“クソゲー”と呼ばれるゲームの紹介・検証を行うVTuber・猫元パト。
分かりやすく徹底した解説ぶりやユニークなキャラクターなどで、多くの視聴者から支持を集めています。
今回は、猫元パトのプロフィールやこれまでの歩み、ぜひチェックしてほしいおすすめ動画を詳しくご紹介します。
目次
猫元パトのプロフィール
🚨5/10(金)21時~プレミア公開!
◇━━━━━━━━━━━━◇広告で見かける『バンバンサバイバー』はク〇ゲーなのか?https://t.co/I6sTCmgRSj
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リリースされたてほやほやのホヤな新作スマホゲームのパトロール動画です🐈みんな待ってたんだろ?久々に "ガチ"… pic.twitter.com/QxBlDCrSe9
— 猫元パト🚨🐈自称・新人VTuber (@KusogePatrol) May 10, 2024
名前:猫元パト
性別:宇宙
誕生日(活動開始日):2020年4月13日
身長:155cm
スリーサイズ:B95 W58 H85
バッテリー:8時間の充電で16時間連続稼働
猫元パトは、個人で活動を行っているVTuber。
プレイヤーが理不尽に倒されるなどの理由から“クソゲー”と評されているゲームや、怪しい広告のゲームを実際にプレイして検証(パトロール)することを使命としています。
自分自身を「吾輩」、視聴者を「猫」と呼んだり、「~だよなあ」「~だぞ」といった独特の語尾を使ったりと、個性的なキャラクター性が魅力。
主に美少女や猫の姿で動画に登場しますが、あくまで本体は頭部のパトランプなのだとか。パトランプを好きなボディに取り付けると対象をコントロールでき、犬に乗せて“パト犬ボデー”、おばあちゃんに乗せて“パトおばあちゃん”など、自由自在に姿を変えられる仕組みです。
現在メインで使われている美少女ボディは、猫耳モチーフのカチューシャと本体のランプを装着し、さらに警察官の制服と宇宙をイメージしたセクシーな衣装を身にまとった姿。
衣装の色はパトカーのランプと車体を連想させる赤・白・黒に制服の青色、警告色の黄色と黒を用いており、デザインからも強いこだわりが感じられます。
前世は猫?“クソゲーパトロール猫”としても活動していた
活動開始(誕生)から3年と115日間、猫元パトはYouTuber・クソゲーパトロール猫として、猫の姿で動画投稿を行っていました。
名前からも分かる通り、活動内容は現在と同じくクソゲーの紹介や検証、プレイ動画の投稿。詐欺や盗用が疑われているゲームを実際にプレイし、広告と比較検証を行う動画も定期的にアップされています。
ある日空から飛んできたパトランプが頭部にドッキングし、その瞬間から「クソゲーをパトロールする」という使命のもと活動を続けてきました。ちなみにパトランプが取れると普通の猫に戻り、喋れなくなるのだそう。
他のチャンネルやサイトでクソゲーと評されるようなゲームのパトロールはもちろん、世界中のプレイヤーから高い評価を得ている往年の名作や、最新作も積極的にプレイ。
チャンネル登録者数の増加に伴って生配信の頻度も高くなり、特にホラーゲームで怖がりながらも頑張ってクリアを目指すプレイスタイルは、視聴者の間で好評です。
クソゲーパトロール猫時代の動画や配信アーカイブの多くは現在メンバーシップ限定公開となっていますが、気になる人はぜひチェックしてみてくださいね。
猫元パトの魅力!分かりやすく徹底した解説とゲーム愛
猫元パトの魅力は、分かりやすい言葉選びとゲーム愛の強さ。
普段ゲームをあまりプレイしない人でも、各作品のストーリーやゲームシステムといった特徴、そして「なぜクソゲーと呼ばれるようになったのか?」を理解しやすいよう、猫元パト自身の言葉で丁寧に解説しています。
ストーリーやゲームシステムなど、ゲーマーならではのさまざまな角度から1つの作品に切り込んでいき、クソゲーと評されるような完成度ではないと判断できた場合は、自分なりの意見をしっかりと述べています。
さらに、発売から年数が経っているゲームは、発売当初に使用が想定されていたハード(ゲーム機)を用意し、近い環境を再現する徹底ぶり。1996年に販売されたガンシューティングゲーム「DEATH CRIMSON(デスクリムゾン)」を紹介する動画では、当時多くの家庭で使われていたブラウン管テレビを実際に購入し、検証に使用するストイックぶりを披露しました。
時には他社から販売されている同じジャンルのゲームと比較しながら詳しく掘り下げるなど、ゲーム愛が伝わる動画づくりも人気の理由といえるでしょう。
猫元パトの経歴
2023年8月にチャンネルリニューアル&新ボディお披露目
2023年8月6日、それまでクソゲーパトロール猫として投稿していた「サ終確定列伝」シリーズ最終回の動画内で、チャンネルのリニューアルが発表されました。
ちなみに「サ終」とは、オンラインゲームやスマートフォン向けゲームのサービス提供が終了してしまうこと。
さまざまな理由でサ終が確定したゲームを紹介していたクソゲーパトロール猫ですが、最終回で突如「クソゲーパトロール猫 サ終します」の文字を画面に掲げ、チャンネル名とボディのリニューアルを宣言したのです。
リニューアルを決断した理由として語られたのが、クソゲーパトロール猫のアバターが猫そのものであるためか、ペット系のチャンネルを主に視聴するユーザーの関連動画に表示されやすく、動画が伸びにくいということ。
また、クソゲーという言葉の響き自体がネガティブな印象を持たれやすく、世界中のあらゆるユーザーが視聴するYouTubeで活動するうえで不利になりやすい点も考慮したそうです。
そして同年8月12日、生配信で猫元パトの新ボディをお披露目。魚のヘアピンをつけたシルバーヘアーや猫を思わせる目、キュートな表情で視聴者を魅了し、チャット欄には「可愛すぎる」「笑顔がほんとに可愛い」などの絶賛コメントが寄せられました。
ショート動画の投稿や生配信も定期的に行う
チャンネルリニューアル以降、猫元パトはこれまで行っていたクソゲーパトロールはもちろん、生配信やショート動画の投稿も精力的に行っています。
ショート動画では、猫元パトの設定や私生活でのエピソードを紹介。アイスを買いに行った際、「カップでください」と言おうとして「カップルで」と言ってしまうなど、思わずクスッとする天然エピソードも知ることができますよ。
生配信では、「勝利の女神:NIKKE ウエハース」のカードを全種類コンプリートするまでパック開封したり、“壺おじ”の愛称で親しまれるコンピューターゲーム「Getting Over It」で同接(同時視聴者数)2024人達成、またはステージを2024周するまで続けたりと、気力と体力が試される企画にも挑戦。
他にも、チャンネル登録者数14万人突破を記念してミル貝を調理・実食するなど、ユニークな配信も行っています。
個性的な声質を活かして“歌ってみた”も!
猫元パトチャンネルでは、クソゲーの紹介・解説動画以外に、歌ってみた動画もいくつか投稿されています。
なかでも特に人気が高い歌ってみた動画は、スマートフォン向けゲーム「こんにちワン!ヒーロー」の公式ソング「社畜の逆襲は今だ」。クソゲーパトロールを使命とする猫元パトらしい楽曲のチョイスや、独特の声質を活かした高クオリティのカバーで視聴者を驚かせました。
他にも、「キノコ伝説:勇者と魔法のランプ」主題歌「キノコ伝説」や、ヒガシマル醤油「うどんスープCM」スタンダード(西日本)篇などの歌ってみた動画を投稿。次に何をカバーするのか予想できない選曲のセンスでも話題を呼んでいます。
2024年4月には、声優・石黒千尋と「SHINKIRO」の歌ってみたでコラボ。ホロライブプロダクション所属のVTuber、宝鐘マリン(ほうしょうまりん)と、がうる・ぐらのデュエット曲として書き下ろされた楽曲をカバーし、しっとりとした色気たっぷりの歌声を披露しました。
猫元パトのおすすめ動画5選
魔剣伝説のクソ広告【名作まとめ】
4399en Gameからリリースされた、縦画面で遊べるMMORPG「魔剣伝説」の1周年を記念して投稿された動画です。
ちなみにMMORPGとは「Massively Multiplayer Online Role Playing Game」の略称で、世界中のプレイヤーが大人数で一緒に遊べるオンラインRPGのこと。「魔剣伝説」もそのひとつとされており、スマートフォンだけで手軽に遊べる、他のプレイヤーと友達になってレベルアップを目指せるといった特徴を謳っているゲームです。
しかし、この動画内でも指摘されているように、YouTubeなどでたびたび目にする広告はかなりツッコミどころが多め。実際に流れるナレーションがカタコトで不自然な文章だったり、そもそもゲームの内容が全く伝わってこなかったりと、怪しさしかないにも関わらず、何故か面白く感じてしまうものばかりです。
クソゲーパトロール猫時代から、クソゲーと評される作品のなかでも特に「魔剣伝説」を気に入っている様子の猫元パト。YouTubeチャンネル上では、他にも実際に課金してゲームをプレイしている動画や、お笑いコンビ・ミルクボーイのネタをリスペクトして愛のあるイジりを連発している動画が公開されているので、ぜひチェックしてみてください。
盗用広告で話題になった『ドット勇者』は本当にクソゲーなの?
2023年9月にリリースされたドット絵放置型RPG「ドット勇者~三時のおやつと昼寝付きの冒険~」を調査した動画。
パッと見た限りではキャラクターの種類も多く、手軽に遊びやすい平和な印象を受ける作品ですが、リリース前から「マリオ」「デジモン」などのキャラクターを無断で広告に使用し、公式X(旧Twitter)アカウントに謝罪文が掲載される事態に。
さらに、新しい広告が公開されるたびにゲーム本編の映像が全く異なるものになっているなど、事あるごとにSNSを騒がせていました。
この動画では、あらゆる意味で話題を呼んだ広告に猫元パト独特の語彙で切り込んでいくのはもちろん、ゲームの概要や戦闘パート、システム面も詳しく紹介されています。敵へ効率的にダメージを与えるためのポイント、パーティ編成のコツなど、プレイヤーなら誰もが押さえておきたい内容を分かりやすく解説したパートも必見。
「カイジの利根川じゃねえんだからさあ……」「完成度たけーなオイ」といった、人気漫画のネタを織り交ぜた絶妙なツッコミにも注目してみてください。
伝説のクソゲー『デスクリムゾン』を今更解説!
数多のゲームファンに“クソゲー界の伝説”と言わしめた作品「DEATH CRIMSON(デスクリムゾン)」の解説動画も見逃せません。
既にご紹介した通りガンシューティングゲームとして発売された「DEATH CRIMSON」は、発売から27年以上が経った現在でも多くの実況者が動画で取り上げるほど名の知れたゲームである一方、公式側が「クソゲー」と認めてしまった愛すべき問題作でもあるのです。
この解説動画の大きな見どころは、ただでさえバグか仕様か分からない現象が頻発する高難易度のゲームであるにも関わらず、実際の検証にブラウン管テレビとバーチャガン(銃型のコントローラー)を使用し、さらに難易度を押し上げている点。
クソゲーと評されるゲームのどこに問題があるのか、照準設定やオプション、サウンドなどさまざまなポイントを徹底的にチェックしようとする熱意の強さが感じられます。
詳しい検証の様子は、猫元パトのYouTubeチャンネルで公開されている生放送のアーカイブでも視聴可能。理不尽とも言えるゲームシステムに翻弄されながらも、楽しんでプレイしている様子が伝わってくる人気シリーズです。
社畜の逆襲は今だ
2023年8月にリリースされたスマートフォン向け放置RPG「こんにちワン!ヒーロー」の主題歌をカバーした動画。
「社畜の逆襲は今だ」は、タイトル通りブラック企業に勤める会社員がゲームの主人公であることなどを紹介する内容となっているのですが、公式MVの圧が妙に強いことも含めかなり独特の雰囲気を放っています。
広告内で流れる主題歌という、人によっては聴かずにすぐスキップしてしまう楽曲ではあるものの、猫元パトはこの楽曲が好きすぎるあまり“猫生初歌ってみた”の制作に挑戦したそうです。
韻を踏んでいるようで全く踏んでいないラップパートや、「ワンワンワンワン」と犬の鳴き真似をするフレーズなど、本家の歌い回しと音程を忠実に再現しているクオリティの高さに驚かされます。公式に負けないシュールさを醸し出しているMVと併せて何度でも楽しみたい歌ってみた動画です。
キノコ勇者
2024年にリリースされた、キノコが主役の超爽快放置RPG「キノコ伝説:勇者と魔法のランプ」の主題歌をカバーした動画。
既にご紹介した「こんにちワン!ヒーロー」の配信元であるJoy Net Gamesが生み出したゲームということもあってか、他社の人気ゲームにそっくりの映像が使われていたり、やけに内容が曖昧な特典を宣伝したり、広告の時点で癖の強さが感じられます。
主題歌「キノコ勇者」の公式MVでは、「社畜の逆襲は今だ」のMVに出演していた男性と恐らく同一人物であろうスーツのサラリーマンが、楽曲を歌いながら切れの良すぎるダンスを披露。メロディーや表情など、あらゆる点でコミカルすぎる主題歌なのですが、猫元パトの歌ってみたでは、約1分という短尺とは思えないほど濃くカオスなMVと、クオリティの高い歌声を楽しむことができます。
ちなみに「キノコ伝説:勇者と魔法のランプ」は主題歌を2曲制作しており、もう片方の「キノコは勇者や」を歌ってみた動画も猫元パトチャンネルで視聴可能。本家から感じられる中毒性を何倍にもパワーアップさせた名カバーです。
パト猫ボイスチェンジャーのリリースを計画中
中性的で可愛らしい声が特徴の猫元パトですが、クソゲーパトロール猫として活動していた頃から、一部視聴者の間で「ボイチェン(専用ソフトで声の高さや質を加工すること)や合成音声を使用しているのでは?」と疑惑をもたれていました。
それを逆手にとり、猫元パトはなんと合成音声及びパト猫ボイスになれるボイスチェンジャーのリリースを決定。東北地方のマスコットキャラクター・ずんだもんの声になれるボイスチェンジャー「Parakeet.VC」の担当者から連絡があり、制作が実現したのだとか。
リリースは2024年6月末頃を予定しており、生配信でボイスチェンジャーの素材を収録するなど、着実に準備が進められています。また、パト猫の声で喋る合成音声ソフト「量産型 猫元ザコ」の制作も進行中。無料合成音声ソフト・COEIROINKのサービスから使用できるだけでなく、高品質な立ち絵素材も無料で配布予定だそうです。
気になる人は公式XアカウントやYouTubeなどで更新される最新情報をチェックしてみましょう。
最後に
猫元パトはクソゲーの解説・検証を行う動画の投稿以外にも、生配信ならではの趣向を凝らした企画に挑戦したり、グッズを制作したりとさまざまな活動を行っています。
今回の記事をきっかけに猫元パトの活動に興味を抱いた人は、ぜひ今回紹介できなかった動画も観てみてくださいね。