劇団☆新感線ってどんな劇団?劇団の始まりや主な活動を詳しくご紹介

劇団☆新感線ってどんな劇団?劇団の始まりや主な活動を詳しくご紹介

友達と「劇団☆新感線」っていう劇団の舞台を見に行くんだけど、予習しておきたくて!誰か教えてー!

僕も気になってたんだ!名前に☆が入ってて最高にクールだよネ!!

じゃあ今回はみんなを、ハマると抜けられない「劇団の沼」の入り口にご招待するよ!フフフ…

ヒッ…
ち、ちょっと怖いけど、お願いしまーす!

今回は、数ある日本の劇団の中でも特に有名な劇団☆新感線について紹介します。

「劇団☆新感線って有名だけどいったいどんな劇団だろう」「どんな役者陣で結成されているのだろうか?」と謎が多いと感じる人も多いのではないでしょうか?

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劇団☆新感線(げきだんしんかんせん)

この劇団の始まりは1980年に始まります。

当時、大阪芸術大学の学生だった“いのうえひでのりら”が、つかこうへい作品を片端から上演する劇団として立ち上げたところから始まっています。

つかこうへい氏が生み出す世界に魅了された人たちが、自分たちの手で制作・上演してその世界を堪能するといった感じだね!

ガチガチのファン集団だ…

そこから小劇団ブームの流行に見事に乗り、当時関西では最大の人気を誇る劇団になると、1988年に東京に進出しました。

MEMO

劇団の名前「新感線」は、当時のメンバーが新幹線で帰省していたことに由来しているそうです!

つかこうへい氏とは?その魅力に迫る

旗揚げのきっかけとなった劇作家・つかこうへい氏の説明をここでひとつ。

つかこうへい氏の本名は「金峰雄」で、在日韓国人の二世にあたりますが、『いつか公平に』という熱い思いのもと、つかこうへいという芸名をつけたと言われています。

場面、音響、照明、セリフがハイテンションな作風になっているのが最大の特徴です。

独特の世界ではありますが、すべてが真剣勝負の世界になっているので、見るものを圧倒し、どんどんひきこんでいくストーリー展開になっています。

つかこうへい氏の劇作には、癖の強い登場人物が出てくることが多いんだよ!

そして、役者自身の“素”で勝負しているということも衣装などを見るとよくわかります。

MEMO

衣装などで目を引くという演出方法をとらず、あえて音響や照明、そして役者の演技力で表現することにかけています。

舞台を一度みただけでも、その世界観のとりこになってしまう人も珍しくないのではないでしょうか?

つかこうへい氏が、「劇場でないと見ることのできない人間を見に、観客がお金を払っている」と語っていたというエピソードも。

つかこうへい氏が作り出した劇作には、人の心理を考察したり、人への関心を呼び起こさせてくれたり、人に希薄な社会にメスをいれてくれているような内容のものが多いのです。

作品を鑑賞した後は、人生を前へ前へと押し進めていきたくなる気分にさせてくれるでしょう。

彼の作品に、誰もが一度はタイトルを聞いたことがある『蒲田行進曲』『熱海殺人事件』などがあります。

ポイント

これらのストーリーを追っていくと、つかこうへい氏の作品には内なる激情があふれ出るような物語が多いことがわかります。

劇作品には作者の執念がしっかりと込められているから、時に見た人の人生を変えてしまうこともあるんだ!

これが「沼」ってやつか・・・

劇団☆新感線の活動

その後、1984年を最後につかこうへい作品の上演からオリジナル作品の上演に舵を切り替えました。

そして、今では“劇団員以外の役者を招いて上演をする”という形が定着しています。

劇団☆新感線の名を世に浸透させたのは作品もさることながら、古田新太橋本じゅんなどの個性溢れる劇団員の存在が欠かせないでしょう。

オリジナルの作品を上演していく体制へと変化を遂げてからも、劇団☆新感線は他の劇団とは少し違った個性的な作品を多数上演しています。

その独特な個性が“新感線イズム”として確立し、シリーズ化している作品もいくつかあるほど。

シリーズ作品を大きく3つに分けて紹介していくよ!

『いのうえ 歌舞伎シリーズ』

『いのうえ 歌舞伎シリーズ』は、神話や史実などをモチーフとし、見た目本位の奇抜さや、はったりを効かせた時代活劇もの。

『髑髏城の七人』『乱鶯』などが有名です。

『新感線Rシリーズ』

『新感線Rシリーズ』は、生バンドで演奏され、歌楽曲が多数あるもの。

『メタルマクベス』などが挙げられます。

『ネタものシリーズ』

『ネタものシリーズ』は、主にいのうえひでのりが書きおろす、お笑いを追求したもの。

作品としては『犬顔家の一族の陰謀~金田真一耕助之介の事件です。ノート』などが挙げられます。

観客を飽きさせない演出の数々でファンになってしまう人も多いでしょう。

まとめ

つかこうへい氏の作品から始まった劇団☆新感線は、現在もいろんな演出方法・役者を起用し、今や劇団界の最前線で作品を発表しています。

人を圧倒させ、魅了させることができる劇団の存在を知らなかった人は、この機会に劇場を訪れてみてはいかがでしょうか?

とはいっても劇団☆新感線は超人気劇団で、チケットの倍率もかなり高めです。

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「チケットがなかなか手に入らない・・・」という方はぜひこちらのを利用してみてくださいね!

「劇団☆新感線」の予習は完了したかな??

ばっちりだよ~!
サラリと聞いただけだけど本当に奥深くて、実際に見に行くのがますます楽しみになってきちゃった!!

僕は今日から役者の道を志すことにしたよ!

めちゃめちゃ影響されてるじゃん…

大草原不可避www
初めての演劇鑑賞を控えた人のための記事も下に貼っておくから、そちらもぜひ参考にしてみてね!

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