2025年シーズン、日本一奪還を目指す福岡ソフトバンクホークス。
そんな福岡ソフトバンクホークスは、確かな育成力を背景に、数多くのスター選手を輩出しています。
小久保裕紀監督体制2年目となるシーズンで、チームの中心となり勝利へ導くのはどの選手なのか、そしてブレイクが期待される若手は誰なのか。
この記事では、2025年シーズンの展望を考察し、活躍が期待される注目選手を10名厳選して紹介します。
投打の主力から期待の若手、そしてチームに新たな力をもたらす可能性のある新戦力まで、各選手のプロフィールや経歴、注目ポイントを詳しく解説するので、ぜひご覧ください。
目次
福岡ソフトバンクホークスとは
福岡ソフトバンクホークスは、日本のプロ野球パシフィック・リーグに所属する球団であり、球界屈指の戦力と人気を誇る球団として知られています。
南海ホークス、福岡ダイエーホークスを経て、2005年から現在のソフトバンクホークスとなりました。
積極的な戦力補強と「四軍制」に代表される独自の育成システムを展開し、常に高いレベルでのチーム作りを行っています。
これまでに日本一11回、リーグ優勝22回を達成しており、特に2010年代には圧倒的な強さで黄金時代を築きました。
柳田選手や近藤選手、有原投手など、球界を代表するスター選手が多数在籍し、その戦いぶりは常にファンの注目を集めています。
2024年シーズンの成績
・順位:パ・リーグ1位
・勝敗数:91勝49敗3分
・得点:607得点
・本塁打:114本塁打
・打率:.259
・防御率:2.53
・失点:390失点
福岡ソフトバンクホークスの2024年シーズンは、小久保裕紀新監督のもと「VIVA」のスローガンを掲げ、リーグ優勝と日本一奪還を目指しました。
柳田悠岐選手、近藤健介選手、山川穂高選手らを中心とした強力打線は、両リーグトップの得点と本塁打数を記録。
また、投手陣は、有原航平投手や先発へ転向したモイネロ投手らが安定した成績を残し、チーム防御率リーグ1位を記録しています。
このように、充実した戦力でシーズン序盤から安定した強さをみせつけ、パ・リーグ優勝を果たしたのです。
しかし、横浜DeNAベイスターズとの日本シリーズでは、投手陣が精彩を欠き、日本一を逃しています。
2025年シーズンの展望
2025年の福岡ソフトバンクホークスは、リーグ連覇と日本一奪還を目標に掲げています。
小久保監督体制2年目として、チームのさらなる成熟と、盤石な体制の構築が期待されます。
柳田選手、近藤選手、山川選手といった主軸選手のさらなる活躍はもちろん、レギュラー陣をおびやかす選手が台頭すれば、さらにチームが活性化するでしょう。
一方、投手陣では、FA権を行使し、千葉ロッテマリーンズに移籍した石川投手の穴を埋める先発投手の確立や、オスナ投手につなぐリリーフ陣の安定が課題です。
いくつかの課題はあるものの、現有戦力の充実度からみても優勝候補筆頭といえるでしょう。
【2025年】福岡ソフトバンクホークスの注目選手10選
2025年シーズン、福岡ソフトバンクホークスのリーグ連覇と日本一奪還の鍵を握るであろう選手たちを紹介します。
チームの顔である主力選手から、チームに新たな刺激をもたらす可能性のある新戦力まで、10名の選手をピックアップしました。
2025年シーズンに、彼らがどのようなパフォーマンスをみせるのか注目です。
【2025年】福岡ソフトバンクホークスの主力選手
まずは、2025年シーズンの福岡ソフトバンクホークスを担う、主力選手を紹介します。
なお、2024年度の注目選手は以下の記事で紹介しているので、あわせてご覧ください。
▼あわせて読みたい!
前田純
・氏名:前田純(まえだじゅん)
・生年月日(年齢):2000年6月4日(24歳)
・身長/体重:189cm/88kg
・ポジション:投手
・投打:左投左打
・背番号:51
・出身地:沖縄県
・経歴:中部商業高-日本文理大
・ドラフト:2022年育成ドラフト10位
最速145kmのスピンの効いた速球とカーブ、フォークのコンビネーションを得意としている前田純。
2024年シーズン途中まで1軍での登板はなかったものの、2軍戦では、圧倒的な成績を残し、2024年ウエスタン・リーグ最多勝を獲得しました。
2軍での活躍が認められ、1軍がリーグ制覇を決めた後に1軍に昇格し、初勝利を挙げています。
これまで、記録に残るような活躍はないものの、非常に高いポテンシャルを持っている投手なので、2025年シーズンに活躍が期待されています。
東浜巨
・氏名:東浜巨(ひがしはまなお)
・生年月日(年齢):1990年6月20日(34歳)
・身長/体重:183cm/84kg
・ポジション:投手
・投打:右投右打
・背番号:16
・出身地:沖縄県
・経歴:沖縄尚学高-亜細亜大学
・ドラフト:2012年ドラフト1位
東浜巨投手は、2025年のホークス投手陣において、豊富な経験と実績を誇るベテラン右腕として、ローテーションの一角を担い、安定した投球でチームを支えることが期待されています。
最速154kmを誇る速球とシンカー、カットボールなど多彩な変化球が魅力ですが、特筆すべきは正確無比なコントロールです。
安定してゲームメイクできる投手であるため、安心して試合を任せられるでしょう。
投手陣の精神的支柱として、その活躍に期待が高まります。
大関友久
・氏名:大関友久(おおぜきともひさ)
・生年月日(年齢):1997年12月14日(27歳)
・身長/体重:185cm/85kg
・ポジション:投手
・投打:左投左打
・背番号:47
・出身地:茨城県
・経歴:土浦湖北高-仙台大
・ドラフト:2019年育成ドラフト2位
大関友久投手は、貴重な左の先発として、ローテーションの中心を担う活躍が期待されている投手です。
ダイナミックな投球フォームから放たれる威力のあるストレートとキレのあるスライダーを武器に、2022年には7勝、2023年には開幕投手を務めるなど、高いポテンシャルと実績を誇ります。
これまでは、怪我やコンディション不良から、調整を余儀なくされる場面があったため、年間を通してローテーションを守り抜くことが期待されます。
目指すは、自身初となる二桁勝利でしょう。
谷川原健太
・氏名:谷川原健太(たにがわらけんた)
・生年月日(年齢):1997年4月16日(28歳)
・身長/体重:174cm/87kg
・ポジション:捕手・内野手・外野手
・投打:右投左打
・背番号:45
・出身地:愛知県
・経歴:豊橋中央高
・ドラフト:2015年ドラフト3位
谷川原健太選手は、捕手と内外野をこなすユーティリティ性とパンチ力のある打撃で、チームの選手層に厚みをもたらす存在として注目されています。
谷川原選手の特徴は、なんといってもその強肩です。
2015年ドラフト3位で捕手として入団していますが、プロ入り後は、持ち前の強肩と打撃力を活かすために外野手にも挑戦しています。
2025年シーズンは、捕手として開幕スタメンを勝ち取っており、首脳陣からの期待が高まっているため、その活躍に注目です。
栗原陵矢
・氏名:栗原陵矢(くりはらりょうや)
・生年月日(年齢):1996年7月4日(28歳)
・身長/体重:179cm/83kg
・ポジション:内野手
・投打:右投左打
・背番号:24
・出身地:福井県
・経歴:春江工高
・ドラフト:2014年ドラフト2位
栗原陵矢選手は、持ち前の勝負強い打撃と高いユーティリティ性で、打線の中軸、そしてチームのムードメーカーとして欠かせない存在です。
2022年に左膝前十字靭帯断裂の大怪我を負いましたが、2023年からは主に三塁手のレギュラーとして活躍。
2024年には、三塁手部門でベストナインとゴールデングラブ賞をダブル受賞するなど、存在感を示しています。
2025年シーズンは、開幕には出遅れたものの、4月途中からはスタメンに名を連ねており、その活躍に期待が高まっています。
川瀬晃
・氏名:川瀬晃(かわせひかる)
・生年月日(年齢):1997年9月15日(27歳)
・身長/体重:176cm/71kg
・ポジション:内野手
・投打:右投左打
・背番号:0
・出身地:大分県
・経歴:大分商業高
・ドラフト:2015年ドラフト6位
堅実な守備と粘り強い打撃、そして複数のポジションをこなせる高いユーティリティ性が持ち味の川瀬晃。
特に二遊間の守備には定評があり、柔らかいグラブさばきと正確なスローイングが光ります。
打撃面では、派手さはないものの、打線のつなぎ役として、いぶし銀の活躍をみせています。
2024年は、年間を通じて1軍に帯同し、105試合に出場。
守備固めだけでなく、内野の複数のポジションで先発出場するなどチームを支えました。
今宮選手、牧原選手などをおびやかす存在として、期待が高まっています。
柳田悠岐
・氏名:柳田悠岐(やなぎたゆうき)
・生年月日(年齢):1988年10月9日(36歳)
・身長/体重:187cm/90kg
・ポジション:外野手
・投打:右投左打
・背番号:9
・出身地:広島県
・経歴:広島商高-広島経済大
・ドラフト:2010年ドラフト2位
球界を代表するスーパースターである柳田悠岐。
圧倒的な打撃力と存在感で、チームの精神的支柱、そして打線の核として、活躍が期待されています。
リーグMVP、トリプルスリー、最多安打、首位打者など、獲得したタイトルは数知れず、その実績は、現役選手のなかではトップクラスに位置します。
2024年シーズンは怪我の影響で、52試合に出場にとどまりましたが、その実力は健在です。
2025年シーズンからは、チーム最年長となり、プレーはもちろん、精神的支柱としてもチームへの貢献が期待されています。
緒方理貢
・氏名:緒方理貢(おがたりく)
・生年月日(年齢):1998年9月22日(26歳)
・身長/体重:175cm/69kg
・ポジション:外野手
・投打:右投左打
・背番号:57
・出身地:宮崎県
・経歴:京都外大西高-駒澤大
・ドラフト:2020年育成ドラフト5位
緒方理貢選手は、育成からはい上がった俊足巧打の外野手として、そのスピードを活かしたプレーでレギュラー争いに加わっている注目の選手です。
50m6.1秒の俊足と、シュアなバッティング、高い守備力を兼ね備えており、代走や守備固めだけでなく、打撃でもアピールできるポテンシャルを持っています。
2025年4月19日の埼玉西武ライオンズ戦では、一番打者として起用されており、首脳陣の期待の高さがうかがえます。
柳田選手、周東選手、近藤選手など、外野手のレギュラー陣をおびやかす存在になれるでしょうか。注目です。