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嵐を呼んだFUJI ROCK FESTIVAL初出演
-昨年のFUJI ROCK FESTIVAL出演はバンドにとって大きな出来事だったと思います。若手メタルバンドが出演権を勝ち取ったというのは、日本メタル界にとっても大事件でした。フジロックはいかがでしたか? 印象に残った出来事などがあれば教えてください。
Haru:大自然のなかでライヴするのは、めっちゃ気持ちよかったです。お客さんも最初はまばらでしたが、3曲目あたりからどんどん増えて、最後は奥までいっぱいになったのは嬉しかったですね。隣のメインステージはサンボマスターだったんですけど、そこに向かうお客さんを足止めできるくらい、いいライヴができたかなって(笑)
Takashi:ライヴハウスという空間と青空の下でやる景色はまた違っていて楽しかったです。出音が違ったので、これはいい意味で酔いましたね。ただ、コロナ禍ということもあり、出演に関して様々な意見が飛び交ってました……。僕らも色々悩みました。でも出演したおかげで、バンドの向かうべき未来に少し近づけたかなとは思います。
Satoru:とても緊張しましたし、今でも(出演できたことに)驚いています。でも人生のターニングポイントになったことは間違いありません。自分の音楽を貫いてきてよかったなと思います。
Onji:ある種のジンクスですが、“Metal Storm”を大事な場面で演奏すると、直後に豪雨が来ることが多いんです。フジロックでもセットの最後に“Metal Storm”を演ったら、ステージを終えた直後に大雨が降りました(笑) スタッフを含め、昔からMELT4を知っている人には大ウケだったみたいです。
レジェンドギタリストとの共演! 『Fire (feat. 屍忌蛇)』
-まさに“嵐を呼ぶバンド”ですね(笑) 次は新曲について教えてください。リリースが予定されている4thシングル『Fire (feat. 屍忌蛇)』は、どのような曲に仕上がっていますか?
Satoru:Iron MaidenやJudas Priestを意識して書き上げました。「強く生きろ 熱く燃えろ」というストレートなサビとキャッチーなリフで、MELT4らしく作れたと思います。屍忌蛇さんをゲストに迎えたギターソロがめちゃくちゃかっこいいです。最近のリスナーはギターソロを飛ばすとか言われますけど、そんなの知ったこっちゃないです(笑) その曲にギターソロが必要なら、絶対あった方がいいですよ!
-屍忌蛇さんといえば日本メタル界のレジェンド的存在ですが、どのような経緯でコラボが実現したのでしょうか。
Onji:屍忌蛇さんとのコラボは自分の発案でした。Volcanoと対バンしたことがきっかけで、この曲のデモをSatoruが作ってきました。デモを聴いたときに感じたのが、「屍忌蛇さんが書いた曲っぽいな」と……。これまでバンドの作曲プロセスに(外部の)誰かを巻き込んだことがなかったので、初のコラボ作品に挑戦したいと思い、屍忌蛇さんにオファーさせてもらいました。結果は大成功で、バンド史上最高傑作が生まれたと思います。屍忌蛇さんと一緒に入ったスタジオでは、その才能に驚かされましたね。とてもいい経験になりました!
-FUJI ROCK FESTIVALへの出演、レジェンド級アーティストとの共演などバンドとして大きなステップアップが続いているように思えます。いつか実現させたいMELT4にとって“究極の目標”があれば教えてください。
Onji:Rock in Japan Festivalの一番デカいステージの大トリで演奏することです。
Satoru:日本の新しいメタルシーンを築いていきたいです。
Haru:僕はジジイになったときに、孫に誇れるバンドになれたら嬉しいです。
Takashi:ジャンルで括られないことを目指せたらいいかなと思います。
-お孫さん!? すっごい先まで見据えてますね(笑) ちょっと変わった質問をします。MELT4を“4つの言葉”で表すとしたら?
Onji:「素直」ですね。みんな自分にすごく正直で、気持ちをストレートに表現するバンドです。
Satoru:「個性」かな。
Haru:「戦い」です。「戦」でも「闘い」でもなく、「戦い」です。
Takashi:「希望」としておきましょうかね(笑)
-どの言葉もバラバラなように見えますが、どれもMELT4の活動姿勢を表現しているようでしっくりきました。ここまでお答えいただきありがとうございます!最後に、カルチャの読者へメッセージをお願いします!
Onji:ありがとうございました!一緒にメタルを盛り上げていきましょう!
Satoru:ありがとうございましたっ!よかったらMETL4のライヴを観に来てください。
Haru:ありがとうございました!ライヴハウスで会いましょう!
Takashi:ありがとうございました!お互い夢に向かって頑張りましょう!