平原綾香 – 名曲「Jupiter」で衝撃のデビュー! 意外な経歴や代表曲とは…?

平原綾香 – 名曲「Jupiter」で衝撃のデビュー! 意外な経歴や代表曲とは…?

音楽大学在学中の2003年12月に、シングル「Jupiter」でメジャーデビューし、ミリオンヒットを達成した平原綾香さん。

その後もクラシックやジャズから、ポップスまで幅広い音楽性と、ミュージカルへの進出など、その才能を遺憾なく発揮し続ける彼女の生い立ちや、おすすめ曲を紹介していきます。

平原綾香のプロフィール

基本情報


・本名:平原綾香(ひらはらあやか)
・生年月日:1984年5月9日
・出身地:東京都
・職業: 歌手、シンガーソングライター、サックス奏者、ラジオパーソナリティ、ミュージカル女優、声優
・担当楽器:ボーカル、サックス、ボイスパーカッション
・レーベル:ドリーミュージック( – 2013年)、NAYUTAWAVE RECORDS(2013年)、EMI Records(2013年 – )

洗足学園音楽大学在学中に衝撃的なデビューを果たした平原綾香さんですが、実はお父さんは世界的なサックス奏者、お姉さんもシンガーソングライターでありサックス奏者という音楽一家の生まれなんですね。
小さい頃からバレエやピアノを習い、アルトサックスは13歳の時に手にしたそうです。

歌手のイメージが強いけど、サックスやボイスパーカッションまでするんですね!

平原綾香さんの父であり、山下達郎やさだまさしをはじめ、フランク・シナトラやナタリー・コールなど、国内外のミュージシャンとの共演も多い平原まことさん。

その繋がりで、綾香さんも幼い頃より有名な音楽家たちとの交流があったようです。特に、さだまさしさんとの親交は深く「さだパパ」と呼んでいるほどだと本人が語っています。

音楽のほかにも水泳を習ったり、高校時代には生徒会長を務めるなど、活発な少女だった一面も垣間見えますが、高校時代には文化祭で、「天使にラブソングを2」のミュージカルをしたそうです。
原作ではローリン・ヒルの演じるリタ役を担当した彼女が「Joyful Joyful」を歌ったのが、業界関係者の目に留まり、デビューへと繋がっていきます。
想像の域を脱しませんが、自身の作品にも有色人種ならではの強いメッセージ性を込めた歌を発表し続けるローリンにも、少なからず影響を受けていたのかもしれませんね。

圧倒的歌唱力の鮮烈デビュー

2003年12月17日にホルストの組曲「惑星」の第4楽章「木星」に日本語詞をつけた「Jupiter」でデビューを果たした平原綾香さん。

作詞家であり、小説家、エッセイストの吉元由美さん日本語が歌詞を付けたことで、話題となったこの曲ですが、その提案をしたのは平原綾香さん本人でした。

また、歌詞の一部には彼女自身が書いた言葉も採用されています。
その歌詞を見ても、その深い優しさと慈愛に満ちた人間性を感じずにはいられません。

デビュー翌年2004年の10月に発生した新潟県中越地震の後、大きな被害を受けた新潟県のラジオ局には、「Jupiter」のリクエストが殺到しました。
「1人じゃない」と繰り返される歌詞が、被災地の人々の心に深く響いたといいます。

歌唱力も歌声も歌詞も…全てが良くて涙が出てくるね。。。

また大学入学の年にデビューを果たし、相当多忙だったはずのその生活ですが、卒業時には「学長賞」を受賞するほど優秀な成績だったとのことです。

そこには、才能だけでない、計り知れない努力があったのかもしれません。

輝かしい実績と受賞の数々

一つ一つを語っていたら、いくら時間があっても足りなくなるほど多くの賞を受賞と、国内外で活躍してきたその実績をご紹介します。抜粋して時系列的に羅列しています。


2004年 第37回日本有線大賞新人賞、日本レコード大賞新人賞
2005年 日本ゴールドディスク大賞特別賞
2009年 「第51回輝く!レコード大賞」優秀アルバム賞
2010年 「第1回岩谷時子賞」奨励賞
2011年 「平成22年度文化庁芸術選奨文部科学大臣(大衆芸能部門)」新人賞
2017年 第24回日本プロ音楽録音賞 優秀賞

一部だけでもこんなにたくさん…!?

また、デビュー翌年から女優との活動もスタートさせ、自身が楽曲提供するドラマだけにとどまらず、舞台やミュージカルでも圧倒的な存在感を発揮し続けています。

2015年12月には、音楽を通じて社会貢献、様々な支援のために「平原綾香 Jupiter 基金」を設立し、第1回となるチャリティーコンサートを開催しました。

その後も、クリス・ハートさんや、吉田山田のお二人などをゲストに迎え、定期的にコンサートを実施しています。

ここで、HPに載っている平原綾香さんの言葉を紹介させてください。

2004年に起きた新潟中越地震。「Jupiter」にたくさんのリクエストを頂きました。
2003年にデビューしたばかりの私は、歌うことしか出来ないもどかしさを抱えていました。
音楽で何ができるのだろう、私は何のために歌うかを自分に問いかける日々の中で、
歌うことへの意味を教えてくれたのは、私の歌を聴いてくださった傷ついた方々でした。
(中略)
世界中にいる、まだまだ応援を必要としている人々や動物たち。
同じこの地球に生まれて、みんなそれぞれの人生をひたむきに生きています。
何も出来なくても、まずは寄り添うこと、手を差し伸べることから始めること。それが私にとっては、大きな第一歩です。
そして、同じ思いをもつアーティストの方々と歌うことで、より大きな力を送ることが出来ると思っています。

今後も、たくさんの方々とこの活動を続けていきたいです。

平原綾香

▼平原綾香 Jupiter 基金
http://www.jupiter-foundation.jp/

おすすめ楽曲

ここからは、平原綾香さんの活動の中でも特にみなさんに聴いてほしい楽曲を紹介していきます。

Night In Tunisia


コロナ禍において、オンラインでの開催となった2020年の東京ジャズ(Tokyo Jazz)で、演奏されたジャズドラマーの巨匠アート・ブレイキーのカバーが有名な一曲です。
2012年発売のアルバム「ドキッ!」にも収録されているこの曲ですが、ボイスパーカッションと広い音域での歌唱の往来を繰り返す、まさに彼女にしかできない表現を観ることができます。
迫力満点緊張感のあるセクションと、艶めかしい歌声の切り替えをお楽しみください!

Save Your Life – Ayaka Hirahara & Daniel Powter


「Bad Day」で、日本でも一世を風靡したDaniel Powterとのコラボ曲です!
二人が日本語と英語で紡ぐハーモニーが何とも言い難い心地良さと切ない美しさを感じさせてくれます。
平原綾香さんの普段の発音とは違う、少し英語に寄せた日本語も、この曲の見どころの一つです!

いのちの名前


映画「千と千尋の神隠し」 ( スタジオジブリ )のテーマソングとして木村弓さんにより歌われたこの曲ですが、平原綾香さんの歌唱の印象が強い人も多いのではないでしょうか。
リリースから20年以上経った今も色褪せない、曲の温かみが伝わってきます。

最新情報

「歌声届けるのは使命」4月4日にコンサートを実施

セントラル愛知交響楽団の生演奏とともにクラシック音楽の魅力を紹介する「平原綾香と開く クラシックの扉コンサート2021」が名古屋・熱田のセンチュリーホールで開催されました。

まとめ

平原綾香さんについて紹介させて頂きました。

ジャンルを越え、世代を越え、日本人の心を震わせてきた彼女の歌声は、Chick Coreaなど国外の大物アーティストにも評価され、その活動を世界へと躍進させています。

音楽の持つパワーを彼女の愛を通して世界へ伝えていく。

“音楽のハグ” という言葉でそれを表現する平原綾香さんの楽曲、歌唱、演奏は本当に尊く思えます。

これからのさらなるご活躍を期待しています。

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