【インタビュー】THE PIGEONZ(ザ・ピジョンズ)|全員が第一線で活躍するプロミュージシャン – 音楽的ルーツから今後の目標まで。

【インタビュー】THE PIGEONZ(ザ・ピジョンズ)|全員が第一線で活躍するプロミュージシャン – 音楽的ルーツから今後の目標まで。

メンバー全員がプロミュージシャンとして活躍しながら、JAZZやR&B、SOUL、POPSなどを混ぜた音楽を奏でる新感覚バンドTHE PIGEONZ

音楽通なら、一音目を聴いた瞬間に唸ること間違いなしのこのバンド、先日カルチャでもご紹介させて頂きましたが、今回何とインタビューに応じてくれました!

全員の音楽的ルーツから、バンド結成秘話、そして現在から未来へと、たくさんお話を聞かせてくれました。

早速、その様子をお届けしていきましょう!

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THE PIGEONZ|ルーツから結成まで

—— カルチャ初登場ということで、みなさんの自己紹介をお願いしてもよろしいでしょうか?

KOTETSU:KOTETSUです。ボーカルを主に、楽曲によってギターやキーボード、トロンボーンを担当し、作詞作曲も行っています。



竹田麻里絵:竹田麻里絵です。鍵盤楽器全般を担当しています。



酒井太:酒井太です。ベースを担当しています。



大津惇:大津惇です。ドラム、プログラマー、ラップを担当しています。


—— ありがとうございます!早速なんですが、皆さんの音楽的ルーツについて迫っていきたいです。楽器や歌を始められたきっかけや、影響を受けたアーティストを教えて頂けますか?

KOTETSU:両親がJazz方面の音楽が好きで、子供の頃からGeorge Bensonや渡辺貞夫さんなんかをよく聴いていました。
その下地があったせいか、中学の時に聴いたBoyz Ⅱ Menにどハマりしてしまい、そこからブラックミュージックの沼に…(笑)


—— George Bensonにナベサダ…そして中学生でBoyz Ⅱ Men!?(笑)
—— 大人ですね。やはり今のご自身の音楽にも大きく影響していると思いますか?

KOTETSU:最も影響を受けたアーティストはStievie WonderとD’Angeloだと思います。
Bluesの伝統を継承しつつ、独自の世界観で自身の音楽を生み出していったシンガーソングライターとしての一面に尊敬と憧れを禁じ得ません。


酒井:私は姉がピアノ、声楽をやっていた影響で自分も音楽を始めました。

最初に影響を受けたアーティストはカーペンターズですね。カレンの声が大好きですし、洗練されたメロディ、コード進行、美しいコーラスワークにも影響を受けています。


竹田:私も兄がピアノを習っていたのでその影響で2歳からYAMAHAでクラシックピアノを習い始めました。
小さい頃、車では父親が聴いていた70s〜80sの日本のポップスのコンピレーションテープがずっと流れていたので、その影響はとても受けています。その中でもブラックミュージック要素が強い曲が大好きでした。

中学からは兄の影響で洋楽、Hip-Hop、ブラックミュージック等をずっと聴いていましたね。そこからJazzにハマり、Kieth Jarett 、Chick CoreaやRobert Glasperからは相当影響を受けています。



大津:幼少期、父親の仕事の都合でアメリカのミシガン州デトロイトに住んでいた頃に…
父親が叩く予定で友人から預かったドラムが、ある日突然ウチにやってきました。結局そのまま奪っちゃったんですけど(笑)

住んでいた頃は黒人の友達が多く、日曜礼拝などにお邪魔していた関係でヒップホップやゴスペルミュージックが自分の音楽のルーツですね。
父親がJ-Fusion、母親が80’s Rockのファンだったこともあって、カシオペアやディメンション、U2やBoston、The Policeなど影響を受けたアーティストは多々います。


—— 皆さん幼少期から音楽に触れてらっしゃったんですね。THE PIGEONZは2019年に結成されたと聞いています。結成の動機/経緯を教えてください。

KOTETSU:当初はKOTETSUのサポートで集まったメンバーだったんですけど、このメンバーで音を出した瞬間に、サウンド面や人間的な相性において、とても手応えを感じたんです。
それで、メンバーそれぞれの演奏やパーソナリティが前に出る方法ないかと考えた時に、バンドとして活動するのがベストだと思いました。


—— それぞれがプロとして活躍されていらっしゃいる中で、普段のお仕事や、他のバンド活動と、THE PIGEONZでの活動における違いはどのような点でしょうか?

KOTETSU:ボーカルという楽器の特性上、基本的にお仕事で呼んで頂く時には、求められる音色や歌い方のニュアンスが多岐にわたるので、なるべく要望に応えられる様にベストを尽くします。
THE PIGEONZにおいては全て自分が好きな様にやらせてもらってるので、そこが最大の違いですね。


酒井:ベースを弾くという事について、サポートワークとTHE PIGEONZでの違いは、自分ではそれほど感じていません。
音楽がいい感じになるように弾く事を考えています。


竹田:同じく、演奏する事においては違いはありませんね。
サポートで得たものはTHE PIGEONZで、THE PIGEONZで得たものはサポートで、双方に良い影響があれば良いなと思っています。


大津:音楽的な姿勢や向き合い方は基本的に他の現場と変わりはないですが、曲作りやそれらにかける時間などは圧倒的に多いです。
いつも時間とか忘れて終電ギリギリまでみんなと試行錯誤しながら制作してます(笑)


THE PIGEONZの楽曲について

—— THE PIGEONZの楽曲を聴いていると、メロディーラインからモードの雰囲気を感じます。KOTETSUさんは作曲される際、どのような手法をとられているのでしょうか?

KOTETSU:そこに関しては、実は特に意識していません(笑)。
でも、ジャズが僕自身のバックグラウンドにあるので、そういった発想が楽曲に現れているところがあるかもしれませんね。

作曲に関しては、いいメロディーを思いついた時にメモしておいて、それをモチーフに全体を作っていく感じでのことが多いですね。コードのことを考えるのが好きなので、色々実験をしてみています。


—— なるほど~!そうだったんですね!作詞についてもお聞きして良いでしょうか?

—— THE PIGEONZの楽曲の歌詞は、大人のリアルな心情を美しい情景描写を用いて表現されているなと思いました。特にStay With Meは、大人になった自分を客観視しながらも、相手に対する抑えきれない感情を感じます。歌詞の内容やアイディアはKOTETSUさんの実体験によるものなのでしょうか?

KOTETSU:歌詞を書くときは基本的に妄想族です(笑) 。
1人の人生で得られる経験には限界があると思うので、映画を見たり、本を読んだり、友達と話したり、色んなところから歌詞のアイディアは拝借してきていることが多いです。


—— ありがとうございます。そのようにして作られた楽曲がバンドアレンジを含め、どのようにして完成していくのか、その工程教えていただけますか?

大津:まずドラムのビートを軽く打ち込んだ上で、ベースと鍵盤を入れ、歌を入れて「さぁどうしよう!」と時間を忘れる事多々…(笑)



酒井:まぁ、部活みたいな感じですね(笑)。


—— そのアレンジ面において、現代のジャズやネオソウルの雰囲気も感じます。皆さんが、「今これを聞け!」というオススメのアーティストを教えて頂けますか?

KOTETSU:オススメのアーティストは、本当に色々ですが、最近だとH.E.R.やTom Misch、Mac Ayersみたいな人達をよく聴いてますね。



酒井:その時の気分、状況により良いと感じる音楽が違うので特定のアーティストを挙げるのは難しいですね。
なので…特にオススメのアーティストはいません。



竹田:私もその時の気分で選んで聴くのですが、最近はAnderson .Paak、Daniela Andrade、Moonchildなんかを聴いています。Ravelなどクラシックしか聴かない日もあります。

最近Instagramで発見したMonte Booker、Anantole Musterもカッコよくて好きです。



大津:おすすめのアーティスト…難しいですね。
今も昔も変わらず好きなのはLAWRENCEやElectro Deluxe、Reel PeopleやRasmus Faberあたりですかね。プロダクションも演奏内容も曲も最高です。


—— たくさんありがとうございます!聞かせて頂きます!

THE PIGEONZの今とこれから

—— バンドの今後について教えてください。これまでに3枚のシングルをリリースされていますが、次の作品の情報や、告知などがありましたら、言える範囲でお願いします。

KOTETSU:この夏から新曲のシングルを発表していきたいと思っています。
アルバムの制作の話も持ち上がっていて、今年中には制作をスタートするつもりです。


—— おぉ~!楽しみです…。何か目標などはありますか?

KOTETSU:自分たちがカッコいいと思う音楽を制作、発表しながら、THE PIGEONZの音楽を愛してくれる人達と繋がっていきたいですね。
自分たちのペースで歩みを進めて、ゆくゆくは何かとタイアップしたり、全国をツアーで回ったりしたいです。武道館でも一度演奏してみたいですね。



竹田:全国ツアーはしたいですね。いつか海外にもTHE PIGEONZサウンドを届けに行けたらいいな。
あと、みんな車が好きなので、車のCM曲等担当してみたい!(笑)



大津:明日11時武道館入りで!って言えるのが日常になるバンドを目指したいです。



酒井:売れて、家を建てる。


—— 今日は、本当にありがとうございました。最後に今後の活動予定、カルチャ読者へのメッセージをお願いいたします!

KOTETSU:まだできたばかりのバンドですが、メンバー皆んなで音楽への情熱を注ぎ込んで楽曲制作やライブをしています。
是非一度聴いてみて頂いて、もし気に入って頂けたら是非ライブに会いに来て頂けたらと思います。応援宜しくお願い致します。


THE PIGEONZの情報はコチラから!


Official Site:https://thepigeonz.amebaownd.com/
YouTube:https://www.youtube.com/channel/UC5_JuiEfALLy3qQKpWnaUsw
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Instagram:https://www.instagram.com/thepigeonz/

THE PIGEONZメンバーのSNSはコチラから!


▼KOTETSU
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▼酒井太
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▼竹田麻里絵
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▼大津惇
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