【舞台の本場ブロードウェイ】アメリカ・NY発の日本で観れる演劇作品！

ミュージカルの本場といえば、アメリカ・ニューヨーク州マンハッタンの中心部に広がるブロードウェイ！

この記事では、日本でも見ることができるブロードウェイ作品をご紹介します。

ウエスト・サイド・ストーリー

シェイクスピアの「ロミオとジュリエット」に着想を受けて作られた1950年代のアメリカの物語で、初演は1957年で、1961年に映画化もされています。

日本での公演は、ブロードウェイキャストによる来日公演のほか、宝塚歌劇団や劇団四季によって演じられてきました。

2019年11月から2020年5月にかけてTBSテレビによって日本版キャストで上演されています。

2019年11月〜2020年1月にSeason1が上演され、2020年2月〜3月にSeason2、2020年4月〜5月にSeason3の上演が予定されています。

最終章となるSeason3は、トニー役Wキャストの浦井健治さんと柿澤勇人さん、アニータ役Wキャストのソニンさんと夢咲ねねさんなど、歌唱力の高いミュージカル界の実力派が名を連ねています。

日本版が上演されるIHIステージアラウンド東京という劇場は、ステージが客席を360度囲む円形に広がっているという変わった作りになっています。

客席は巨大なお盆のようになっていて、回転しながら観劇するという新しいスタイルで、有名な楽曲として、「Tonight」などがあります。

レント

1996年の初演以来、「レントヘッズ」と呼ばれる熱狂的なファンを生み出し続けている作品です。

ニューヨークに暮らす二人の若者、映像作家のマークとシンガーソングライターのロジャーが、エイズやドラッグとの戦い、貧困など、厳しい現実と向き合いながら夢を追う物語です。

ゲイやレズビアン、エイズ患者や薬物中毒者といった様々な属性の人々が登場します。

日本でも複数回来日公演が行われており、2020年３月にも来日公演が予定されています。

日本版キャストでも繰り返し再演されており、2017年にはマーク役を村井良大さん、ロジャー役を堂珍嘉邦さん、ユナクさんが務めました。

有名な楽曲として、CMにも使われた「Seasons of Love」などがあります。

キンキーブーツ

三浦春馬さんのドラァグクイーン姿が注目を集めたこの作品。

2005年の映画「キンキーブーツ」をもとにしたミュージカルで、2013年にブロードウェイで初演されました。

ちなみにこのストーリー、なんと実話だそうです！

日本版はチャーリー役の小池徹平さんとローラ役の三浦春馬さんのダブル主演で2016年に初演が行われ、2019年に再演されました。

ハイヒールの靴を踏み鳴らす迫力のダンスや派手な演出が見どころです。

ヘアスプレー

映画「ヘアスプレー」を原作とする本作は、ダンス番組への出演を夢見るふくよかな体型の少女・トレイシーが、ダンスを通して外見や人種による差別に直面し、それを無くそうと戦っていく物語です。

ところで、本作にはアフリカ系アメリカ人のキャラクターが登場しますが、メイクによって役者の肌の色を変えることはしないというメッセージが制作側から発表されています。

この作品の人種差別に反対する、物事を見た目で判断しないというテーマへの真摯な姿勢が伺えますね。

シカゴ

1920年代、禁酒法時代のアメリカを舞台にした作品です。

殺人を犯した悪女たちが手段を選ばずスターの座を掴もうとする、実話をもとにした辛口な風刺コメディです。

「All That Jazz」、「Nowadays」をはじめとする有名な楽曲がたくさんあり、ボブ・フォッシーによる振り付けのセクシーなダンスなども魅力です。

米倉涼子さんが2012年、2017年、2019年の3度にわたりブロードウェイで主演・ロキシー役を務めたことで話題になり、来日公演でも引き続き主演を務めています。

ブロードウェイミュージカルをご紹介してきました。

ブロードウェイで人気を博した作品は名作揃いですので、是非一度劇場でお楽しみください！！