエキゾチズムを感じさせるトラック。
ニヒルでミステリアスなMVやアートワーク。
そして、それを歌いこなすMasumiのグルーヴ感とアンニュイな歌声。
どれか1つでも欠けていたらFriday Night Plansの楽曲が出来上がっていなかったのではないか?と思わせるような絶妙なバランスで出来上がっています。
また、Masumiの歌のスタイルは感情を前面に出さずにあえて抑圧し、クールに淡々と表現しているんですね。
モダンでエモーショナルな表現となり、彼女の独特な魅力を生み出しています。
楽曲はオルタナティブな物が多く、聴きなれていないと少し「聴きにくい」という印象を受ける方もいると思います。
そんな方は曲の空気感や奥行きなどの空間的な部分の美しさにぜひ注目してみてください。
その快感に気が付くことができれば徐々に全体が見えてきて、トラックのエキゾチズムやMasumiのアンニュイな歌声の魅力に気づくことができるはずです。
Friday Night Plansのおすすめ曲3選
Happy Birthday
まず最初にご紹介したい曲がこちら。
デビューシングルの「Happy Birthday」です。
Apple Musicの「今週のNEW ARTIST」に選出され、注目を浴びるきっかけにもなった曲です。
トレモロの効いた鍵盤とLo-Fi感のあるノイズ。
そして、海外のホラー映画を感じさせるような冒頭のコーラス。
「どんな曲なんだろう?」という好奇心を強く刺激されます。
Aメロに入ると古き良き時代のオールドスクールなR&Bを彷彿とさせるスローでメロウなフレーズ。
かと思えばトラップ的なアプローチのハイハットが入ってきます。
サビに入ると今までの不安や恐怖を克服したかのように、ポップで軽快なビートになるんですね。
80年代のダンスミュージックの様な懐かしさを感じさせつつ、Masumiの歌声やビートやミックスのアプローチがモダンでエモーショナルになっています。
そして、エンディングはトラップのビートでダークな印象に。
1曲の中にしっかりとしたストーリーがあり、感情を思いっきり揺さぶられます。
クオリティの高いビートと、Masumiの感情をコントロールした歌唱には脱帽です。
聴くたびに見える景色が変わる楽曲。
ぜひ、色々なシチュエーションを想像しながら繰り返し聴いて楽しんでみてください!
HONDA
続いてご紹介するのがこちら。
HONDA VEZELのCMソングにもなった「HONDA」。
先ほどの曲とは違い、FUNKやR&Bなどのブラックミュージックの要素が強く入った曲になっています。
この曲を聴いたときにイントロからやられてしまいました…。
強烈なグルーヴを生み出すベース、そして70年代のロックを感じさせるようなギターソロ。
まさか、ブラックミュージックの香りが強いベースリフに、哀愁漂うロック的なギターフレーズが出てくるとは思っていませんでした。
ジャンルの固定概念にとらわれないアプローチが、モダンでオルタナティブな楽曲を生み出しています。
AメロはFriday Night Plansの魅力である快楽的な浮遊感満載のコードとMasumiのニヒルでアンニュイな歌のアプローチの組み合わせがたまりません。
また、サビは非常にポップでバウンシー。
そして後半は、ダーティー・サウスやトラップなどダークでスローなHIPHOPを感じさせるビートに変わります。
楽曲全体で感情の起伏を表現しているかのような作りになっていますね。
MVを見ながらどんな風に感情が変化していくか分析しながら楽しむこともできますし、ドライブをする時のBGMなどライトな聴き方にもぴったりな楽曲です!
Untie A Knot
最後にご紹介したい曲がこの「Untie A Knot」。
初めて聴いたときに、その斬新さに度肝を抜かれました。
現代の邦楽ではAメロ・Bメロ・サビとハッキリとした構成になっており、キャッチーさが重視される傾向にあります。
ですが、この曲は一貫してダークな印象であり感情の起伏もなく一定。
さらに、2分半程度の短い楽曲。
ニヒルでアンニュイな表現ながら、とてつもない破壊力があります。
主人公はどんな感情で何を伝えたかったのか。
恐怖なのか怒りなのか悲しみなのか。
抽象度が高いからこそ、色々な景色が見え想像することができます。
また、MVも独特で反転した映像になっていて目を引き想像力が掻き立てられます。
視覚的にも聴覚的にも情報量が多く、繰り返し聴いて皆さんなりの解釈をしながら楽しんでいただきたい楽曲です。
まとめ
昨今の音楽シーンは移り変わりが非常に早く、レベルやクオリティもどんどんと上がっています。
また、R&BやHIP HOPをルーツとしたミュージシャンも多く出ている中、異彩の雰囲気を放つFriday Night Plans。
今後の音楽シーンに新たな風穴を開ける存在になる事でしょう。
エクスタシーを感じさせる彼女のグルーヴに身をゆだねながら、活躍に期待していきたいですね。
ぜひ、頭の中を空にして彼女の作品を思いっきり味わってみてください。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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